お気楽スナップ講座
目次 > お気楽スナップ講座 > 作例解説
Page [1] [2]
作例解説
作例 3. Hisoq さん 青の波動 1, 2
いずれも、ガードウェイブの固有グラフィックにセイクリッドガードのガードエフェクトを重ねたものです。これは、この写真のモデルでもある秘色さんのアイデア。私自身もこの効果には驚きました。

撮影は、バトルモードで、洞窟エリア1の暗闇で行ないました。全体に青を基調とした絵ですが、地面から漏れるマグマの光によって、キャラだけがわずかに赤く照らし出されている。ちょっと面白い効果が得られました。光やエフェクトをきれいに見せるには、暗い場所で撮影するのが基本です。

ガードエフェクトは、カメラマンキャラがモデルキャラを攻撃することによって発生させています。この場合、攻撃がモデルにヒットしてしまっては(ガードエフェクトが発生せず)意味がないので、命中力の低いウチのベル(フォニュエール)にハンドガンを撃たせました。ちなみに、ハンドガンは、離れた場所から攻撃できる、撃ってもキャラが移動しない、それ自体の命中力が低い、そして、簡単に入手できる…と、ガードエフェクトの撮影に関してはいいことずくめです。

こうして、モデルキャラを撃ちながら、それを撮影します。ですが、その際、撮影者の画面では、モデルの周囲にロックオン・カーソルが表示されているので、単純に撮影したのでは、それが写りこんでしまいます。

ロックオン・カーソルは、パレットに登録されているアイコンが、その相手や対象に対して有効な場合に表示されるので、有効なアイコンをなくしてしまえば、これを消すことができます。ここでは、表パレットを空にして、裏(R)パレットにアタックを登録。そして、左手で撮影用コントローラーを握ってアングルを操作しつつ、右手に持ったキャラ操作用コントローラーでモデルキャラを攻撃。銃弾がモデルに当たると同時にこれを放し、すかさず撮影用コントローラーのAボタンを押す、という操作によってカーソルを消しています。

こう書くと、何やらひどく忙しい操作をしているように思えるかもしれませんが、セイクリッドガードのガードエフェクトはゆっくりと波紋のように広がってゆくので、実際には、結構余裕があります。ガードエフェクトがほどよく広がる頃には、モデルキャラもガードモーションから通常の構えに戻っており、このようなシーンが撮影できるというわけです。

もちろん、鎧と盾の二つのエフェクトがほぼ同じ大きさになるよう、ガードウェイブのエフェクトにタイミングを合わせてハンドガンを撃っています。なお、これらのエフェクトと下からの赤い光をきれいに見せるため、補助光(デバンド)は使っていません。

武器にはツインブランドとフロウウェンの大剣を使いました。これも秘色さんのチョイスです。青フォトンのツインブランドがエフェクトときれいにマッチするのはもちろん、フロウウェンの大剣も、半透過なのでエフェクトによって美しく染まります。フロ剣とエフェクトとがきれいに重なる瞬間を狙いました。

作例 4. 白の画集 TinkerBell.
企画モノ「白の画集」を代表してこの1枚を。場所は洞窟エリア1。真っ白な背景は、実は、流れ落ちるマグマです。

「モノクロ撮影」で説明したとおり、PSOスナップのモノクロは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つのチャンネルのうち、R(赤)だけを抽出したもの。なので、赤の強さが100%のマグマは、モノクロで撮ると、このように真っ白になってしまうのです。あるいは、洞窟エリア2の虹のかかる部屋の滝や、遺跡エリア1のお馴染みの滝と思われた方もいらっしゃるでしょうか。ですが、これらの滝ではここまで真っ白にはなりません。

洞窟エリア1は一般に光量が少なく、ここで撮影した写真は、多くの場合、赤く色かぶりした、くすんだ色調になってしまいます。ですが、赤だけを抽出したモノクロ写真では、この赤味が明るさとなって現れ、一方で、青や緑の濃い部分は実際以上に暗く写るため、一見、洞窟とは思えない、明るくコントラストの高い仕上がりが得られます。

このシリーズは、キャラの表情に特に注目したものですが、モノクロで撮ると、カラーの場合とはかなり印象の違う表情を捉えることができます。また、モノクロでは、(赤い)光の微妙な違いがカラー以上にはっきり現れます。ここでは、周期的に変化するマグマの光によって様々に変わる表情の中から、グラデーションの柔らかい、穏やかな表情を捉えてみました。もちろん、補助光(デバンド)は使っていません。

なお、この場所では、「足止め」(「オンライン(二人以上)での撮影(2)」参照)になるものがないので、このシリーズは、すべて、移動を伴なわない銃モーションかテクニック・モーション、あるいは、(バトルモードで)「構え」の姿勢を利用しています。ややうつむき加減のこの表情は、実は、マシンガン・モーションを切り取ったもの。銃の閃光が写り込まないようタイミングに気を配りました。

Page [1] [2]
このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、ニンテンドーゲームキューブ用ゲーム「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」よりキャプチャーしたものです。配布や再掲載は禁止されています。
目次 > お気楽スナップ講座 > 作例解説
めろめろぴ〜通信 Ver.2.0