Vapor Trails Tour





セットリストの話
ツアー、こぼれ話
ブラジル・ツアー




VT 訳詞  VT 解説  VT Memorandum  Making VT  RUSH TOP



まず最初に断っておきますと、私はコンサートは見ていません。行きたい気だけは十二分にあるのですが、 今の私を取り巻く状況が、「不可能だ〜!」と告げているので、涙を飲んで、断念しました。

   Rushは2002年6月末から11月いっぱいまで、ツアーを敢行中です。日本からも、かなりの方が現地に見に出かけておりまして、 さまざまなツアーレポートがアップされております。みいさんやAlexさん、SOEさん、Seijiさんのサイトで、詳しいレポートが 見られますし、The Sphereのツアーネタバレ掲示板でも、続々と観戦報告が。Hossyさんもサイトでツアーレポートをアップ されるようですし、Jun'yaさんも帰られたら、レポートしてくださるでしょう。
 大勢の方が海を渡られ、体験されたレポートに 及ぶものはありませんので、ここでは書きません。というか、ヴィデオしか見ていないんで、書けません。(涙)

 行けないとはいえ、決して無関心ではいられない。いえ、行けないから、余計に情報だけは収拾して、どんな様子なのか知りたい。 ということで、入手可能なブートを集めたり、海外の掲示板を まわって、現地レビューを読みあさったりしていました。

 海外掲示板は、主な情報源として、よく見ています。ツアー速報では、Rush.netや、Counterparts、それにAMR Newsgroupが 結構役に立ちまして、コンサートの翌日(現地時間で)には、もう行って帰ってきた人の詳しいレビューが出ていることが多いのです。 現地の新聞のレビューへのリンクなども拾えます。記事リンクは、Tri-netが多いような気がします。 Tri-netやGLN(geddylee.net)はSpoiler(いわゆるネタバレ)セクションが独立していて、あまりそっちの方は活発でないので、 速報はなかなか拾えないのですが、結構興味深い裏話は拾えます。Rushtour.comは肝心な時期にダウンしていて、北米ツアーのネタは あまり拾えませんでしたが、ブラジルのレポートは役に立ちました。

 6つの掲示板(Rush.net、Rushtour.com Counterparts alt.music.rush Tri-net geddylee.net)を定期巡回して拾ってきたネタを、 いくつか紹介してみようと思います。



セットリストの話

 そもそも、まだツアーが始まる前、CounterpartsやTri-netあたりで、
「オープニング曲はなんだと思う?」と言うネタが盛り上がっていましたが、 まずは、そこで発見された、
「Rush、オープニング曲の法則」を、ご紹介します。

法則その1 オープニング曲は、必ずアルバムの一曲目である。
法則その2 ただし、最新アルバムの一曲目が来ることはない。
  ここ2、3枚くらいのアルバムの一曲目が選ばれることが多い。

本当かな――ということで、検証。
 「Merely Players」のセットリストから、参照してみます。

Rush Tour ―― Finding My Way 
 (最新じゃん、って、1枚しか出していないから、当然ですね)
FBN Tour ―― What You're Doing 
 (おっ、いきなり一曲目じゃない。B面の一曲目ですが)
COS Tour ―― Finding My Way/Bastille Day 
 (B-dayは最新・・ただし、1日だけです)
2112 Tour ―― Bastille Day
ATWAS Tour ――
 Anthem(サポート用)/Bastille Day(ヘッドライナー用)
AFTAK Tour ―― Bastille Day
Hemi Tour ―― Anthem
Pre-PeW Tour ―― 2112(Overture/Temple Of Syrinx)
PeW Tour ―― 2112 (Overture/Temple Of Syrinx)
Pre-MP Tour ―― 2112 (Overture/Temple Of Syrinx)
MP Tour ―― 2112 (Overture/Temple Of Syrinx)
ESL Tour ―― 2112 (Overture/Temple Of Syrinx)
Pre-Singals Tour ―― 2112 (Overture/Temple Of Syrinx)
Signals Tour ―― The Sprit Of Radio
Radio City(Pre-GUP)―― Tom Sawyer
GUP Tour ―― The Spirit Of Radio
PoW Tour ―― The Spirit Of Radio
HYF Tour ―― The Big Money
Presto Tour ―― Force Ten
RTB Tour ―― Force Ten
CP Tour ―― Dreamline
T4E Tour ―― Dreamline

