プレイ・ザ・ゲーム
心を開いて、僕を中に入れておくれ
疲れた頭を休めて、心に従って決めてくれ
とても簡単だよ、ルールさえ覚えれば
とても簡単なことさ、君がすればいいことは、ただ
恋に落ちるだけ
ゲームをしよう
さあ、みんな、恋のゲームを楽しもう
落ち込んでしまって、反発する気力も起きない時は
もう一本煙草に火をつけて、気分を楽にするといい
君の人生だ
そんなにシャカリキにがんばらなくていいよ
自由な世界なんだから
君がすればいいことは、ただ恋に落ちるだけ
ゲームをしよう
みんな、恋のゲームを楽しもう
私の恋のゲームは、たった今始まったところ
頭のてっぺんからつま先まで、愛が駆け巡る
愛は私の血管を流れながら脈打ち
狂気へと駆り立てる
おいで、おいで、ゲームをしようよ
君の人生なんだから
そんなに必死にならなくてもいいよ
自由な世界なんだから
君はただ、恋に落ちるだけでいいんだ
ゲームを楽しもう
「♪恋をしましょう、恋をしよう」(古!) この曲のコメントに、誰かがこんなことを言っていたのを
昔レビューで見ましたが、たしかに当たっているかも。恋はゲーム、そう考えると、気は楽かもしれません。
そういってしまうと、人生もゲームなのかもしれませんね。リセットは効きませんが。
中間部のブリッジ、Freddieがファルセットで歌っている部分は、もしかしたら、話者が変わっているのか、女性側の台詞なのか、と思い、
「私」にしてみました。そんな女の子に、「おいで、ゲームをしよう」と呼びかけている図が浮かんだので。
(要は口説いているのか・・)
ドラゴン・アタック
部屋中真っ赤の、赤一色の、そんな所に連れてってくれ
何もかも忘れて、ぶっ飛ばせてくれる、そう言ったじゃないか
部屋中緑だらけの、緑一色の、そんなところに連れてってくれ
そこからの眺めは、最高にいかしてて、かっこいいんだ
俺のやつを使えよ
そいつは、マックだ
俺をちゃんとさせてくれよ
ドラゴンが、俺の背に張りついてるんだ
部屋中がビートに溢れかえってる、そんなところに連れてってくれ
あのサウンドを、食らい尽くしたいんだ
黒い奴が全部白になって、白が全部黒になる
そんな場所に連れてってくれ
あのぼろっちい所にさ
あいつは誰をも縛り付けたりはしない
ただ、俺に厄介ごとを押し付けてくるのさ
ドラゴンを、俺の背にしょわせてくるんだ
まさにドラゴンの攻撃さ
冷たい奴だ ―― あいつは誰も虜にしようとは思っちゃいない
落ちていく ―― 俺を厄介な目に合わせようとはするがね
時間がない ―― 鎖につながれた、哀れな奴さ
ショータイムだ ―― ドラゴンが、俺の背に乗ってくる
手は尽くした ―― 別の奴を見つけてくれよ
ゆっくり行こう ―― 俺は自分の道を行きたいんだ・・
この曲は、ドラッグソングなのかもしれません。幻覚のような雰囲気と、どうにもならない、でもそこから自由になりたいという
感じが、なんとなく漂っている気がします。
「monkey on the back」というのは、「ドラッグ、もしくは重度のアルコール中毒になっている」というスラングですから、
monkeyならぬドラゴンだと、もっと凄い状態、という感じがしてしまいます。それゆえ、ドラッグと結びついているのでは、
という印象が余計にしてしまうのかもしれません。
いわゆるドラゴンと竜のイメージは、感覚的に若干ずれるので、ここではドラゴンのままにしました。
ドラゴンは、西洋では巨大なる力、そしてしばしば邪悪なイメージを持つようです。
ただ、日本人の感覚で「dragon on my back」というと、「背中の昇り竜」を連想してしまうのですが。(汗)
地獄へ道連れ
スティーヴは帽子を目深にかぶり
用心深く通りを歩いていく
聞こえてくるのは、その足音だけ
行く手には、マシンガンが待ち構える
準備はいいか、覚悟は出来てるか?
(後ろに隠れて)シートの縁にしがみついてるか?
