2006/10/28 開設

ECUチューニング 感想編


実際に「G-ZONE PRO SPEC ROM」を導入された方からの感想です。
長文で読みにくいと思いますがご了承下さい。


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まつさんのBNK12のECUチューニング(感想)

今年の年明け早々に某オークションにG-ZONEさんがK12用のECUを吊るし?で出品していたので落札しました。

落札後、お話の中で当方のBNK12の仕様等をお話した結果、「現車合わせしかない」
という結論に・・・すぐにでも作業に取り掛かりたかったのですが当方の予定が
うまくとれず約半年・・・

2006/06/17
網野氏の所へマーチを持込、世田谷へは仕事で頻繁に行くので無難に営業所(新・流通部)?付近に到着・・・しかしどこなのかがハッキリせず、網野氏に出てきていただきました。
近くの喫茶店で昼食を取りながら再度、現在の仕様と現状を私なりに説明
(エキマニ:マルホランド フロントパイプ:マルホランド センターパイプ:純正 リアマフラー:ワンオフ エアクリーナー:ブリッツ純正交換タイプ)

状況として「どの回転域でも力が出ない感じ、100〜1○○km/hでの4速巡航時から4速のまま加速ができない(キックダウン)、全体的にレスポンスが悪い」と伝えました。
網野氏が運転をしてフィーリングをチェック

営業所に戻り、1回目の読み込み&書き換え開始!
1回目の書き込み中にエラーが発生・・・網野氏に預けて帰宅。
エラーが発生するとECUをメーカー(日産?)に送らないと使用できないとのことで翌日、網野氏がメーカーに送った模様・・・

2006/06/18(月)中には送り返してきたようで、書き込んで、乗って、行き詰って、エアフロメーター(空燃比計)のデータローガー付きを装着して・・・という作業を行ったようです。

2006/06/19(火)、電話が有り「特に排気系が変わっているから燃料が薄いのかと思って調整していたらA/F計を付けたら、想像していたよりも元々が濃かった様で・・・」ということ。ここまでで10回前後書き込みを行ったそうです。
「多分水曜日(2006/06/20)にはお渡しできると思います。」と言うことでした。

2006/06/20(水)引渡し
駅までお迎えにきていただき、そのまま私の運転でフィーリングチェック!!
不満に思っていた力のなさやレスポンスの悪さは、思った以上に改善されていてびっくり!!
網野氏的には「80%ぐらいの出来です。」と言っていました。
網野氏か変更を加えた点は、点火時期、燃料マップでレブは変更していなかったような・・・
「小排気量のNAは現車合わせじゃないと厳しいですよ・・・チョットした事が大きく影響してきますから・・・」と網野氏

帰路:環8〜関○道〜関○道・○越ICのコースで高速のフィーリングを確かめながら帰りました。
以前は100〜1○○km/h・4速が全くと言っていいほど使い物にないませんでしたが、ECUチューニングによって改善+αを手に入れた感じです。

今回、自分の車としてNA・AT車を持つのがはじめてだったのでECUチューニング前の状態が良い状態なのか、悪い状態なのか、普通の状態なのかの判断ができていませんでした。
良い状態でないことは確実でしたが・・・普段、通勤にライトチューン+αのインプレッサを使っているためか、(普段マーチは嫁さん用なので・・・)
「1,400ccのNA・ATってこんなもんかな〜でも何か違うような・・・」ぐらいの感じでした。
正直マーチのECUチューニングをお願いしたもののターボ車のECUチューニングほど期待していませんでした。
しかし、ECUチューン後、3、4日嫁さんから奪って乗っていますが、ECUの指令によりエンジンがちゃんと仕事をしている。乗っていて気持ちの良い車になりました。

本日はじめて嫁さんがマーチを運転しました。
ECUチューニングをすることは知っていましたが、何がどうなるか知るわけもありません・・・
私が一緒に乗ると解説したくなるので一人で買い物に行かせました。
帰って来るなり「すごいね〜はやくなったよ〜ストレス感じないし〜今までと全然違う!!!」と
確かに・・・マーチでのお出かけが楽しみになりました。

まつさんのBNK12です。


G-ZONE・網野氏からのメッセージ・・・

K12マーチのチューニングROMについて。

NAが各メーカー本格化し、セッティングの騙しが効かなくなって来ました。
大排気量の車でも、マフラーなど選択を間違えると、チューニングコンピューターでは、対処できない場合も多々有ります。
特にK12・マーチの場合、小排気量の為、単純に素人考えで、エキマニ、フロントパイプ、センターパイプ、タイコから出口(リヤピース)など、欲をかいて交換するといくら費用をつぎ込んでもセッティングが取れないのがケースが多々あるのが現実です。他の小排気量の車にも同様のことが言えます。
 例えば、レギュレーションが決まっているフレッシュマンレース(K12ではマーチカップ)など、皆さん突き詰めてくるとマフラーやエアクリーナーなど、同一規格の物に成ってくるのです。そこが一番美味しいパーツと言うことです。
 そう言うことでK12マーチのオーナの方に注意してもらいたい事は、あまり排気量に対してオーバーしているパーツを取り付けない事がベストと言う事です(程良い抜け具合)。
 実際の作業としてはK12・マーチの場合、ECUのフラッシュROMの書き換えは一回で約30分掛かります。例えばタイコから出口(リヤピース交換)程度のライトチューニングなら5〜7回の書き換えで済むのですが・・・ここで紹介されている、まつさんのBNK12・マーチ(CR14DE)は、エキマニ、フロントパイプ(以上はマルホランド・マーチ)、(4WDの為に)リヤピースマフラーはワンオフのデュアル出し、エアクリーナーはブリッツ純正交換タイプで、ノーマルECUで乗ったところ、極端に言えば軽のNAより酷い状態でした。
 この車のセッティグはエアフロメーター(空燃比計)をつけて、6日間御預かりして、40回近く書き換えて何とかまともになってオーナーさんも、驚きと喜んでいただけましたが、私からすると80%の出来でした。御予算内で収めるとこのような仕上がりと成りました。もっと煮詰めるにはそれ以上の時間と費用が掛かるので費やす事が出来ませんでした。大体このレベルだと費用は1.5倍は掛かってしまいます。
 それから、K12のCR12DEなどタイコ(リヤピース)がHKSとNISMOとでもセッティングがまるっきり変わってしまいます。
 以上の事からして満足を得よう思うので有れば、吊しのECUチューニングよりは費用はそれなりに掛かりますが、出来るだけ現車合せでECUチューニングはした方が良いでしょう。
今後ともG-ZONEを宜しく御願いします。


G-ZONE・網野氏からのメッセージ2・・・

「K12・マーチは数台手がけて、正直トラブルも有りましたが・・・小排気量でNAですので、ごまかしが効かずきっちりと仕上げる為には”現車合わせ”が必要、納得するまで預けて頂ける(7〜10日間必要)方には費用はそれなりに掛かりますが納得する形で納めることが出来ると思います。」 「小排気量ですので、ノーマルから適度なチューニング車にはお薦めです。」


正直に言って、下がスカスカに成るような排気系のチューニングを施した、K12・マーチには向かないと思います。絶対的なパワーよりも「軽快さ」を重視する方にはお薦めです。バランスを取って施して有るならば「+αを求める」と言うのには最適です。排気系は「抜けすぎず、抜けなさ過ぎず」とも言っていました。私のがそうですからね(G-ZONE代表・網野氏との電話での会談の印象より)。