:久住山群の秀麗な独身貴族
標高1500mピッタシ『湧蓋山(わいたさん)』

前へ2000,06,13(山行は5/3)  2004.03.27見直し次へ

登山道より涌蓋山頂方向を望む

  瀬の本高原から久住山群を望むと、左手に富士山に似た秀麗な独立峰が屹立しているのにすぐ気がつきます。これが、今回の目的地、湧蓋山です。その姿のとおり、別名小国富士とも呼ばれる美しい山容は、小国地方の人々に地元の山として愛されています。

今回は、この湧蓋山に小国の岳の湯方面から登ることにしましょう。岳の湯は自然の噴気を利用した地獄蒸しなど、その豊かな地熱を昔からよく利用していることで有名な地区です。もちろん、温泉もいたるところに湧いています。

その岳の湯地区の老舗、 松屋旅館の傍らの道を登山口に向け、車で進みましょう。しばらく行くと、道が二手に分かれます。右は車は入れません。ここが登山口になります。ジ−プなどの足回りのしっかりした車の場合は左手に林道をさらに進むともうひとつ先まで行くことができます。

 

湧蓋山
湧蓋山山頂

今回は、先まで入ってみました。左手に、湧蓋山登山口の道標がありますので、そこに車を停めます。周辺は10台程度駐車可能です。ここから、登山道に取り付きます。林の中を数分で、周りは潅木となり、さらには草原となります。登山道はただひたすら登りですので、ペ−ス配分に気をつけながらゆっくり登りましょう。だらだらと続く登りをあえぎながら、小一時間で山頂です。途中の道筋には、沢山のミヤマキリシマがありますので、花期は見事だと思います。登山道の途中からは万年山方面がよく眺望できます。 

 

山頂はただひたすら、広いです。幅20−30m長さは2−300mも有るかと思います。最高点はその北東の端にあります。あたかも、山上の大広間の感があります。眺望は360°何もさえぎるものはありません。由布岳、久住山群、祖母-傾山群、阿蘇とすばらしい眺望です。

当日は天候もすばらしく、写真のように美しい景色を存分に楽しむことができました。

 

久住方面

黄スミレ
キスミレ

ハルリンドウハルリンドウ

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