2003年の年末の帰省、綾小路さんは札幌駅を12月26日22時00分発の急行はまなすで出発。
寝ている間の東室蘭−伊達紋別間で日付が変わり、そこから柏崎駅まで延々870キロ。
札幌駅から起算すると何と1000キロ以上に及ぶ大移動となった。
疲れもあるが羽越本線の完乗を果たし、すごぶる上機嫌である。
そして一夜明けた3日目の朝。今日は柏崎駅から富山駅までの150キロ余り、
昨日のロングランに比べるとかなり短い行程ではあるが中身は濃いものである。
北陸本線の直江津−浦本間も複線・電化時に路線変更がなされている。
4月に立ち寄った駅にも旧線の探索も兼ね、再度探索することにしている。
毎度の事ながら朝早く、6時起床で準備してホテルをチェックアウトした。
天気予報でも報じられていたがどうやら今日は雨らしい。
昨日も感じたが北海道のみならず本州も暖冬のようである。
雨よりは雪が降るほうが全然楽だし絵にもなるのだが、こればかりはどうにもならない。
ともかく柏崎駅には徒歩1分もかからずに到着。乗車する7時ちょうどの列車は4月に来た時と同じダイアである。
その時は列車を乗り間違え、あやうく新潟方面に行きそうになったので、今回はしっかり確認して直江津方面行きの列車に乗車した。
列車は柏崎駅から3駅目の笠島駅に到着した。到着する少し前には北陸本線の旧線トンネルが見えた。
ここで下車してそのトンネルなどを探索したかったが、今回は犀潟駅で下車する計画としていた。
後ろ髪をひかれながらさらに20分あまり、列車は犀潟駅に到着した。(左)
ここは北越急行”ほくほく線”の分岐駅となっている。
ほくほく線は上越線の六日町駅から飯山線の十日町駅を経由して、犀潟駅までの延長59.5kmの鉄道である。
昭和43年に国鉄の新線として着工したが、昭和55年に国鉄の赤字により工事は中止となった。
しかし新潟県と関係市町村などによる第3セクター”北越急行”が設立されて工事が再開、
平成9年に着工以来29年の歳月で開業にこぎつけた路線である。
その六日町方面からの北越急行の列車がここ犀潟駅に到着した。(右)
|