2005/03/07 開設
2007/08/15 更新

ECUチューニング


G-ZONE PRO SPEC ROM


AK12(CR12DE)のECUチューニングの内容は下記の通りです。

 1、1,500rpm〜2,000rpm位の領域の改善
 2、レブリミットを6,500rpm→7,100rpmへ
 その他にエンジンレスポンスの向上を図ります。

 結果としては「欠点解消の中低速領域重視仕様」と言ったところでしょうか!とにかくやって良かったですよ。


2007年に成って「G-ZONE PRO SPEC ROM」を行った方からの感想及び実際に作業をしたG-ZONEの代表からメッセージ。


 AK12・マーチ用のG-ZONE PRO SPEC ROMはインパルの「インパル・ハイパワーコントロールユニット」よりは価格が抑えられています。12SRに関してはかなり抑えられています。


K12系は車検証に記載されている「型式指定番号」と「類別区分番号」によっては多少違いが有るのでECUチューニングをされるときは注意して下さい。


AK12・マーチ ECCS C/U

エンジンルーム内に有るECCS C/U


ECUチューニングへの道のり

 ECUチューニングは昨年から私の課題に成っていたことです。一部には「燃費の向上」と言うのにも興味が有りました。昨年の今頃、マインズで5万円と言うキャンペーンも考えていました。
 今回は東京都世田谷区に有る、ECUチューン専門のG-ZONEさんにお願いしました。チューニング界では有名らしいですが・・・私には(実績などは)関係有りません。
 メールや電話でもやり取りもしていましたがとても不安でしたが・・・・


サブコンとECUチューニングの大きな差に関して・・・

FCコマンダーや、Vプロは、サブコンとしては、かなりの高性能といえるでしょうが、本体価格+データーを入れる価格を考えると、20万以上しますので、ECU ROMチューニングは、コストパフォーマンスと言えるでしょう。それも、セッティングを行う技術者の経験やセンスが問われます。
もちろん、メーカーがつけて来ている位ですから、ノーマルECUは、精密にプログラムされた物で、各センサー、電動ファン、パワーウインドウ、エアコン、色々有ります。メーカーは、一つのECUを開発にあたって、億単位の費用を掛けてくるわけですから、それなりにかなりの、精密なプログラムを組んできている物と思います。e-manege(トラスト)は燃料が調整できるだけで、あまり意味は無いと思います( G-ZONE・網野氏談)


2005/03/07

 事前に「J○M○のハイオクをほぼ空の状態で入れてから来てください」との指定も有りましたので、前日のオフ会に合わせて入れました、今日も勿論、満タンに!
 最終的な交渉で価格も決まり、本日現地まで愛車を走らせて行ってきました。約束の15時よりは早く着いたのですが、近くまで来ていながら詳細の場所が分からず。
近くのお店に「網野さんのお宅は?」と聞いた次第です。 目と鼻の先でした。

「今回選んだ理由としては自己診断コネクタからの情報で表示をするi-moniを使っているので引き続き使用できる」と言うのが最大の理由で有ることも・・・そして、「K社の特価品では日産車では自己診断コネクタからの情報で表示をするメーターは使用不可」と成っていることも・・・「使えないと言うのはおかしい」と言っていましたが・・・

 ともかく、「一度、私が運転して状態を確かめます。」と言うので私が助手席に座り、網野氏が仮営業所の周辺を走行しました・・・走行中は色んなパターンで走行をし、「マフラーを変えてから変化が有りましたか?」と言うのも言い当てました。

  「最高速は?」と聞かれたので「メーター読みで1○○km/hだったと聞きましたが・・・」とも答えました。
 事前に「2車線の広い道路で巡航時の50〜60km/hのメーター読みで1,500〜2,000rpmの領域でトルクの無さ、上は問題ない」と伝えておきましたし、今日も話しました。 流し終わった後にノーマルの悪いところを言っていましたが忘れてしまいました・・・改造の方向性が見えたみたいです。

 その後に診断コネクタからケーブルを繋いでノートPCで読み込みを開始・・・そんなに経たない時点で読み込みが完了(多分ECUのタイプを判断)。
 そして、おもむろに「レブ(リミット)はどうしますか? 8,000rpmまでは今のエンジンは壊れませんから」とあっさり言われてしまいました。
 網野氏が1レンジや2レンジ固定でエンジンの特性や状態を見極めていたのは確かみたいです。 私は「ノーマル(レブリミット6,500rpm)のままでも・・・」と言いましたが・・・今は7,500rpmでとも思っています。

