プリキュアオールスターズ カプセルフィギュアコレクション Vol.1&Vol.2
−「キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23〜」は最初の「プリキュアオールスターズ」だった−


今日は今年１月と４月に発売された５００円ガシャの「プリキュアオールスターズ カプセルフィギュアコレクション」の Vol.1とVol.2です。
昨年７月に「ふたりはプリキュア Max Heart カプセルフィギュアコレクション〜20th memorial〜」としてキュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスにメップル、ミップルの５種類で発売されたのですが、その後を受ける様に今年になって「プリキュアオールスターズ カプセルフィギュアコレクション」というタイトルで「ふたりはプリキュア Splash Star」からキュアブルームとキュアイーグレット、「Yes!プリキュア５GoGo!」からキュアドリームと、キュアルージュが発売されました。そして続いて残りの４人が第２弾として４月に発売されたのです。
ということで同じ仕様のデフォルメガシャポンフィギュアが初代から３代目まで揃ったわけです。で、思い出したのが昨年プリキュア２０周年を記念してＮＨＫで放送されたＴＶアニメ「キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23〜」です。
プリキュア５のメンバーを主人公にした１０年後くらいの大人になったプリキュア達を描いたアニメで当初から Splash Starの２人も登場する事はわかっていたのですが最終回に初代の３人も登場して初代から３代目までのプリキュアが揃ったのでした。
番組開始時に開示された情報でのぞみが小学校に先生になっていたりメンバーはみななりたい職業についてはいるもののそれぞれ現実の壁に阻まれて云々というようなちょうど同じ東映オリジナルの「おジャ魔女どれみ」でやったような後日談になるのかなあとは思ってました。それだけじゃプリキュアとは言えないので変身するのかどうかも気になっていたのですがさすがに２０歳を過ぎた大人の女がプリキュアのコスチュームで戦うというのは無理だろうなと思っていました。
で、始まってみるとなんか人の心に付け込んで怪物を生み出す明らかな敵が現れるんですよね。どうするんだろと思ったらのぞみたちは以前の中学生の頃のプリキュアに変身して戦うのです。
これがＮＨＫじゃなかったらプリキュアのデザインを少し変えてバンダイが玩具を作って売ったりしたんでしょうけどそのまんまの姿でした。バトルシーンもいまどきの迫力ある作画になっていましたし最終前話のラストでキュアブラックとキュアホワイトが応援に駆け付けラストバトルは総力戦で盛り上がりました。
それを見ていて思ったんですよね、これは最初の「プリキュアオールスターズ」なんだと。プリキュアオールスターズ映画は「フレッシュプリキュア」の時からなのでそれ以前の一番人気のあった時代の３世代での「プリキュアオールスタース」映画と思えばいろいろとモヤモヤが晴れてきました。
スタッフは今回のプリキュアたちの未来は可能性のひとつであると言ってるらしいのでひとつの未来世界でのプリキュアたちの戦いと解釈すればすごく楽しめました。大人になったプリキュアたちについての細部にリアリティがないとか大人目線で見ないで、オールスターズ映画のあの雑な作りで描かれた未来だと思えばそれなりに楽しめました(笑)。
最後はＮＨＫのSDGsのゴリ押しがちょっと気にはなりましたがまあオールスターズ映画っぽいハッピーエンドになっていたと思います。
という事で上はラストバトルで敵と対峙したシーンでのプリキュアたち１１人の並びです。チームごとに並んでいないところが良いですね。

「プリキュアオールスターズ カプセルフィギュアコレクション Vol.1」
４種類のラインナップでミニブックは白黒のものが入っています。

「キュアブルーム」
日向 咲は「〜なり」の口癖は健在ですが美人になったと思います。実家のパン屋を手伝っており婚約者もいて今回の登場人物の中で実は一番幸せなのかもしれないです。パン作りを学ぶためパリ留学をしたいという決意にも両親も婚約者もちゃんと受け入れてもらうという。

