個性って何だろう?
2008.04.25
普段の生活でも、自分の個性を大切にしたいと思っている。現代において、いや有史以来個性を発揮することは、あまりいい印象を持たれていなかったと思う。
学校教育も個性を伸ばす教育を掲げる面もあるけど実際そうはいかないんじゃないかなと思う。本音と建て前。どれだけ個性を発揮するべきなのか。
そして社会に出ても集団で生活することになる。一人きりで生きていくことが困難ではないけれど、いかに厭世的であっても少なからずコミュニティーは形成される。
インターネットの世界は個性的であるといえるが、たくさん集まれば、一つの集団としてみられることが多い。「個性的な人たち」とまとめられたら、普通の人とは違う集団だけど、外から見たらその構成員の区別はほとんどない。
僕が「オタク」という用語を使わないようにしているのは、「オタク」というのは個性的な人物であるけれども、外から見て一様な集団のイメージがあるから。もちろん、「オタク」はそれぞれ強烈ともいえる個性の固まりで、集団の中でも全く別々の個性を持っていることは間違いない。
でも、外から客観的に見てなかなか区別するのは難しい。
外見は確かにみんな違う。でもひとかたまりになると全く一緒の異質な集団になってくる。
僕は、「オタク」の代わりに「ファン」という言葉を使うことがあるけど、「ファン」もまとまったら一緒に見えるのかなあ?
確かにスポーツの応援とかはみんなそろいのチームカラーを身にまとう。そもそも「応援」するわけだから一緒になっていいのか。
結果的にはこじつけに過ぎないか。
信念を持って、日々生きるというのは結構しんどい時もあります。みんなと同じ行動をとって、みんなと同じことをして、それも大事だしそれも楽しいけれど、自分じゃなくても他人でもいいじゃないかと思ってしまったら、時に悲しくなる。
それを感じたときにやっぱり個性は必要なんだなって思う。