『諸塚山』の地図と案内 |
諸塚山、ブナの新緑 | |
宮崎県と熊本県の間に横たわる九州脊梁山塊の東部、日本最南端のスキ−場のある宮崎県五ヶ瀬町から約30分の六峰街道沿い、七ッ山山地の一角に諸塚山は位置している。 古くは、英彦山と並び称される修験道の山で、山頂部にはブナ,モミ,カシなどの原生林が残り、今回案内する西登山口からすぐの所に『あけぼのつつじ』の群落も残っている。登山道は公園のように整備され、山男には物足りないかもしれないが、家族で山気分を味わうのにはもってこいである。ただ、この山も脊梁山塊の他の山と同じで頂上近くまで植林が入っており、自然破壊のすさまじさも同時に物語っている。 |
今年生まれのブナの子供 | |
5月11日(晴れ) 今回は、長女の綾家の調子が悪く、妻と一緒にお留守番である。そのかわり、私の父と母が同行する
こととなって、私と、次女、三女、それに父母と5人のでこぼこパ−ティである。母は当年7*歳と高齢だが私なんかより沢山山に通っている。元気で何よりと感謝している。
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車をこの駐車場に停め、この道標の右手のきれいに整備された道に入り、山頂へと向かう。
最初の坂を上ったあたりが『あけぼのつつじ』の群落であり、駐車場からものの5分である。今回はちょっと時期が遅くもう数輪しか咲いていなかったが、木は結構大きく、盛りの頃はいかばかりかと思われる。父と母が3日前に来たときは真っ盛りだったそうで、大変残念である。気を取り直して、先へ進む、今日はおじいちゃん、おばあちゃんが一緒なので恵理香と貴美香の早いこと早いこと、キャッキャ言いながら登っている。 幾つかピ−クを越えていくと次第に周囲の木が大きくなり、ブナの登場である。また、周囲には三つ葉つつじが今を盛りと赤紫の可憐な花で咲き誇っている。何枚か写真を撮りながら、もう幾つかビ−クを登ると、約1時間で山頂である。子供の足でも一気であった。 山頂も公園様に整備され、西洋シャクナゲなどが植えてある。ちょっとやり過ぎで興ざめである。自然のままが一番と思うのは私だけだろうか。 |