 その後、仮営業所に戻り、ノートPCを打ち始めましたが「同じタイプのノーマルECUデーターがメーカーに無いです」と言うことでした。
 確かに背中越しで5つくらいのK12の名前が出ていたのは確認しました。SRの文字や他のもちらほら・・・やはり色んなタイプが有るんですね・・・・

 この先の予定としては、「ECUを外してへG-ZONEへ発送、G-ZONEからメーカーへ送り、ノーマルECUのデータを取り込み(読み込み)、メーカーからG-ZONEへそして手元へ戻って来て、元に戻す」と言う手順を踏んでから、後にECUチューニングへと進みます。
 私の希望により「通勤で使っているので暖かく成ってから」と言うことで・・・


 感想としては流石に実績の有るチューナーだと感じました。納得行くまでやってくれる様なので任せるようにしました。


2005/03/21

AK12・マーチ ECCS C/U

 いよいよ、G-ZONEさんへの発送へ向けて愛車より、ECCS C/U(ECU)を外しました。CD版の整備要領書の必要部分をプリントアウトしてから、10mmの板ラチェットでバッテリーの−端子を外しから外しました。
 上部のハーネスコネクターとが外しづらかったですが何とか・・・後は箱詰めして発送しました。


2005/03/27

ECUの外し方&取り付け

AK12・マーチ ECU 本体
AK12・マーチ ECCS C/U コネクタAK12・マーチ ECU コネクタ 右

 外し方ですが、勿論ですがバッテリーのマイナス端子は外してからです。上の画像で赤丸で囲んである「スライダー」を右下の画像の様に引き出します。左側のハーネスコネクターも同様にします。そうすると大丈夫です。10mmの六角で2ヶ所が留められていますので緩めて外します。

 取り付けは逆の手順ですが、コネクタを着けてからですとECUは所定の位置に上手く納まりませんので、ビスを留める前までの位置に持って行き、コネクタを着けてからスライダーを押し込むとコネクタ本体がECUに着きます。 スライダーを押し込む前に「浮き気味」と思いますが、スライダーを押し込んで上げると納まります。

 その後にバッテリーのマイナス端子を付けてから「スロットル前閉位置学習及び急速TAS学習」を行うと正常に作動します。
 水温計(表示)とエンジン回転計(表示)が必要に成るので注意が必要です。 確実なのはディーラーで行うのがベストです。


 データ取り&セッティングに関しては「現車合わせの場合は1〜3速で見極めてから仕様に合わせて、細かくセッティングをして最適なデータにしてECUチューニングを行う。」と言うことです。 


 「エアフロメーター(空燃比計)のデータローガー付き」とは・・・エアフロメーターはA/F計とも言われてますがデータローガー付きはその場でリアルタイムではなく走行中のデータを蓄積して、ケーブルでPCと繋ぎ、時間ごとのデータ収集が目的で有る。そのデータに基づきより細かくECUチューニングを煮詰めることに使用する。


ECUチューニング その1

2005/04/23
2005/04/24 更新

 今日は第一段階のECUチューニングを行ってきました。網野氏のPCが不動(ウイルスバ○ターのアップデートの影響)での都合上、開始時間が夕方からと成りました。
 先日、ECUと共に送ってきたノーマルECUのデータ入りのフロッピーディスクを持参して行きました(抜き忘れたそうです)。

 最近はとオークションでのG-ZONEさんの評価をよく見ています。最近のでは落札はそんなには多くは有りませんが評判は上々のようです。
吊しROMと現車合わせのランエボ8の評価でしたがすごくパワーが出ていますね・・・

