■ モノクロ撮影
通常の画像ファイルであれば、画像処理ソフトで彩度を
"0" にし、明度のみにしてやればモノクロ画像が作れます。このとき得られる画像は、基本的に、リアルのモノクロフィルムで普通に(つまり、フィルター等を使わずに)撮影した場合と同じです。ですが、PSOスナップにおけるモノクロ画像は、これとはまったく異なる処理によって生成されています。
下の作例は、いずれも、左側が通常のカラー撮影、右側はそれをモノクロで撮影したものです。これらの作例からわかるとおり、PSOスナップのモノクロ撮影では、赤い部分が実際以上に明るく見え、逆に、緑や青の濃い部分は黒くつぶれてしまいます。実は、PSOスナップのモノクロ画像は、カラー画像を構成しているR(赤)、G(緑)、B(青)の3つのチャンネルのうち、R(赤)だけを抽出したものなのです。それ故、モノクロ画像の明るさは赤の強さだけで決まり、緑や青の濃い部分、言い換えれば赤の弱い部分は、たとえカラー画像で明るく見えていてもモノクロ画像では暗くなってしまいます。
モノクロで撮影すると、カラー写真とは印象の異なる絵を作ることもできます。ただし、モノクロ撮影の際には、このPSOスナップ独特の性質に注意しましょう。また、逆に、この性質を積極的に利用して、通常のモノクロ撮影ではあり得ない(PSO世界において)非現実的な絵を作ってみるのもおもしろいでしょう。
■ セピアカラー撮影
Ultの洞窟エリア1では、エフェクトによって画面全体が赤みがかって見えます。このエフェクトは、例外的に、モノクロで撮影した場合にも暗褐色のエフェクトとして残っており、この性質を利用すれば、セピアカラーのような写真を撮ることができます。なお、VH以前のステージでは、この現象は見られません。
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