なるほど――
ごく初期を除いては、セオリーどおりですね、たしかに。
このセオリーで行くと、もっとも有力なのは、Test For Echoか、Animateだ、という意見が多かったです。 そして、前回のツアーで第2部のオープニングが Test For Echoだったことから、今回の第2部オープニングは One Little Victoryが有力、と。

蓋をあけてみたら、たしかにセオリーどおりでしたが、かなり前のアルバムという点で、完全に意表をつかれ、 事前に言い当てた人は、たしか、いなかったと記憶しています。本当に意外な選曲でした。 (第2部に関しては、ビンゴでした)

では、Vapor Trails Tour のセットリスト。いくつかの国内サイトで見られるとは思いますが、一応書きます。

Set 1.

The Three Stoogies ← これは、導入部ですね。
Tom Sawyer
Distant Early Warning
New World Man
Roll The Bones
Earthshine
YYZ
The Pass
Bravado
The Big Money
Between The Sun and Moon / The Trees (1)
Vital Signs / Freewill (2)
Closer To The Heart ← メキシコ、ブラジル公演のみ演奏。アコースティックではなく、通常バージョン。
Natural Science

Set 2

One Little Victory
Driven
Ceiling Unlimited / Ghost Rider ← 最初から日替わり演奏。
Secret Touch
Dreamline
Red Sector A
Leave That Thing Alone
Rhythm Method
Resist (アコースティック・ヴァージョン)
2112 (Overture/Temples of Syrinx。チューン・ダウン)
Limelight
La Villa Strangiato (Alexの漫談つき)
The Spirit of Radio

Encore

By-Tor and the Snow Dog (At The Tobes Of Hadesまで)
Cygnus X-1 (ヴォーカルが入る寸前まで)
Working Man


(1)The Treesは、9/20 Shorelineのコンサートで初演奏。翌日Vegasでも演奏、その後BS&Mとオルタネイトに。
(2)Freewillは、8/12 Detroitのコンサートが初演、以降、Vital Signsとオルタネイトで演奏。

つまり、Between Sun&Moon/Vital Signs/Ceiling Unlimited の日と、The Trees/Freewill/Ghost Rider の日が 交互に繰り返されているわけです。このパターンはだいたい10月下旬までは守られていたようですが、それ以降はいくぶんイレギュラーになり、 B-Show つまりThe Trees/Freewell/Ghost Riderのセットが多くなり、時にはVital Signs/Freewillというコンボもあったようです。
ブラジルはB-Show プラスCloser To The Heartで固定でした。

 実際観に行った人が、セットリストを投稿してくれるのですが、曲者なのが、たまに妄想の入った嘘情報がでてくる こと。「Couterparts」の掲示板で、コンサート2日目のレポートとして、大嘘のセットリストが流れたのですが、 これはまあ、完全なジョークで、そう滅多にあることではありません。でも、しばしば真面目に、ありもしないセットリスト を書いてくる人がいるので、要注意。
 たとえば、「Montrealで、Nobody's Heroをやった」とか、「Torontoで、Vapor Trailをやった」、「XXのコンサートのアンコール では、By-Torのかわりに In The Endをやった」とか、「Prestoをアコースティックでやった」と書いて来た人もいます。
 なぜこういうことになるかというと、彼らは酔っ払っているか、ドラッグで飛んでいるかしていて、記憶と妄想が入り乱れた 結果なんですね。「A Passage To Bankok section」と言う言葉が、しばしば掲示板のコンサートレポに出てくるんですが、 これは、周りの人がマリファナを吸っていて、その煙が空気に充満している場所を指しているようです。(ということは、やっぱり 「A Passage To Bangkok」は、ドラッグソングなんですね)で、そこにいると、勢い影響を受けてしまいまして、 妄想が入ってしまう場合がある、と。
いかにもアメリカ的ですが、それゆえ、セットリストの変更は、二人、いや、少なくとも 3人くらいの同意がないと、信用しないことを学びました。

そして、見てきた人の感想は・・

「3人とも絶好調!」「凄かった!」「今まで見た中で、最高!」と、絶賛の嵐。
ああ――、見たい!!




