◇ 雑学手帳 その34 ◇
 

@ 「失敗をして社長の逆鱗に触れた。」
さて、この【逆鱗】って、
何の《鱗(うろこ)》でしょうか?
【竜(龍)】のウロコです。
竜の胸には、一枚だけ逆さに生えた
ウロコがあり、そのウロコにさわられると、
竜は烈火の如く怒り出すという、
『韓非子』の故事から生まれた言葉。
A 「こう不景気じゃ《にっちもさっちも》
いきませんや。」
・・・の《にっちもさっちも》。
漢字で書くと《二進も三進も》ですが、
さて、何を語源とする言葉でしょうか?
【そろばん用語】に由来します。
『にっち(二進)』は、2÷2。
『さっち(三進)』は、3÷3。
ともに割り切れる(商が1)ことから、
2でも3でも割り切れないことを
『にっちもさっちもいかない』と、
言うようになったとか。
B 「先日、《岳父》の世話になって・・・
さて、この【岳父】って、
いったい、どんな《父親》?
【妻の父親】のこと。
ちなみに『妻の母』は【丈母(じょうぼ)】です。
(※【岳母】という呼び方もあるそうですが。)
C 「電光石火の早業」。
もちろん、とても短い一瞬を表す言葉ですが、
では、何の【光】、何の【火】か、
ご存じですか?
【電光】は『雷の光』。
【石火】は『火打ち石の火』のことです。
(誰です? 『蛍光灯』とか言うのは?)
D 「お酒をなみなみと目一杯につぐ。」
で、この《目一杯》の【目】とは、
いったい、何の【目】でしょう?
【目盛りいっぱい】→『めいっぱい』ですね。
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