◇ 相談3 ◇
【お坊さんにお渡しする “お礼” の表書きは
どのように書いたら良いのですか?】
【ご返信】
基本的には【お布施(または御布施)】です。
誤解されている方が多いので、あえて記しますが、
お布施のことを
“お坊さんがお経を読んだことに対するお礼”
と、考えるのは間違いです。
まず、最初に【檀信徒の皆様】が、
ご先祖さまに対して『何かしら“良いこと”』をする。
これが、本来の【お布施】の意味です。
そして、檀家さんが為された【よいこと】に対して、
お坊さんが【お経を読ませていただく】のです。
つまり、最初に檀信徒の皆様の【お布施】があってこそ、
お坊さんの【お経】が、2番目に出てこられるわけです。
たまに、【お礼】とか【ご法礼】と書かれた布施袋をいただきますが、
順序が逆になっていることをご確認ください。
僧侶の立場から言わせていただいても、
『お経を読んだ見返りに、お礼をいただく』
・・・のではなく、
『檀家さんのご先祖さまを思う気持ちに応(こた)えて、
お経を読ませていただく。』
・・・方が、理にもかなっていますし、気持ちよいものです。
難しい書き方になってしまいましたが、
少しでもご理解いただければ、と思います。
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