★ ツアー、こぼれ話いろいろ

 今回もバックスクリーンの映像が凝っています。ほとんどはDiviate社のCGで、こちらのサイト(日本語版)で見ることが出来ます。ツアーが進むにつれて、CGの内容が少しずつ変わっていっているようですが、詳細は不明。(すみません)

 Set2の冒頭を飾る、ドラゴンアニメは、こちらで見られます。(要QUICKTIME)ちょっとファイルが大きいので、右クリックでDLをおすすめ。ただし、 早い回線でない人は、時間がかかるかもしれません。現在はこちらも、少しコンテンツが付け足されているようです。このドラゴンが吐く 炎が、ステージのパイロシステムと連動して、One Little Victory の冒頭とラストに、ステージに凄い火柱が吹き上がります。
熱いだろうなぁ。Neilなんて、逃げ場がないし。

 By‐Tor&Snowdogのアニメは、ALEXさんのサイトに内容が書かれています。とても面白そうです。このアニメは、 8月から付け加わったもののようです。


 Alexの漫談?は、毎日違っています。ネタ考えるのも、大変でしょうけれど、すっかり人気コーナーになっています。
 そのうちにAlexのRantばかりを集めたブートレッグが出来るかも。わかりませんけれど。(^^) と、書いていたら、実際に出たそうです。全2巻。未入手ですが。
 Alex、Tiki−Barもそうでしたが、 今やすっかりRushのコメディアンですねェ。昔の金髪碧眼のクールビューティの面影はありません。どちらも私は好きですが。(^^)


 Neilのドラムソロ、7月の頃と今(10月現在)では、微妙に違うらしいです。やはりツアーが進むにつれて、発展させていっているようです。 でも、どこがどう違うのかは、わかりません。観ていないので。(涙) ツアー前半と後半のブートを聞き比べれば、わかるかも しれませんね。


 Neilは終演から3分後には、もう会場を出ているそうです。観客が出るより、早いとのこと。「Working Man」が終わると、Neilは 立ちあがって、左右にお辞儀をし、次の瞬間にはダッシュ――まだGeddyが最後の挨拶をしている間に、飛び出てしまうとか。
 Neilは、専用のツアーバスに愛車BMWを積んで、気の合う親友(Brutusさん?)と一緒に旅をしていて、他の二人とは別行動。 ツアーバスで(警察の先導つき)街の郊外まで行き、バスの中で着替えて、そこからバイクで次の目的地に向かっているそうです。


 GeddyとAlexは、1週間くらいの単位で『移動拠点』を決め、そこから各会場に、専用ジェット機で向かっています。移動拠点は、 いくつかの公演地の中間に位置していて、それぞれの会場に、1時間くらいのフライトで行ける距離のところに設定するようです。 たとえば、Hartford〜Ralieghまでの拠点はCharlotte、SaratogaからJones BeachまではNY、というように。
 これは、トランクを抱えて 1日か2日で、ぽんぽんと次の都市へ移動して行くせわしなさを避けたいという配慮のようです。


 サウンド・チェックは、だいたい5時前後から。場所によっては、外で聞けるようです。
 The Trees、Freewillは、セットリストに入る前に、何度かサウンド・チェックで演奏されているのを聞いた人あり。噂では、 Nocturne、Vapor Trail、A Passage To Bankokもサウンド・チェックで演奏されていた、という話ですが、Alexの話では、 もう今後セットリストの変更はないとのこと。残念。


 Alexは8/20 Shoreline、8/21 Las Vegas、8/23 LA あたりは、あまり体調が良くなかったらしく、21日のMeet&Greet(後述)は欠席。 その日の漫談は、30秒くらいずっと咳き込みつづけ、そのあとで、「誰か、マイクなめる?」――
 体調悪くても、ステージは、やらなければならない。プロは大変です。