 今回は色々と話をして・・・「現状では採算を取るのに時間が掛かるので、現在蓄積しているもので行こうと思っています。
今までは先行投資だと思って、ほとんどのメーカーに対応出来るようにしてきたが、ほとんど注文の無いものも有り負担に成っている。」と言うことです。
 「日産車はニ○モ、星野イ○パルが手がけているのですがやはり、やはり吊しROMなので中にはセッティングをし直す物も有るし、パパママでおなじ
みのリ○ティに関してはオーナーズクラブの協力でECUチューニングを煮詰めた後で好評だったのにも関わらず、リコールの絡みで対策でECUのプログラム変更
で以前よりも良くなったので現状に満足した、ユーザーが多くなり・・・注文が減ったし、ECUチューニングをした車も書き換えをされてしまった。」とのこと。
Z33に関しては「35周年記念車を書き換えるのには別のソフトが必要なので参っちゃいました・・・それに最近のは8MBのECUデータなのでフロッピーディスク
に関しては圧縮データに成るので・・・・」と言うこと。
 K12・マーチに関してはメーカーからの話として「ちゃんと書き換えソフトや変換コネクタを注文している業者は網野さんだけ」と言うことだそうです。

 それから、「ECUチューニングをすると燃費向上がみられるのは?」と聞いてみました。
 それに関しては「同じパワーを得るのにハイオク仕様にするとレギュラーに比べて使用量が減るから」とこと・・・例えば「同じパワーを得るのにレギュラーでは10
必要とするところをハイオクにすると7で済む」と言うこと。

 エミュレータに関しては「Windows上では上手く動かないと言うことでPC-98を使用するので部材が無くて大変」と言うことです。

 色々と話しているうちにリンクに関しては「法人なので下手なことはできないのでお断りしている」と言っていました。
 私が話したのは「ユーザーの評判は上々なのですからインプレを(サイトに)掲載するとか、ユーザー限定で相互リンクも検討してみては如何ですか?
やはり、自分が使ってみて良い物は伝えたいと言うのが人間の心理ではないでしょうか?」と言いました。
 確かに自分が使ってみて良い物や使ってみたいと思う製品を作製&販売している業者のリンクは積極的に張りたいです。

 今回のECUチューニングに関してですが、ノーマルデータからPC上でセッティングを施した物を書き換えると言う物です。
 ノーマルデータから解ったことは燃調マップには「レギュラー」、「ハイオク」、「レギュラー+ハイオク(混合)」の3種類有るのが確認できる、ノーマル自体は
レギュラー仕様ですがハイオクを入れると燃調マップ上では変化が有るそうです。
 エキマニに関して詳しく聞いてみましたが・・・「最近のエキマニ(タコ足)は車検対応と言うのが多く、昔で言う”エグい”と言うことがないので強力なパワーアップ
を望めない。」と言うことです。


 主な変更点および改善点は下記です。
 1、1,500rpm〜2,000rpm位の領域の改善
 2、レブリミットを6,500rpm→7,100rpmへ
 その他にエンジンレスポンスの向上を図ります。


 変更したデータを車への書き換えにはノートPCと自己診断コネクタを繋ぐケーブルを接続して行いました。結構時間の掛かる作業(約20分)で書き換え中は電動ファン
は回りっぱなしでした。 2度目の作業で無事に終了しました。

 最初は網野氏がドライブして周辺を走行「良くは覚えていませんがレスポンスが良くなった」とのこと
 その後、私が運転をして周辺をドライブ・・・・確かに1,500〜2,000rpmの領域でトルクの無さは改善とアクセルへの反応が機敏に・・・スムーズにキックダウンをして加速
して行きます。レブリミットは1速固定で7,100rpmまで・・・

 今日のところはここまで・・・続きは明日へ・・・・

 終了後に千葉・柏へ向かいました・・・首都高〜常磐道と考えましたが下道で環○〜R6〜R16で・・・確かに「1,500〜2,000rpmの領域でトルクの無さ」は改善されていたと思います。
1,600rpm付近でアクセルを踏むとポンと2,100rpm以上に回転数が上がりスムーズに加速してゆくのが体感できました。
 オフ会終了後、埼玉・草○まで下道で抜けて行き外○道で、「どこまで出るだろう」と言うことで「出したこと有りますがメーター読みで1○○km/hですよ」と聞いていましたので試してみましたがやはり、1○○km/hでその先は出ませんでした(i-moniでは推測通り、やはり10%ダウンの表示)。エンジンには余裕がありそうですが・・・