ドアの向こうで、弾丸が炸裂してる
派手なビートを刻みながら
また一人、地面に倒れていく
また一人、地面に倒れていく
また一人やられた、また一人やられた
また一人、倒れていく
ほら、次はあんたの番だぜ
また一人、倒れていった
もしあんたが行っちまって、俺一人になったら
いったいどうやって、やってけるっていうんだい
俺のものは、みんなあんたが持ってっちまった
その挙句、俺を身一つで放り出しちまった
それで幸せかい、満足してるのかい
どのくらい、この熱気に持ちこたえられる?
ドアの向こうで、弾丸が炸裂してる
派手なビートをとどろかせて
また一人、倒れていく
また一人、やられていく
また一人、倒れていく
また一人、倒れていく
人を傷つけ、足で踏みつけるようなやり方は、
それこそたんとあるだろうさ
叩きのめすことも
だますこともできるだろうさ
さんざんに脅しをかけ、
ヤバイとなったら、さっさと捨て去ることもできるだろうさ
でも、俺は覚悟が出来てるんだ
そうさ、あんたに(立ち向かう)覚悟がな
俺は自分の足で、しっかり立っているんだから
ドアの向こうで、弾丸が炸裂する
繰り返し、派手なビートをとどろかせながら
全米ではおそらくQUEEN最大のヒット曲ですが、非常に「ブラック」な感覚溢れた曲で、
QUEENとしては異例かも。とはいえ、Johnはファンクが好きなようですから、今までQUEENには
あわないと思っていた趣味を発揮できるチャンスが巡ってきた、と言えるかもしれません。
歌詞的には、マフィアの抗争みたいなものを想起させます。テンションは高いけれど、
個人的にはあまりシリアスな感覚は感じませんが。
この曲がアメリカでヒットしたわけは、「Another one bites the dust」というフレーズが、ゲームの時に、6(それとも7?)
カウントするのに都合がいいから、という話も当時聞きました。つまり、「だるまさんがころんだ」
みたいなものですね。(シリアスに聞こえないのは、そのせいかも・・)
余談ですが、ウィアード・アル・ヤンコヴィクという、ヒット曲の替え歌で有名な人が、(この人の「Eat It」――マイケル・ジャクソンの「Beat
It」の替え歌――が、むちゃくちゃ面白かった)「Another〜」をカヴァーしまして、その名も「遅刻へ道連れ」
これも結構おかしかったです。「another one ride the bus, another one ride the bus, hey he's gonna sit by you, another one ride the bus!」
つまり、ラッシュアワーの満員電車のように、むちゃくちゃに混んだバスの歌。
(このイメージもあるので、シリアスにならないのかも・・)
夜の天使
過ぎたことを思い出して、怒ったりは絶対しないよ
答えを探そうとするつもりも、絶対ないから
君は約束してくれた、きっと連絡するからと
君の手紙を読んで、僕はひどく傷ついた
絶対君に対して、腹を立てるつもりなんかないと言ったけれど
僕はよそものみたいな気分には、なりたくないんだ
それくらいなら、外にいて危険にさらされた方がいい
君の手紙を何度も何度も読み返したよ
君の言葉に隠された本当の意味を探して
絶対君に対して、腹を立てたりはしないと、僕は言ったね
強くならなければ
どんなに彼女がいなくて、寂しい思いをしたか
あの娘はわかろうとしないだろう
ただ時が過ぎて、やがてあの娘のことを忘れる
その時が来るのを願うしかないんだ
身体は痛み、夜も眠れない
疲れきってしまって、戦いを挑む気になれないよ
もしあの娘が他の男と一緒にいるのを見たら
僕はやるせなくて、たまらなくなるだろう
だって僕はあの娘を愛してるから
愛してるんだ、彼女を、愛してるから
おいでよ、ベイビー、会って話そう
君を愛するだろう、ベイビー、僕は永遠に君を愛するだろうから
(君から)離れようと、一生懸命努力しているけれど
何が君を変えたのかい、僕が何か言ったのかい?
