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:黄スミレの咲く、早春の阿蘇路
阿蘇五岳『杵島岳』1270m

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2001,04,22山行、05,07掲載 2004/04/24見直し 

野焼きが終わった阿蘇は黄スミレの園

登山口より杵島岳を望む

 連休に【やまびこ会】の山行幹事を控えバタバタしている中、折からの晴天に誘われて、阿蘇は杵島岳(1270m)に、家族全員で出かけることにした。

 杵島岳は、阿蘇中央火口丘郡の中で北西、往生岳と烏帽子岳の間に位置する阿蘇五岳の一峰で有る。

 登山口は、阿蘇登山道坊中、赤水線の草千里展望台の少し手前、左手にある。

杵島岳正面全景

可憐に咲く、黄スミレ

 熊本市からだと、車でほぼ1時間半、容易に遊びに行ける山である。
 登山道も、上の写真に白く見えているのがそれだが、草原の中の良く整備されたコンクリ−ト製の一本道で、迷うこともない。

 登山口近くの、空き地に車を停めて家族全員でハイキングである。
草原は、既に野焼きが終わっており、あちこちに、黄スミレの花が咲いている。

 野焼きのあとに踏み込むと、靴が真っ黒になってしまうので、登山道を外さないように登る。

 登山道は草原の中の一本道で、景色はどこからでも絶景である。特に眼下に広がる、阿蘇谷は世界一のカルデラの中に広がる町々は、世界有数の景色だと思う。

 ほぼ30分で、山頂に到着。
あたりは遮るもののない、360°の大パノラマである。この日は、春霞の影響で、遠望がきかなかったが、天候によっては、遠く有明海を隔てて雲仙まで、見ることが出来る。
 また、九州の屋根、久住連山や祖母、九州脊梁の山々も、指呼の間である。

頂上にて

阿蘇中岳

 また、眼前には、阿蘇中岳が、もうもうと煙を吐き、草千里では楽しく集う人々の姿が見える。

 その草千里を挟んで、烏帽子岳山頂に登山者の影も遠望できる。
 足下には、前述した阿蘇谷が広がり、すぐ下には、阿蘇のシンボル、米塚がニコニコ笑っているように、見える。

 まさに、天上の人である。

 山頂で、用意してきた昼食を取り、まだ、堅いつぼみのミヤマキリシマに今年も期待しているよと声をかけて帰路についた。

 素晴らしい春の一日であった。

非常にわかりやすいので、登山案内は、掲載しておりません。
草千里のお店などで聞いていただければ、登山口はすぐ解ります。
 時間が有れば、烏帽子岳へも足を延ばされることをお奨めしす。

杵島岳全景 

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