 体調といえば、8月1日のKansas Cityのコンサートで、Neilは暑さにあたり、熱射病寸前となって、コンサート終了後、 吐いてしまったそうです。そのあと、一晩中吐きつづけて、一睡も出来なかったとか。それでも翌日のコンサートは、いつもどおり 全開で、やっていたらしいです。本当に、プロですねぇ。


 Geddyは今回、とても良く声が出ているようですが(ブートでも確認)、のどの調子を維持するために、相当気を使っている ようです。煙草は80年代から止め、風邪と空調に気をつけてるほかに、のどに悪影響を与えないため、ツアー中は、乳製品、スパイス、酸味の強いものは、 一切食べず、普段からあまり大声を出さないように、静かにしているとか。いやぁ、プロですねぇ。(こればっかり)
 なのでか、Meet&Greetでも、口数は少ないそうです。もっぱら話すのは、Alexの役目。


 Geddyの後ろにある3台の乾燥機、カナダの25セントコインを入れると回る方式で、止まるとローディーがお金を入れに来て、 また動かすそうです。会場によっては、エプロン姿の女の子や、マッチョなお兄さんが出てきて、お金を入れる日もあるとか。

 中身は、白、赤、黒の3種類のTシャツ。「乾燥機NoXXから出てきました」と言うような文字が入った、 VTツアーTのスペシャルバージョンです。アンコールの時、AlexとGeddyが、乾燥機から取り出して、観客たちに投げます。あまり 遠投はしないようで、せいぜい3列目までくらい、それも誰と決めて、その人に向かって投げるとか。他の人がひったくって取る場合も ありますが、それはタブー、メンバーは怒ります。中には投げ返した人もいて、これも失礼。e-bayで売った人もいます。
まったく、 何を考えているのか――(怒)
 たいていの人は、大事に取っておくそうですが。


 Rush初のMexico遠征、Folo Solのコンサートでは三万人が詰め掛けて、大盛況だったそうです。ここだけ、「Closer To The Heart」 も演奏されました。その理由は、「メキシコで演るのは今回が始めてなので、ファンたちはまだCTTHを生で聞いていないだろうから」とのこと。 同様に、南米でも演奏予定だと、Counterpartsのインタビューで、Alexは言っていたそうです。

 Mexicoで唯一残念なのは、サウンドトラブルが二回発生したこと。30秒ほど、音がまったく消えてしまったそうです。 一回目は「Driven」で、ベースソロの最中。2回目は最後の最後、「Working Man」の終わり。で、最後の「Thank You, Good Night!」 が出来なくて、Geddyはただ、手を振っただけでした。
かわいそ――!


 Meet&Greet ―― 今回、始めてではないでしょうか。毎公演、何十人かのラッキーなファンがメンバーに会えるのです。
パスの入手方法は、 おもに地元のラジオ局のコンテストやメール、コネなどが多いようです。その他、何回も通って、クルーに顔を覚えてもらった人、Rush.comのコンテスト、有名なファンサイトの オーナーさん、中には、Atlantic レコードの元会長さんの家に電話をかけ、直談判したつわものもいるようです。
 実際に参加した人の話では、開演1時間か1時間半くらい前に、パスをもらって専用の入り口に行くそうです。結婚式のセレモニーのように、 参加者は列を作って並び、写真撮影用に使い捨てカメラをもらって(Rushのロゴつき)、AlexとGeddyに会い、握手して、ちょっと話をして、一緒に写真をとって、 それで終わりらしいです。サインは、基本的にNGなのですが、してもらった人もいるとか。

 NeilはMeet&Greetには、不参加です。残念ですが。元々ファンとこういう形で接触することは苦手らしい上、今回特にいろいろとあったので、「大変でしたね」などと 言われたくない、という気も、余計あるのかもしれません。Neilは今回、Modern Drummer誌のインタビュー以外、プロモーション活動は 一切やっていないようですし、仕方がないのでしょう。