ああ、今夜君の愛が欲しいよ
今夜、君の愛がどうしても要るんだ
Johnの曲が2曲続きますが、異色のAnother〜と違って、こちらは今までのJohnの路線という感じです。
軽快で覚えやすい良質のメロディ、ほんわかとしながら、ちょっとひねりも効いた主題。こう言う曲は、
Johnの本領発揮という感じですね。
ところで、曲中の「You」と「Her」は、同じ人なのでしょうか。真中のフレーズは、ちょっと客観的に視点を変えて、
見ているのでしょうか。文脈的には、前の彼女に振られたから別の子に求愛しているという構図より、同一人物だという方が、
しっくり来る感じなのですが。
愛という名の欲望
この愛という奴は、まったく手におえやしない
この愛という奴と、なんとか付き合わなくちゃならない
まだそのつもりじゃないのに
愛というやつは、ちょっときちがいじみたものなのさ
この愛という奴は、
(まるで赤ん坊のように、)
一晩中、ゆりかごの中で泣きじゃくる
そいつはスィングもすれば
ジャイヴもするんだ
まるでクラゲみたいに
揺れながら跳ね回ったりもする
結構、気に入ってるのさ
愛という、ちょっとイカれたやつがね
僕の恋人もそうさ
あの娘はロックンロールを知ってる
僕を夢中にさせてくれるんだ
刺激的な、時にはぞっとするような興奮をくれる
それから僕にひんやりする汗をかかせて
放って行ってしまうんだ
冷静になって、リラックスして、カッコよく決めよう
僕のあとについといで
後ろに乗りなよ、ヒッチハイクだ
モーターバイクに乗って、遠くまで出かけよう
その気になるまでさ
愛というのは、ちょっとイカれた奴なんだ
冷静になって、リラックスして、カッコよく決めよう
僕のあとについといで
後ろに乗りなよ、ヒッチハイクだ
モーターバイクに乗って、遠くまで出かけよう
その気になるまでさ(いいかい、フレディ!)
愛というのは、ちょっとイカれた奴なのさ
愛って奴は、まったく手におえやしない
愛って奴には、きっちり取り組まなきゃ
僕はまだ、そのつもりじゃないのに
愛って奴は、ちょっとばかりイカれてるのさ
この曲、もろロカビリーです。初めて聴いた時には、さすがにちょっと驚きました。このころには、「QUEENは基本的に
なんでもありなバンド」という認識があったので、そんなにとんでもない違和感はなかったのですが、
この曲が初の全米No1ヒットとなるに及んで、嬉しいと同時に、「これで良いんだろうか」という思いも
チラッとよぎったものです。「Another〜」の大ヒットの時も、同じ印象を受けました。QUEEN本来の
カラーではない、言ってみれば継子的な曲だという気がしていたからだと思います。
とはいえ、
何がQUEEN本来のカラーなのか、QUEENらしさとはなんなのか、と言われれば、初期に代表される重厚さ、華やかさなのか、
それともそれこそ「なんでもあり」の開放性なのか、両方なのか、迷うところでして、後者の意味合いから言えば、
この曲も「Another〜」も、QUEENのカラーなのだという気もます。
曲の主題は、「愛って奴は、手におえないけれど、好きだ」と言う感じではないかと。(単純過ぎ?)
邦題は「愛という名の欲望」で、「チープな映画の邦題みたいだ」と、当時雑誌などで言われていた
記憶があります。まぁ、たしかにそういう感じではありますが、なんとなく歌詞の趣を反映していて
妙かも知れません。(個人的感想)
この曲はFreddieが、お風呂に入りながら即興で作った曲であり、またJohn Lennonが「Double Fantasy」で
カムバックしようという気になった、きっかけとなった曲でもあるそうです。んでも、なんでこの曲?
ロック・イット
あのロックンロールを聞くと
心の底から、ご機嫌な気分になるんだ
それは本物の、ロックンロールだから
連中はせわしなくロックするのが好きだと
君は本気で思ってるのかい?
さあ、僕には良くわからないけど
何を知ってるんだい?
何を聞いてる?
ラジオから流れてくる奴かい?
ねえ、ママ
僕は狂っちゃいないさ
大丈夫――大丈夫だよ
ねえ、ベイビー、言ったろう?
土曜の夜、ロックンロールしよう、どうだい?
すっ飛んで着替えをもっといで、僕と一緒に行こう
さあ、こっちへ来て、僕と一緒にロックしよう
ああ、いいね!
何をしてるんだい?
生き生きした気持ちを感じるためにさ
ダウンタウンに行って、
最高のジャイヴに浸ってごらんよ
ねえ、ママ
僕は狂っちゃいないさ
大丈夫――大丈夫だよ
ねえ、ベイビー、言ったろう?
土曜の夜、ロックンロールしよう、どうだい?
