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本文へジャンプ 2006 4月 7日 

 


    

    ◇ 相談2 ◇

     【光松寺では、“御祓い”“厄落とし”といった行事を
      されているのでしょうか?】


    


   【ご返信】

      基本的には『浄土宗』をはじめとした浄土系には
      【おはらい】や【やくおとし】といったものは
ないと考えてください。

      その考え方の根本には、
      『南無阿弥陀仏』ととなえたものは
      
全員、仏さまの世界(極楽浄土)に行くことが出来る
      (これが
往生=往って生まれること)、
      という浄土系の教えがあります。

      つまり、 “祓うべきもの”や“落とすべき厄”などというものは
      
もともと存在しないのだ、と解釈するわけです。

      したがって、浄土系の僧侶がお参りですることは
【供養】です。
      供養とは、
亡くなった人を思い偲び、
      一生懸命に生きている自分の姿を見ていただくこと
です。

      こういった【供養】という行為が、
      “御祓い”や“やくおとし”につながるとお考えなら構いませんが、
      いわゆる
【身に付いた悪しきもの】を追い払う、という考えの場合は、
      特別にそういった行事等を行っておられる
他宗派の寺院さん
      お頼みされる方が良いでしょう。



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