 それにしても、二人だけにせよ、ファンとはあまり接触の機会を持たない(らしい)Rushにしては、珍しい試みですね、Meet&Greet。 GeddyがMFHのプロモーション活動で、「各地のレコード屋でサイン会」などという、まるで「新人歌手か、あんたは!」というような イベントをやったのが最初だと思うのですが、その時、直にファンに会って話した体験が、結構新鮮だったようで、それでもしかしたら、 Alexも、「そういうの、やってみたい」と思ったのかも――あくまで、推測ですが。


 お国柄というか、アメリカの人は立って、飛び跳ねる。カナダの人は座って、じっくり観る。もちろん例外もあるでしょうが、 おおむね、そういう傾向があるようで。アメリカからカナダに観に行った人が揃って言うのが、「座るなよ! コンサートは楽しまなきゃ、損じゃないか」。 で、カナダの人は、「立つなよ、前が見えない!」さらに、「3時間も立ってるなんて、大変じゃないか」それでも、最後のほうには スタンディング・オベイションになるようですが。

 日本なども、おおむねカナダ型でしょうね。立つと前の人に迷惑がかかるというか――もっとも、オール・スタンディングのクラブは 別ですが。うーん、コンサートの場合は、人の迷惑よりも、自分が楽しむ方が優先なのでしょうか。
「みんなで立ってしまえば、怖くない!」――でも、「疲れたぁ、座りたい」と思ってしまったら、ファン失格? 座りたい人には、 立って飛び跳ねている人は迷惑、視界はさえぎられるし、うっとおしい。でも立っている人は、どうしても体が動くのをとめられない、好きだから。
 コンサートの楽しみ方は、人それぞれ。でもま、私的には、周りが立っちゃったら、一緒に立って、楽しみたいですね。よっぽど体調が 悪い場合は、別ですが。


 ツアーは、基本的に3人とも嫌い。いろいろなインタビューを読んでいても、どうしてもこの結論にたどり着きます。 ただし、コンサート自体は嫌いではなくて、観客との交流や、一緒にプレイするのは楽しい。でも、家族という基盤から長い間離れるのが つらい、ステージに立っている時間以外が、暇。どうやら、そういうことのようで。
 今回、初の中、南米公演が決まりましたが、ヨーロッパはどうやら流れた模様。日本も同様。(涙)  「莫大な費用をペイするだけのマーケットを確保できない」と言うのが理由のようです。悲しいなぁ。


 で、その費用とは、どれくらいか。北米一公演のギャラは、グロスで50万ドル。その中からメンバーの取り分は、一人あたり 5万ドルと言われています。50万ドルは、円に直すと、今は6000万くらい?――これは北米のギャラですから、さらに機材の 空輸代など入れると、日本では10万ドルくらい上乗せか――7200円にチケットを設定しても、1万人入らないと、ペイしないんですねェ。 プロモーターの取り分を入れたら、1万2千人くらい必要ですから、やっぱり日本の規模では、無理なのか――ヨーロッパも、同様の 事情のようで、それゆえ、熱心なファンたちは海を越えていくのです。


 そのお膝元の北米ツアーですが、だいたい1万5千人から2万人規模のアリーナで、9月までの平均観客動員率は70%ちょっと というところだそうです。Sold Outじゃない? いえいえ、かなり健闘している方なのです。今アメリカは深刻な不況に見舞われ、AerosmithやOzz Festなどの 超有名どころを除いて、観客動員は低迷気味。この数字は、かなり成功といえるらしいです。
 ただ、10月に入って、ちょっと動員率が下がってきたようで、もし次回のツアーがあるとしたら、いいところ3ヶ月くらいの短い ものになるのではないか、という噂が。そう何回もは行けない、という感じなのでしょうか。チケット代高いし。(場所によっては、 税込みで100ドル超えるそうです)