ECUチューニング その2

2005/04/24

 今日は昨夜、寝る前に「1○○km/hまでしか出ませんでした・・・何とかなりますか?」等とメールをしておきましたので・・・まずは電話でお返事がきました。「1,200と言うことを考えれば限界かもしれませんね・・・エアフロメーターが有れば(細かいセッティングできるので)向上するかも知れませんが、できる範囲内でやってみましょう」とのことです。

 その後・・・14時過ぎに電話が有り「今から来て頂いてECUチューニングの最終調整しましょう」と言うことで行ってきました。実用領域での細かいセッティングなどです。

 16時過ぎにPC上での作業後データを車へ転送(約20分)後、「これから甲○街道へ出て八○子方面へ向かうと結構(スピードの)出しやすい道ですので走行状態を確かめてください。」と言うことなので・・・甲○街道へテスト走行をしに行きました。途中でUターンをして今度は新○方面へ・・・戻る途中で信号待ちの列が長かったので発進加速を確認しましたが確かに向上してました。

 仮営業所(に戻るとV35・スカイラインのユーザーさんが最終調整とデジカメで撮影と言うことで来てましたので少しだけですが意見を聞くことができました。「大排気量(3,500?)ですからトルクの向上が体験できる」と言うことでした・・・IMPULの格好いいホイールを履いてました。

 その後、網野氏が周辺をドライブ・・・「エアフロメーターが無い状態でここまでできれば上々でしょう」と言うことでした。
 仮営業所の2階で雑談などを・・・「これで同様の仕様で有れば吊しのECUチューニングも完成」と言うことでした。

 最後に「1○○km/h以上出るかは限界かも?ですが一応は変更をしておきました。」と言うことでした。

 インプレや燃費に関してはこれから・・・プラグも7番あたりへ・・・いろいろと試してみますし、シャーシダイナモ(パワー測定)もしてみようと・・・


ECUチューニング後の感想等

2005/05/03 更新

 2005/05/01にイリジウムMAX7番(LFR7AIX-P)へ交換しました(詳しくは「プラグ交換」を参考にしてください)。
近所を走行しただけなので・・・最近は気に掛けて車を走らせていますがアクセルを踏むと素直にエンジンレスポンスは向上していると感じています。
 以前、「広い道路で巡航時の50〜60km/hのメーター読みで1,500〜2,000rpmの領域でトルクの無さ」を感じていましたがそのようなことは改善されたと思います。

 プラグの熱番を上げると「エンジンがかぶり気味に成る」と言うことですが今のところ皆無で順調に推移しています。エンジンの方も下から上までパワー感があります。
 i-moniによる各種の表示は正常に動いています。一部の業者は「ECUチューニング後はコンサルトカプラー(自己診断コネクタ)からメーター類の取り出しは不可」と言う
情報も有りますがそれこそ信じられません(マ○ンズはOKです、他は未確認)。

2005/05/17 更新

 このところ、通勤で主に使用していますが特に不満なところが皆無です。「街乗りで軽快」と言う、「キビキビとした走りのAK12・マーチ」に変わりました。
 上手く表現は出来ませんが「欠点解消の中低速領域重視仕様」と言ったところでしょうか!とにかくやって良かった。


2007/01/10 更新

今回は「i-moni」によるレブリミット変更後の画像を撮りましたので公開します。

i-moniの最高回転数表示

エンジンをそこまで回して撮った訳では有りません。設定上は「7,100rpm」です。最高速度はヤバイので掲載しません。


 感想は掲示板やメールでお願い致します。 近くの方は近所でならお会いしましょう。現在は実家ですので、埼玉南部(南西部消防管轄)です。


2007/08/12に試乗をされた方からのメッセージ・・・・「ノーマルと比べると、中間からアクセルを踏むと鋭い加速力」がチューニングしてあると分かる。

エンジンもECUチューンされているとのことでしたので興味津々でしたが、確かにノーマルの自分のマーチと比べると、低速からアクセル踏み込んだ時のエンジンの吹け上がりがスムーズで、しかも力強いです。
ECUチューンの他にプラグなども変更されてるとのことでしたので、相乗効果なんでしょうね。 ハイオクガソリンのメーカーまで指定されているというのには驚きです。同じハイオクでもメーカーによってオクタン価に差があるというのは知りませんでした。


ECUチューニングを検討されて居る方はメールにてお知らせ下さい。G-ZONEさんに相談します。