「キュアイーグレット」
美翔舞は美大を卒業後グラフィックデザイナーとして大手広告代理店に勤務しているがいまいち伸び悩んでいます。まあ実社会においては会社に入ってもすっとグラフィックデザイナーとしてやれるかどうかはわかりませんからねえ。さらに恋人とも別れるというけっこう辛い展開。最後には大きなプロジェクト任されてハッピーエンドになりましたが。


「キュアドリーム」
主人公の夢原のぞみは旧ＴＶシリーズでの夢の通りに小学校の先生になって５年生の担任を務めています。第１話から転校によりダンサーになる夢をあきらめている生徒の問題で現実の厳しさに直面します。
一方でストーリー的にはシャドウと戦うためにプリキュアに変身して戦い事件を解決するという展開が並行して描かれ最後は生徒が夢をあきらめずに転校していくというところで締めくくられます。そしていろいろあって再会したココに事件を解決した後にプロポーズされ結婚しました。
一番人気のある時期に２年間ひとりで主役を張ったということもあって一時期キュアドリームはプリキュアオールスターズのリーダー的なところがありました。”オトナプリキュア”においてもそのキュアドリームが主役というのはすごく納得がいきますね。

「キュアルージュ」
夏木りんはのぞみの幼馴染で今はジュエリーデザイナーとしてアクセサリー関係の仕事をしながらサッカー社会人チームの選手でもあります。
第１話でみんな会うのは中学以来というのがあって同じ町に暮らしていてＴＶシリーズのあの関係でそんなことある！とネットが騒然としました。すくなくとものぞみとりんに関しては

「プリキュアオールスターズ カプセルフィギュアコレクション Vol.2」
第２弾はプリキュア５の残りの４人です。

「キュアミント」
秋元こまちは小説のコンクールに入賞して作家になって実家の和菓子店の手伝いや地域のボランティア活動を行っています。ただ新作の小説が書けずスランプに陥っています。冷静に考えると他のメンバーはみんなちゃんと仕事をして働いているわけですが、こまちは無収入で和菓子屋を継ぐ気もあまりない感じなので一番不安ですね。さらにのぞみとココの関係は描かれているのにこまちとナッツについては今回まったく触れられていませんし。

「ミルキーローズ」
ミルクこと美々野くるみはなぜかパルミエ王国には帰らずココとナッツのお世話役のスキルアップのため派遣の秘書として働いています。優秀な秘書でありながら直属の上司にパワハラを受け常に愚痴ってるという(笑)。最後に退職しパルミエ王国の総理大臣になるといって故郷に帰りました。

「キュアレモネード」
春日野うららは現在も女優として芸能活動を続けており舞台出演が決まったものの壁にぶつかり落ち込んでいます。かつてのアイドル活動の時に好きだった歌を今は楽しく歌えることに気づき、シロップと作った曲を演奏しそれが動画配信され好評だったことから自信を取り戻すのです。
これに関しても芸能人として活躍しているうららの事を他のメンバーは知らなかったのか？というのは疑問ではあります。普通親しい人が出てたら気になるでしょう。
ラストではいろいろ乗り越えて舞台で活躍していきます。

「キュアミント」
水無月かれんは夢をかなえ勤務医として活躍しています。その真面目な性格ゆえいろいろと言われる事も多いが医者としての能力は評価されているみたいです。

最後にキュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスに関しては変身前の今の姿を見せることはありませんでしたが、環境活動を行っているみたいでエピローグでなぎさはアマゾンへほのかは北極圏へ調査に行ってるらしいことが語られていました。いや、ここに来てそんなSDGsのゴリ押しはやめてくれ！
なぜか満と薫も生きていて動画配信者「ダークナイトライト」として街の情報を発信しプリキュア達を支援しました。ここも深く考えたら負けです！
そしてにブンビーさんはもちろん今回も大活躍です！



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