 でも、毎アルバムごとにツアーをしてくれて、何度でも見に行ける北米の人たちは幸せだなぁ、と私などは思ってしまいますね。




★Rush In Brazil

 北米ツアーの後、ブラジル公演が行われました。メキシコ同様、ここもRushにとっては初めての遠征です。
 大掛かりなセットを空輸してペイできるか、というのが海外遠征の最大のネックであり、 ヨーロッパはそれで流れてしまったわけですが、(そして日本も(涙)) ここは賭けたわけですね。
 関係者の話によると、ブラジルのチケット代や費用を考慮した上で、ペイできる最低ラインが1公演3万人。
 そして、蓋をあけてみれば、

11/20 Porto Alegre   33000人
11/22 Sao Paulo     62000人
11/23 Rio Je Janero  46000人

でした。数字は発表によって違って、最初Porto Alegreは25000人という話でしたが、だんだん増えていって、 33000人が公称、という話です。Rioも最初はもうちょっと少なかったかな。最初は当日売りが換算されていなかったのかも 知れません。
まあ、どっちにしろ、この数字です。賭けは成功と言えるでしょう。


 Rushのメンバーがブラジル入りしたのは、11月18日。午前8時ごろ、NeilがLAからまず到着。それから2,3時間後にAlexとGeddyが Torontoから到着しました。空港には、熱心なファンたちが出迎えていたらしいです。
 帰国は、AlexがRio公演の翌日、Geddyは翌々日、だったんですが、Neilはヘリをチャーターしてパンタナルへ飛び、アマゾンのジャングル を見てから、11月29日にLAに帰ったそうです。Neilらしいなぁ――。


 コンサートはここでも大盛況だったそうですが、スタートがだいたい夜10時ごろで、終わりが1時――ラテンの方々のペースって、 こんな感じなのでしょうか。日本だと、10時に終わってますね。
 11月とは言え、現地は結構温かいようですが、Sao Pauloは雨、AlexがLa VillaのRant(漫談)で、"Rain, Rain, Go Away. Come Again Another Day.." (童謡の一種ですね)とやったら、本当に雨がやんだ、などという話も伝え聞きます。
 Rioは、コンサート中は雨に降られなかったのですが、 終わってまもなく、大スコールに見まわれたとか。公演中に来たら、中断せざる得ないほどの、滝のような大雨――終わってからで良かった、と、 関係者はほっとしたのではないでしょうか。Rioは、DVD撮影があったのですから。


 VTツアーのDVDのために、Rio公演で撮影が行われました。北米公演中の撮影が、いろいろな事情で出来なかったゆえ、 Rio一発撮り、という形になったらしいです。しかし――「2112」の途中で、サウンドトラブル発生!
 でも、幸いにして音がスピーカーから出なかっただけで、サウンドボードには記録されている、そして、こういうこともあろうかと、 前日のSao Paulo公演も、音だけはとっていたので、とりあえず問題はないそうです。


 だいぶ前になりますが、Counterpartsの掲示板に、ブラジル公演のケータリングリスト(楽屋に用意するもの)が載っていました。 元はポルトガル語で、それを翻訳ソフトを使って英語になおしたものなので、変な英語や意味不明の ものが多々ありますが、こんなところです。

