【柳箸(やなぎばし)】
ご存じでしょうか?
お正月に使うお箸で、
「両口箸」や「両箸」とも呼ばれる、
両端が細く削ってあるお箸のことです。
片方で食べ、
もう片方は重箱の料理を取るときにひっくり返して
“取り箸”として使われることがありますが、
実は、これは間違いで、
“お箸の、一方を人間が使い、
もう一方(反対側)は神様が使う”
つまり…、
“お正月に、人間と神様が
一緒に食事をする”
……そのためのお箸だということです。
また、書物によりますと、
『柳』という木は、
春一番に芽を出す縁起の良い木であると同時に
木肌の白いところから、
ものを清浄にし、邪気を払う、
…と考えられていたのだとか。
(折れにくいということも理由の一つ)
あと、柳箸を『家内喜箸』と語呂合わせて、
お正月に際し、
今年一年の『家の中の喜び』を願った、
…とも載っておりました。
神様も家族も、みんな揃って食卓を囲む、
…それが「お正月」なのですね。
新しき年の、良き門出となりますように…
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