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NGO村で取材敢行

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インタヴューを奪取

今回フジ・ロックに参加した理由の一つにこのホームページに載せる取材をすることがあった。
今までは、パソコンに向かって見たライヴや、読んだ本を元にこのホームページを作っているだけだったが(前回アンケートの返答は頂いているが)、今回始めて取材という形でこのホームページに独自の素材を載せることができることになる。
ライヴも見たいし、取材もしたいしとたった1日しかないために思ったような取材が出来たとは思わないが、それでも自分なりにがんばってみたので、ぜひ読んでみてもらいたい。

インタヴュー

時間などの関係上3つの団体からしかインタヴューを取ることが出来なかった。さらに、インタヴューは全てその場で手書きでメモを取っただけなので、どれぐらいのことをこのインタヴューで伝えられるのかはわからないが、とにかく一度読んでみてください。


CHANCE(平和を創る人々のネットワーク)
インタヴューはこちら

ミラレパ基金
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A SEED JAPAN
インタヴューはこちら

NGO VILLAGE&基金 事務局代表幹事 大久保さんからのコメント

今回は、NGO VILLAGE&基金の事務局代表幹事である大久保青志さんからメールを頂くことができたので、その内容を紹介したいと思う。当日は取材をすることもできたようだが、すれ違いで残念ながらインタヴューはできなかった。来年こそはよろしくお願いします。
ということで、以下がメールにて質問した内容です。

Q1. 第1回のフジロックにはNOGのブースはなかったように思いますが、いつどのような経緯でNGOのブースを出すことになったのでしょうか。
A1. 第1回目のフジロックの時、スマッシュ日高からステージでNGOのメッセージを入れたいがとの相談を私が受け、企画したのが始まりです。ただし、嵐で2日目は中止でしたが。まずステージスピーチの企画から始まったといえます。その後、豊洲後のミーテングで来年は苗場になるのでスピーチとNGOに参加を呼びかけブース出展を募ることになったのです。
第1回からやってたとは知らなかった。第1回目はとにかくあの台風の嵐の中でのフェスだったというのと、当時はまだ自分も社会問題のそれほど興味がなかったのもあり、どんなことをしていたのかまったく覚えていないのが当時の印象だ。
Q2. NGOブースが昨年からアヴァロンにまとまったと聞いていますが、そのアイデアはどのように生まれたのですか。
A2. ヘブンはオーガニック中心に、アバロンのスペースが確保できたのでNGOはそちらへとの主催者の意向です。
Q3. NGO村が出来たことでの効果は実際にあったのでしょうか。
A3. ステージスピーチばかりでなくNGOグループの出展により、さまざまな社会的課題をアバロン・フィールドをとうして直接コミニケーションできること。
2回目から4回目までは僕も会場に行っていなかったので当時の事はわからないが、回を追うごとにNGOのメッセージがより効果的に我々観客に伝わってきているのは間違いないようだ。
Q4. 参加NGO団体を選ぶ基準はありますか。
A4. 世界的に有名なNGOより小さくてとも一生懸命がんばって活動してるの団体。
Q5. 参加を希望されるNGO団体は毎年どれぐらいあるのでしょうか。
A5. 今までは、参加団体を探すのに苦労、今年はフジロックの社会的認知が進んだせいか応募多数でした。
昨年NGO村にブースを出した団体で今年は参加していない団体にも連絡を取ったが、今年も出したかったが他の団体がブースを出すために今年は参加できなかったという返事をもらった。この返事をもらった時は参加を希望する団体が多いと思っていたが、それは今年からだったとはチョットビックリした。
今年のラインナップは去年より弱いと思ったのに、昨年を大きく上回る人出があったのは、フジ・ロックの社会的認知が進んだためとも言われているが、この回答もそのことを確証づける1例ではないだろうか。
Q6. 参加したいNGO団体は多いと思いますが、NGO村を広げる構想はあるのでしょうか。
A6. 現在のアバロンでは無理。今後はローテイション方式か検討中。
Q7. フジロックの会場でのゴミの処理が年々悪くなっているといった声もありますが、どのように考えていますか。
A7. 毎年参加者が増加すれば、それだけゴミ・リサイクルの徹底は困難になる、どのように周知するのがよいか今後の課題。
Q8. NGO村に参加しているスタッフはどのような感じでとらえていますか。
A8. 参加したNGO団体は、来年もと思っているるところは多いようだし、ブースに来てくれた人の中には、会員に登録した人もいると聞いている。
Q9. NGO村に足を運ぶ観衆はどのような感じでとらえていますか。
A9. フジ・ロックのリピータにとっては、NGOビレッジの認知度はかなり高くなっているのでは。
Q10.フジ・ロックについて一言。
A10.僕と日高は20数年来の友人であり、84年に僕が始めたアトミックカフェ・フェスの協力者でもある。彼は社会活動の活動家ではないが音楽というフィールドを通して、社会や人々に、自然やいのちの大切さをメッセージしたいと考えている。フジロックは、大商業イベントであるが精神は社会的である。この理念をこれからも継続できるよう、がんばりたいと思っている。
フジロックの魅力は音楽だけではなく、自然そのものを楽しんだり、NGO村があることではないだろうか。雑誌やテレビの放送では味わえないものがフジ・ロックには確かに存在している。苗場に足を運ぶ理由はそんなところにあるんじゃないだろうか。

