From the Road
(現地ファンフォーラムから拾ったこぼれ話)
★Train wreck
いわゆる派手な演奏ミス。Rushとて、これとは無縁ではありません。ただ数が少ないので、たまにやるとかえって目立つのと同時に、「彼らも生身の人間なのだな」という妙な安心感や親近感を感じさせてくれます。そしてちょっとした演奏ミスに関しては、あちこちのショ
ウで散見されるようです。
ミスとは別に、初期3公演では、ギターの機材トラブルが目立ったようでした。初日のAtlantaでBetween The Wheelsの冒頭、ギターの音が出ず、しばらくキーボードとドラムだけで、ギターが入ってくるのを待っていたのだけれど、ついに見切り発車でヴォーカルがスタートして、それからやっとギターの音が出た、というトラブルがありました。しかもそれが次のWest Palmで再発、3回目のTampaではAlexのギターの音が出るのを確認してから曲をスタート(そのために14,5秒曲間があいた)するものの、今度はアンコールのOne Little Victoryでギターの音が出ず、曲がストップ、ギターを取り替えて再開、と、ギタートラブルが立て続けに起きて、「大丈夫か?」という危惧が広がったものでしたが、その後は無事にこなしておりました。(まあ、細かいミスは除く) が、最後の最後、HelsinkiでFar Cryの演奏中、アンプがぶっ飛ぶという事態が起き、曲後半はGeddyとNeilのみの演奏でそのままフィニッシュし、次のWTAが始まる前、アンプの交換に数分、暗転したままという、ハプニングが起きました。つくづく今回、ギターご難です。がんばれAlex!
ちなみにどこか場所は失念しましたが、Neilがドラムヘッドをぶち破り、交換のために1,2分曲間があいた、というレポートもありました。
さらにこっちも場所を失念しましたが、The Larger Bowlの演奏中、スクリーンに映す映像が(向かって)左側が不調で、しばらく消していたけれど、途中から諦めて右の映像を左にも映した、と。しかしTLBのスクリーン映像は後半、右がCursedで左がBlessed、になっていなければならないものだから、ダブルで右の映像では、両方Cursedになってしまうはめに…呪われっぱなし…(^^;;)
★Chickin RoasterとBarbie Dolls(+Dinasour)
今回のステージセットで目立ったのは、この二つですね。Chicken RoasterはGeddyの背後のセットアップで、以前はDryerだったり、自販機だったり冷蔵庫だったりしたのですが、今回はこれ。そもそもGeddyのバックラインは、PA直ゆえアンプがいらなくなり、Alexのアンプ群とのバランスをとるために(そしてNeilのTech Lorneの待機場所にもなる)、いろいろと変なもの(といっては失礼だけれど(^^;)を置きだして、今に至っているのです。今回のセット、機材搬送を手伝って、確かめた人の話では、中身のチキンはラバー製で、実際通電はしているけれど焼いてはいない、ということでした。まあ、そうでしょうね。ステージ上でチキンなんて焼いたら、ただでさえの夏の暑さに加えて、誰か熱中症になりますよ、きっと。(^^;; 匂いや煙も気になるだろうし、それにあのロースターだと54羽焼けてしまうから、あとの処理にも困るでしょうね。しかし本物っぽく、たれ塗りのシェフさんが2回登場して、チキンにたれを塗っていきます(ついでにNeilのドラムセットにも塗る場合も……) シェフさんはクルーだったり、クルーの顔見知りのファンだったり、ゲストだったりするそうです。ただ、このシェフのたれ塗り、初期の何公演かはなかったようです。
Barbieちゃん達は、AlexのGroupieというお見立てで、Post-itに書いたメッセージを掲げ、Alexのフットペダル、エフェクター前に陣取っています。(アンプの上の恐竜と位置交換する場合も) Post-itのメッセージは毎回クルーが書いておいて、ステージに出てきたAlexがそれを読んで笑っているシーンを何度か目撃されています。メッセージはどんなものが書いてあるのか? 判明したいくつかをあげますと……(出典;Power Windowsサイト)
"I Like The Drummer"
"My Grampa Says Your Cool"
"Can I Roll Your Bones?"
"I'm A Dino-Whore AKA Suckasaurass"
"I Was Conceived While My Dad Was At A Rush Concert"
"I'm Not Wearing Any Panties"
"My Mom Thinks Your Hot!"
"Bass Player's Cute! Is That His Real Nose?"
"I Golf Naked"
"Nice Dinosaurs-You Must Be A Caveman"
ちなみにこのバービーちゃん達、時々ファンが自分の娘のものを持ってきて、クルー経由で進呈するため(納得してるのかな、娘さんたち?)、少しずつ数が増えているそうです。そういえば、うちにもあったなぁ、バービーちゃん……(いえ、持っては行けませんけれど……)
★Hi Canada!