すっ飛んで着替えをもっといで、僕と一緒に行こう
さあ、こっちへ来て、僕と一緒にロックしよう
ロックしようぜ――今夜
(最高のジャイヴが欲しいな)
(飛びきり素敵なスウィングが欲しいな)
ロックしようぜ、今夜は
おいで、ハニー
最高に素敵なジャイヴに浸ってさ
そう、そんな奴、うん、ノリノリだぜ!
おいでよ、ハニー、今夜はロックしようぜ!
まあ、これは歌詞そのまんまで、ロックンロール大好きなRogerの趣味炸裂、という感じですねぇ。
ファーストのModern Times Rock'n'roll も同じような主題だと思いますが、あちらは
耽美的で、少々退廃的な、ブリティッシュの香りをかなり感じましたが、こちらはからっとして
アメリカン、な感じがします。屈託がないというか。
訳において、ちょっと悩んだ点が1点。rock in space ですが、私の持っている紙ジャケ盤の
対訳には、「宇宙でロックする」とありました。Space Oddity的で、まあ、それもあるのかも
しれないですけれど――これは宇宙である、と確信が持てないので、もう一つの「隙間を埋めて」
の意味に取りました。
ドント・トライ・スイサイド
オーケー
そんなことはするな
やろうとしちゃ、いけないよ
そんなことはするな、だめだ、だめだ
いいことなんて、何もないから
そんなことはするな、いけないよ
だめだ!
自殺なんて、しようとするな
誰も価値なんて認めやしない
自殺なんて、やろうとするな
誰も気にしちゃいない
自殺なんて、するんじゃないよ
まったく、憎むべきことさ
自殺なんて、しようとするな
誰も、ハナも引っ掛けやしないから
手っ取り早い逃げ道だと思っているんだろう
今度は、手首を切ろうと思っているのかい
そんなことをしたって、僕をゆううつにさせるだけさ
そんな試みは止めろよ
そんなことはするな──これから良いことだって、あるんだから
そんなことはするな、するんじゃないよ
助けがいるんだね
よく考えてみな。君には助けが必要なんだ
君は人生を必要としている
だから、首をつったりするな
大丈夫だから
君だって、いつも自虐的になってはいられないだろう
少しばかり注目が欲しいなら──もう、いいじゃないか
愛情が欲しいなら──もう、あるだろう
自殺なんて、自殺なんて、ちっぽけなことさ
そんなことはするな
そんなことをしちゃ、いけないよ
首に紐をかけたりするな
僕を落ちこませないでくれよ
脳みそを吹き飛ばすのかい?
そんなことはやめてくれ
誰も、そう、誰も、ちっとも気に止めてやしないんだから
読めばわかるストレートさです。回りくどくないです。
「自殺なんて、するなよ!」これ一言。単純明快ですね。このわかりやすさが、QUEEN流かも。
ところでこれ、最初の邦題が「自殺志願」だったような気がするのですが、たぶん記憶違いかもしれません。だってこれだと、反対の意味に
なってしまいますから。
セイル・アウェイ・スイート・シスター
ねえ、かわいい子、君は変わってしまったね
つらい思いを感じているのかい
もう遊びたくないなんて、
そんなふりをしても無駄さ
君はもう子どもじゃない
母さんはなんと言うかな
まるで貴婦人のように着飾りながら
その振る舞いはなんです、なんてね
旅立つがいい、かわいい妹よ
海を越えて、行くがいい
たぶん君は見つけるだろう
僕の半分くらいは君を愛してくれる誰かを
僕の心はいつも君とともにある
君が何をしようとかまわない
旅立つがいい、かわいい妹よ
僕はいつも君を愛しているから
僕が言ったことを許して欲しい
ちょっとばかげたふるまいをしてしまったようだ
僕は君を決して束縛したりしない
君は自由の身だと、知っているから
旅立つがいい、かわいい妹よ
海を越えて、行くがいい
たぶん君は見つけるだろう
僕の半分くらいは君を愛してくれる誰かを
君が欲する道を行くといい
でも、もし落ちこむような目にあったら
旅立つがいい、かわいい妹よ
僕の腕の中に戻っておいで
魅力的な子よ、君は若い
君は未来に世界のすべてを持っている
でもすぐに君はそれを投げ捨ててしまうだろう
あまりにもすぐに
『僕にはいなかった妹へ』という副題がついていました。こんなお兄さんがいたら良いな。(トシがいもなく、はぁと)