アヴァロン・フィールドでの各団体の活動

今回インタヴューが取れなかった各団体の活動を見てみよう。
ミラレパ基金の隣にブースを構えていたのは、死刑廃止を訴えるアムネスティ・インターナショナルのブース。アムネスティのバッチや会員の案内を配っていたので、僕もバッチを一日つけていた。
地球環境や社会を考えるコミュニティカフェのBeGood Cafeでは司会役のお姉さんがアヴァロン・フィールドに参加している各団体の方にインタヴューなどをしていた。少数ではあるがそのインタヴューに耳を傾けている人もいた。
インタヴュー以外でも映画「Tibet Tibet」の上映などもしていたようだが、残念ながら映画は見る時間が取れなかった。
BeGood Cafeの隣にはオーガニックでナチュラルな雑穀と野菜を中心にしたメニューのお店Tsubu Tsubu Cafeが忙しそうにしていた。僕もキアヌとキャベツとあおさのサラダとライスドリームという玄米ミルクを注文してみた。炎天下の中でのライスドリームはなかなかおいしく、注文するお客さんも多く常に列ができていた。サラダはちょっと変わったプチプチした触感で不思議な味がした。
Future Forestでは、CO2排出ゼロ活動としてスコットランドのスカイ島にカーボン・ニュートラルの木を植える運動が展開されていた。
地雷廃絶日本キャンペーンではブースの前に地雷を踏まずに木の枝を取りにいくゲームのようなものを展開。地雷が隠されたシートの上を歩いて枝を取りにいき、戻ってくるといったものだが、短い距離なので安全地帯(シートがない所)まで飛んでいって地雷を踏まなかった人もいたが、ゲーム上ではなかなかのアイデアだが、実際には地雷は広範囲に埋まっていることを考えると使えないなぁ、と思ったりもした。僕もやってみたが往きに地雷を踏みつけて、ピューと音が鳴ってしまった。これで足の一本が無くなると思うと、恐ろしくなった。
知的障害を正しく理解する会では、今回のフジ・ロックにも出た四人囃子がサポートしていることもあり、メンバーもブースに顔をだし色々なグッズを販売していた。
Love Islands 2002 国際環境NGO FoE Japanの方には取材を申し込んだものの時間がうまく合わず、結局取材することが出来なかった。こちらは折りたたみの扇子と一緒に小冊子を配布していた。
その他にも緑の社会を創ろうと訴えるSlow-Small-Simpleプロジェクト、自然エネルギーの普及・実践を推進するための団体自然エネルギー推進市民フォーラム、インドはカルカッタと西ベンガルの貧困に苦しむ人々の生活改善を助ける団体であるCalcutta Rescueがブースを出していたが、残念ながら時間を取ることができなかった。

各NGOの紹介

上記で紹介した各NGOのホームページとアンケートの答えを以下に紹介します。

アンケートの質問:

1. フジロックにブースを出すきっかけはなんでしたか
2. 活動内容を簡単に紹介願います
3. こういったイベントにブースを出すことは活動を知ってもらうための有効な方法だと思いますか
4. Green StageやWhite Stageでのアピールは上手くいったと思いますか
5. ブースに来てもらうために何か工夫はされましたか
6. 入場者の人たちの反応はどうでしたか
7. 今回のフジロックについて一言



アムネスティ・
インターナショナル日本
1.
NGO Village の責任者から死刑廃止フォーラムの賛助団体としての参加を求められました。
2.
亡くなった死刑囚の方の絵画や死刑廃止のメッセージパンフを介し、お客さんとの対話をしながら死刑廃止をアピールしました。
3.
はい、そう思います。
4.
アピールは 一緒に参加したフォーラム90の方がなさり、アムネスティ側からのアピールはありませんでした。しかし、そのアピールを聞いてブースまで来てくださったおかたがいました。
5.
その場で手に入るナテュラルなもの(石や棒)で展示をよりよくしようと試みました。
6.
思ったより違和感なく受け入れてくだる方が多かったようです。
7.
ロックとNGOの活動の接点が見えてくるイベントでした。

自然推進市民フォーラム
1.
同じビル内のJVCから昨年声をかけていただいたことが発端。
2.
自然エネルギの普及啓発活動をしている。
具体的には太陽光パネルの設置助成した家庭から発電データを収集・分析をしている。
国内海外のグリーン電力取り組みを調査して市民側からエネルギーの政策提言をしている。
また、体験講習会(エコキャンプなど)でより身近に知ってもらう企画には多くの市民が参加している。
3.
自治体など限られた人々と違う幅広い人々に関心を持ってもらうのに大変有効だと思う。
4.
若いスタッフに発言してもらったのは、よかったと思うが真面目なので今ひとつ面白さにかけたと反省している。
5.
ソーラークッキングを前面に出し人目をひいて、次に味見をしてもらい話をするきっかけにして大変好評だった。目立つように布を張ったりした。
6.
太陽の力ってすごいと感動してくれる人がほとんどで、こちらの提案を受け入れ日常に取り込もうとする姿勢を感じた。
音楽に関心のある人々は自然エネルギーにも抵抗がないと確信した。
7.
昨年より人が多く、話し疲れるほどの嬉しい悲鳴でした。
移動に時間がかかるので何らかの対策が必要。スタッフの食事も含めて。

Love Islands 2002
国際環境NGO FoE Japan

BeGood Cafe

地雷廃絶日本キャンペーン

知的障害を正しく理解する会

Calcutta Rescue

Tsubu Tsubu Cafe
Slow-Small-Simpleプロジェクト
Future Forest
ホームページ、連絡先などを教えてください。

NOG各位様
アンケートのご協力をできましたらお願い致します。
また、インタヴュー、アンケートにご協力いただいた各NGOの関係者の方々には心よりお礼申し上げます。
当ホーム・ページ管理人より

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