お気楽スナップ講座
目次 > お気楽スナップ講座 > 6. 攻撃/テクニックモーションの撮影
攻撃やテクニックのモーションを切り取ると、直立状態で撮影するよりずっとキャラを活き活きと捉えることができ、撮影が俄然面白くなってきます。ここでは、キャラの様々なモーションの切り取り方を考えます。
6. 攻撃/テクニックモーションの撮影

切り取りやすいタイミング

武器攻撃にせよ、テクニックにせよ、キャラのモーションはいずれも数コマのアニメーションで成り立っています。そして、その振り出しと振り切りには、多少なりとも「構え(または溜め)」の部分と「決め」の部分とがあります。「構え」や「決め」は、モーションによって様々ですが、いずれもそれなりにキマったポーズをとってくれるし、ほんのわずかですがキャラが静止するので、その分、タイミングもとりやすいです。初心者の方は、まず、この瞬間を狙ってみると良いでしょう。

独自のタイミングを探す

ただし、「構え」や「決め」のポーズは動的なモーションの中の、言わば、「静」の部分。そこそこカッコいいポーズが撮れるのですが、躍動感にはやや欠けます。また、比較的撮りやすいことから、この瞬間を切り取った写真も多く、その分、どこかで見たような写真にもなりがちです。無難ではあるけれど、躍動感や斬新さを出すのが難しいタイミングだと言うこともできるでしょう。

そこで、モーション撮影に慣れてきたら、敢えて他の瞬間を狙ってみるのも面白いでしょう。タイミングを捉えるのは格段に難しくなりますが、その苦労に見合うだけの成果は期待できます。

下の例、左の写真はダブルセイバー・モーションの2段目を振り切った後の「決め」のポーズ、右も同じくダブルセイバー・モーションですが、こちらは、その直後の3段目を振り出す瞬間のポーズです。2段目の「決め」は確かにカッコいいポーズですが、まとまりすぎていて、どこかステレオタイプな印象を受けます。それに対して、3段目の振り出しには、まさに振り出そうとする躍動感が感じられ、その分、キャラがより活き活きしています。

モーションの中から印象的なポーズを探すには、モデルに武器を持たせたら、まずはそれを振らせてみて(あるいは、テクニックを詠唱させてみて)、適当なタイミングで何度もシャッターを切ってみます。一連のモーションの中に、実に様々なポーズが隠れていること、そして、それらがいくつかの限られたコマであることに気付くはずです。

なお、同じポーズでも、それを見るアングルによって印象は異なります。モーションを切り取るタイミングを探すのと同時に、アングルもいろいろと変えてみると、また違った発見があるかもしれません。

何度も試し撮りをして、偶然撮れたポーズの中に気に入るものがあったら、今度はそれを狙ってタイミングを計ってシャッターを切ります。ただし、PSOのスナップショット機能にはタイムラグがあります。それはリアルでの撮影でも同様なのですが、PSOの場合は、それに加えて、シャッターを押して画面が止まった瞬間のコマではなく、その次のコマが記録されるという性質があります。なので、モーションを切り取る際には、それらの分を見越して、若干早めにシャッターボタンを押さなければなりません。

モーションにもよりますが、概ね、狙ったタイミングの2〜3コマ前でシャッターを押すと上手くそれを捉えることができます。ただし、実際にそのタイムラグがどれくらいなのかは、測定も難しく、また、具体的な数字を挙げてもあまり意味がないでしょう。自身で何度もシャッターを切ってみて、身体でタイミングを覚えましょう。

蛇足ながら、モーション撮影の際には、バトル系のユニットを常用しているキャラはそれをはずしておきましょう。撮影をわざわざ難しくする必要はありません。
.

警戒姿勢で静止させる

PSOキャラは、エネミーをロックオンしたり攻撃を受けたりすると警戒姿勢(構えの姿勢)をとります。そして、モーションをとるか移動するかしない限りずっとこの姿勢を保っています。この性質を利用して、キャラに警戒姿勢をとらせたまま、静止させておくことができます。

一人での撮影でこの性質を利用するには、フィールドに仕掛けられたトラップを利用すると良いでしょう。まず、トラップを破壊しないよう(発動させないよう)注意しながら、邪魔なエネミーを片付けます。フィールドにトラップだけになったら、近づいて、それをロックオンします。キャラは警戒姿勢をとり、モーションをとるか移動するかしない限り、その姿勢を保っています。この場合、トラップに直接当たっても構いませんが、そのダメージによってダウンしてしまう場合には、起き上がってもキャラは警戒姿勢をとりません。ある程度HPの高いキャラで、ノーマルなどで利用すると良いでしょう。

ちなみに、アンドロイドならば、自分で仕掛けたトラップを利用することもできます。トラップを仕掛けた後、一旦その場から移動して再び戻れば、そのトラップをロックオンして警戒姿勢をとります。なお、オンラインでの二人以上での撮影ならば、もっと楽にこの方法が使えます。詳しくは「オンライン(二人以上)での撮影(2)」をご覧ください。
.

移行モーションをつかまえる

通常の直立状態から「構え」のポーズに移行する際、3段目の振り切りから最後の「決め」に移行する際、そして、「決め」のポーズから直立状態に戻る際にも、数コマのモーションが挿入されていて、これらの瞬間を切り取ると意外に面白いポーズが撮れることがあります。

この「移行」モーションは非常に短時間で、実際のゲームの中でもほとんど注目されることはありませんし、また、タイミングを合わせるのも極端に難しいので、この瞬間を切り取ったスナップは滅多に見かけません。ですが、それだけに新鮮なスナップが撮れる場合もあります。

下の写真は、左が直立状態から素手系攻撃モーションの「構え」に移行する瞬間を切り取ったもの。右がハンドガン系のモーションから直立状態に戻る瞬間を撮影したもの。いずれも、あまり見かけないポーズを捉えています。

攻撃モーションやテクニックモーションが、見せることを前提としたモーションであるのに対して、移行モーションは、単に、それらと直立状態とを不自然にならないようにつないでいるにすぎません。それ故、決して派手なポーズではありませんが、力の抜けた自然なポーズが含まれていることもあり、切り取ってみると、かえってキャラがリアルに見えることもあります。通常のモーション撮影とは一味違うスナップが撮れるかもしれません。

情報提供 Red-wolf様

このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、ニンテンドーゲームキューブ用ゲーム「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」よりキャプチャーしたものです。配布や再掲載は禁止されています。
[BACK] [INDEX] [NEXT]
めろめろぴ〜通信 Ver.2.0