古い話ですが、渡辺徹の(まだかっこよかった頃の)『約束』という歌を聴いた時、この曲を思い出してしまった。
私だけでしょうか。(ああ、トシがばれるネタをふってしまった‥‥)
カミング・スーン
気分が最高にのってくると、なぜか頭痛がしてくるんだ
乱痴気騒ぎの夜を過ごした後の、朝みたいに
ナイロンのタイツをはいた義理のおっかさんみたいに
そいつらは、いつも
そいつらは、いつも
すぐにやってくる
予想もしないところから、ひょこっと現れるのさ
我慢しなくちゃ
変わりばえのしない玩具で遊ぶ、相も変らぬ馴染みの赤ん坊にも
音がやかましいと(言って)騒ぎ立てる、近所の連中にも
君が男の子と一緒に出かけると、決まって小言を言う人にもね
奴らは、いつも
奴らは、いつも
嵐のようにやってくる
不意打ちのように現れるんだ
気を付けなよ
そいつらは、いつも
そいつらは、いつも
あっという間にやってくる
予想もしないところから、ひょこっと現れるのさ
これもRogerの曲ですが、んー、何が「やってくる」のか、この「They」はなんなのか、というのが、
私にはいまいち、はっきり掴めません。(すみません!)
たぶん、楽しい時を過ごすことや、自分の自由に生きることに対する、世間の批判とか風評とか、
さもなければ、具体的な誰かではなく、二日酔いとか病気とか、というような、ネガティヴな副産物
を現しているのかもしれない、という気はします。なので、この「They」を、人として訳していいのか
ちょっと悩みどころではあります。
ちなみに、歌詞中の「mother in law in her nylon tights」と聴くと、私は「奥様は魔女」の、
サマンサのお母さんを連想してしまいます。日本では嫁と姑との確執が一般的ですが、西洋では、
旦那と義理のお母さんとの関係がトラブルメイカーというのが良くある話らしいですね。
セイヴ・ミー
始まりは、本当に上手くいったんだ
みんな、素晴らしいカップルだと言った
君の栄光と愛を身にまとい
どんなに君を愛していたことか
どんなに涙を流したことか
いたわりと忠誠を誓ったはずの年月は
ただの見せかけにすぎなかった
偽りの年月、僕らは嘘の上に生きてきた
『死ぬまであなたを愛する』と
助けてくれ、僕を救ってくれ
僕はたった一人で人生に立ち向かうなんて出来ない
助けてくれ、ああ、僕を救ってくれ
僕にはもう何もない、頼る家もない
過去は水に流されるだろう
僕は記憶を消し去ろう
新しく、別の誰かとやりなおすために
すべては無駄だったのだろうか?
あの愛はすべて‥‥‥‥
頭を垂れ、広告を出そう
魂売ります または貸します
僕には心なんてない
芯から冷え切っている
僕は何も中味を持たないんだ
助けて、僕を救って
たった一人で人生に向き合うなんて、出来ない
助けて、僕を救って
僕にはもう何もない、帰る家もない
毎晩僕は泣き明かしている
まだ、あの嘘を信じているんだ
『死ぬまであなたを愛している』と
'81年武道館公演で聴いて、感激した記憶があります。叙情的な美メロと、フレディの情感たっぷりの歌が、あまりにもはまっていて、本当にウルウルきました。
うーん、改めて訳してみると、ちょっと女々しいかな、という気もしてしまうけれど、それゆえにやるせなさ、せつなさを感じてしまいます。
個人的レビュー
シングル・アルバムともに、クイーン待望の全米No1を成し遂げたアルバムです。
サウンド的には前作の進化形というな印象で、きれいに的を絞り、余分なサウンドの贅肉を削ぎ落とし、シンプルにかつキャッチ−にまとめたという感じです。
アルバムとしての完成度は非常に高く、前作で見られたようなかすかな迷いのようなものも、ありません。
『愛という名の欲望』はロカビリー、『地獄へ道づれ』はジョンのファンク嗜好が反映した曲で、いずれも本来のクイーンのスタイルではなかったことが、
しかしこの後彼らの進路を少々迷わせる結果になったのは、皮肉といえば皮肉ですが。
個人的ベスト3
- SAVE ME
- ROCK IT
- DRAGON ATTACK
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