Subdivisionsのあと、Natural Scienceの前、Geddyがヴィデオカムを持って観衆に向け、「アメリカのオーディエンスがどんなものか、知りたがっているから」等の口上のあと、「Hi Canada!」と言ってもらうイベントが、初日のAtlanta以外、全公演でありました。
(ちなみにカナダでは、英語圏では"Take off,eh"、Quebecは"Bon soir Quebec"、Montrealは"Vive Les Habitants"(Go Montreal Canadiens) UKでは"Hello Canada"でした。あとは不明)
で、これは何のためにやっているのか、というスレッド、時々見かけました。単なる参加型イベントなのか、本当に撮っているのか、撮っていたとして、それをS&ATourのドキュメンタリーに使ったりするのだろうか、どこのを? スクリーンに映しているのがそうだろう、いや、スクリーンのは手ぶれしてないから違う、などなど。 ドキュメンタリーに断片を使ったらおもしろいとは思いますが、もしかしたら2112の”Hey!"同様、観客に何らかの形でショウに参加させるためのものかな、と個人的には思っています。 Rush側からこういうインターアクションを働きかける、というのはあまりなかった気がしたので、最初にブ○トで聞いたときには、ちょっと新鮮な感じがしました。
★Attendance
今回のツアーは、前回、前々回より観客動員はあったようです。非公式ながら、R30時の3割増という報告も。USA Todayによると、今年の夏のコンサート興行成績、第6位だったそうです。(R30Tourは9位だったかな? 自信ないです。すみません) これはRush In RioやR30の成功のおかげか、それともVT以来コンスタントにツアーしているせいか、きっとその両方なのだろうかとは思いますが、非常な健闘だと思います。
会場には、親子連れ、新規と見られる若者たち、彼氏や夫に連れられてきているのではない女性たち(爆)も、今ツアーでは今まで以上に目に入った、との報告もありました。
★Encounters
Meet&Greetでの面会や、Neilのバイクが会場入りするところを見た(目撃複数)以外での、ファン達が見た、バンドの目撃情報、その他をいくつか。
☆Neil
愛車、赤いBMWの写真がサイトでも公開されているためか、NeilとMichealが道路をとばしていくのを見た、という目撃情報がいくつかあります。これに関しては完全な裏付けはとれませんが。 6月終わりに、Red Barchettaの元となった小説”A Nice Morning Drive”の作者Richard Foster氏と一緒にバイク/ツーリングを楽しんだ記事がNeilのブログにも、BMW掲示板へのFoster氏の投稿でも見ることができます。このFoster氏、学生時代にあの小説を投稿したようで、それ以来別の仕事に就いていたようですが、90年代、偶然自分の小説をRushファンのサイトで発見し、Red Barchettaの存在を知って、Neilに手紙を出したことから、交流が始まったようでした。ところでFoster氏、Neilのとのツーショット見たんですが――大きい! Neilも185くらいはあると思うのに……
ヨーロッパツアー最終ラウンド、StockhormからHelsinkiへ渡るフェリーで、スカンジナビア3公演を見に来たイギリスのファン数名が、フェリーの食堂にてNeilと遭遇。ただ、Neilは明らかに気づかれたくなかったような様子だったので、彼らもそっとしておいた、とのことでした。
ただ残念なことに、何回かバスのあとをつけてくるストーカー(?)にも悩まされたとか。Neilはプライバシーを人一倍大事にする人なので、そっとしておいてあげて欲しいものです。
☆Geddy
主立った目撃情報が3回あります。(写真付き、だけれど、ここではのせません)
1)Saratoga Springsにて 公演当日の昼下がり、町を歩いていたファンとその奥様が、スタッフ数名と町を歩いていたGeddyに遭遇。ファンは焦ってしまってろくなことは言えなかったと後悔するも(別れ際に「ファンタジーベースボールの健闘を祈ります、なんて言ってしまった」と投稿していましたが、案外Geddyは喜んだのでは?)、言葉を交わして一緒に写真を撮ることには成功。
2)San Diegoにて ちょうど54歳の誕生日に、奥様とお嬢さんと一緒に街でレストランに入るところを、ファン2名が目撃。一緒に中に入るか、出てくるのを待とうか、とも話したけれど、誕生日だし家族と一緒だし、ということでそっとしておこうということにしたとか。(それが正解でしょう)
3)Osloにて Viking Musiumにて、ロシアから来たファンが遭遇。一緒に写真を撮って、さらに海賊船をバックにした自分の写真にシャッターを押してもらったらしいです。(TheRushForumに写真があるけれど、背景の船、切れてます(^^)
☆Alex
え〜と、なぜかBig Alだけは公の目撃情報、拾えませんでした。ゴルフに行っているのかなぁ〜。ゴルフ場での目撃もあっても良いと思うのだけれど、ファンは公演日近辺にゴルフ場には行かないのかも……(それともそれほど目立たない、のだろうか。そんなことはないと思うけれど)
そのかわりといってはなんですが、ステージ上でのAlを。ファン達の様子をかなりよく見ているようで、警備員の行きすぎた警備をステージ上から注意したり、目を引いたファン達にピックを手渡しでプレゼントしたり、という目撃情報はかなりありました。公演後のバックステージで、ゲスト達を相手にくつろいだ様子で話しているのも、Atlanta、NYCなどで目撃されています。
たぶん他でもいらしているのだと思いますが、Londonでも奥様が合流されたようです。
そして公演中の7月に、二人目のお孫さんが誕生されたようです。うーむ、Alex、二人の孫持ちのヤング・おじーさまですね〜(^^;;
#でもとてもすてきなことなんだよ、と言っていました。
|