☆14 Months |
☆ 制作期間14ヶ月
Vapor Trails制作のために、メンバー3人がトロントのスタジオに集まったのが、2001年1月、完成が2002年2月
(3月説もあり)――長いですねェ。2週間とか1ヶ月とかで上げていた初期の頃は論外としても、だいたいアルバム制作期間は
半年くらいというのが、Rushの標準のようですから。 |
☆ キーボードなし!
今回、25年ぶりにGeddyのパーソネルから"keyboard"が外れましたが、その理由は、「Alexがキーボードを入れたがらなかったから」 |
☆ ギターソロなし!
「Vapor Trails」はキーボード入っていなくて、ギターが前面に出ている。幾重にも重ねて、ギターだらけのように聞こえる。
ある意味ギターアルバムとさえ言えるのに、ギターソロがない! |
☆ パーソナルな歌詞
Carrieさんに出会うまでは、手紙や日記以外にものを書くという気力もなくなってしまったというNeilですが、
救いの女神に会って、意欲を取り戻し、めでたくバンドへ復帰したわけです。 |
☆ ヴォーカルのキー
今さらあえて言うまでもないことですが、昔のGeddyは、かな〜りハイトーンでした。「ヘリウム吸ったRobert Plantのようだ」とか、
「バンシーの泣き声みたい」だとか、散々言われておりましたが、ともかく非常に特徴的なハイトーンでした。それが、82年の
「Signals」あたりから、唱方が変わって、キーが低くなった。相変わらず特徴的な声ではありましたが、いわゆるバンシーの雄叫びでは
なくなったわけですね。 |
☆ 多重録音
ごく初期の頃は別として、70年後半〜80年代前半、Rushがセールス的な頂点を迎えていた頃、彼らには、「ライヴで再現できない
ことは、レコードでもやらない」と言う、明確なコンセンサスがありました。ステージには3人しかいない、使える機材も限られるし、
手も足もそれぞれ2本ずつしかない。よって、ギターは一本、コーラスもなし、ベースと足で弾けないキーボードは同時に鳴らない、とまあ、大雑把に言えば
この辺は基本事項だったわけです。 |