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本文へジャンプ 2006 4月 7日 

 


    

    ◇ 相談3 ◇

     お坊さんにお渡しする “お礼” の表書きは
      どのように書いたら良いのですか?】


    


   【ご返信】

      
基本的にはお布施(または御布施)】です。

      誤解されている方が多いので、あえて記しますが、

      お布施のことを
      “
お坊さんがお経を読んだことに対するお礼
      と、考えるのは間違いです。

      まず、
最初に【檀信徒の皆様】が、
      ご先祖さまに対して
『何かしら“良いこと”』をする。
      これが、本来の【お布施】の意味です。

      そして、檀家さんが為された【よいこと】に
対して
      お坊さんが【お経を
読ませていただく】のです。

      つまり、
最初に檀信徒の皆様の【お布施】があってこそ、
      お坊さんの【お経】が、
2番目に出てこられるわけです。

      たまに、【お礼】とか【ご法礼】と書かれた布施袋をいただきますが、
      
順序が逆になっていることをご確認ください。

      僧侶の立場から言わせていただいても、

      『お経を読んだ
見返りに、お礼をいただく』
      ・・・のではなく、
      『檀家さんのご先祖さまを思う気持ちに
応(こた)えて
       お経を読ませていただく。』
      ・・・方が、理にもかなっていますし、気持ちよいものです。

      難しい書き方になってしまいましたが、
      少しでもご理解いただければ、と思います。




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