1 small kettle
1 electric kettle
(Kettleはやかんですが、この場合はポットでは?)
1 board and a mountain range knife (マウンテンナイフ?)
6 entire yellow limoes
6 entire green limoes
(limoesってなんだろう、レモン???)
1 new isopor I contend 1 bag with 5 kilos of clean ice in cubes and a catching one of ice
(5キロのきれいなブロックアイスの入ったアイスペールと、トング、だと思います)
2 abridores of bottle  (これは何?)
1 box of paper handkerchiefs kleenex
(クリネックスのペーパータオル、かな。ティッシュかもしれませんが)
1 coil of paper towel
(ここにペーパータオルがあるから、上のはティッシュかしら)
6 fine porcelain plates (瀬戸のお皿6枚)
6 games of fine places setting
(ちゃんとできるようになっているゲームが6種類、という感じ?)
Xu?aras of tea and xu?aras of coffee
(要はコーヒーと紅茶?)
Hygienical paper of good quality
(質の良い衛生用紙――ティッシュ? トイレットペーパー?)
2 bars of sabonete Irish Spring or Dial  (良くわからん)
1 great garbage can with bag
(袋をセットした大きなごみ箱、ですね)
06 crystal cups for water
(水を飲むための、ガラスのコップ6個)
06 molheiras (??)
50 average dismissable cups (plastic hard)
(ハードプラスティックの使い捨てコップですね。50コ)
100 great colorful plastic cups
(で、色つきプラコップを100個、と)
50 cups for hot drinks
(ホットドリンク用の使い捨てコップを50個)
12 small bottles of San Pelegrino (?? お酒の一種?)
01 mineral water box with gas - They are Lourenco
(炭酸入りミネラルウォーター)
2 boxes Evian water of 330ml (ambient temperature)
(330ml入りエヴィアンを2ケース)
1 box of Evian water of 1,5l or 1 liter
(1リットルか1.5リットル入りエヴィアン1ケース)
06 cans of Schwepps (シュエップス6缶)
36 cocaine-glue bottles
  (これ、コカコーラです。コカインとはなんの関係もありません。ビン入りコカコーラ36本。 Rushはコカコーラはビン入りしか飲まないそうで)
8 cocas light (ダイエットコーク8本――誰が飲むんだろう?)
04 cans of V8 vegetable juice (V8野菜ジュース4缶)
6 cooling diverse light (TO PLACE GUARANA)
(これ良くわからん・・)
1 coffee maker with Starbucks coffee in grains
(スターバックス・コーヒーで使っている粉とコーヒーメーカー――Rushもスタバなのね)
1 box with diverse teas (to include herbal and pekoe)
(いろいろな種類の紅茶を1ケース。ハーブ茶とペコを忘れないように)
4 liters of lean milk (スキムミルク4リットル)
Cream (紅茶やコーヒーに入れるためでしょう、たぶん)
Espremido cool orange juice in the hour
(良く冷えたオレンジジュース?)
1 box of beer Corona (half in the ice and half in the box under of the table)    (Coronaビール1ケース。半分は良く冷やして)
1 box of Premium beer Micron (half in the ice and half under of the table)   (Micronのプレミアムビール1ケース)
1 box of frozen local beer
(良く冷えた地ビールを1ケース)
1 kilo of organic carrots (有機栽培のにんじんを1キロ)
1 beetroot (ビートの根、一本)
1 cool ginger  (もしやニンジンとビートとショウガでジュースを?)
1 great potato package you fry flavor barbecue
(バーベキュー味ポテチの大袋)
1 great potato package you fry natural flavor
(こっちは、うす塩味かな?)
Cool and cut Salsao in palitos (これはよくわかりません)
4 entire limoes (だから、limoesって何?)
1 great basket with exotic fruits and many strawberries
(トロピカルフルーツと特にイチゴがいっぱい入った大カゴ)
1 tray with diverse raw vegetables
(いろいろな種類の生野菜を盛った大皿)
Diverse candies (to include brownies, tortinhas, varied small fine candies e diverse)    (キャンディいろいろ)
1 mix of dry fruits (peanuts, chestnuts, etc)
(ドライフルーツって、ナッツ?)
Ice bucket with ice (氷、ですよね)
Garbage cans with indication for recycling: bottle., can., and papper..   (分別用ごみ箱各種、という感じですかね)

 ミーハーネタですが、私には興味深かったです。(^^;) もちろん、メンバーだけでなく、 スタッフやクルーの分も入ってですが、彼らの好みを垣間見るようで。
 しかし、飲み物がた〜くさんあるのに、食べ物は少ないですね。楽屋入りしたら、あまり食べないのでしょうか。


 11月23日、Rio De Janeroの公演をもって、VT Tourは終わりました。
 Rio公演が終わった後、メンバーは朝まで撮影されたヴィデオを見て、 チェックしていたそうです。そのDVDは、順調に行けば、2003年の春頃、発売になるという噂です。

 それを楽しみに、そしてどのくらい先に なるのかわかりませんが、再び彼らがロードに出てくれる日を期待しつつ、レポートを終わりたいと思います。

Rush On!!

 
RioのコンサートPhoto


2003年1月17日 更新


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