【知事】
昨今、何かと話題の【知事】ですが、
実は、本来・・・
『事を知ること』や『つかさどること』を意味する
サンスクリット語“karama-dana”の漢訳を語源とした
立派な仏教語
・・・だったんですって!
ご存じでしたか・・・?
起源は中国の5世紀頃。
今でこそ都道府県の首長であり、
いわゆる“おエラいさん”たちの代表のような存在ですが、
もともとは、寺の雑事や庶務をつかさどる役職
・・・を【知事】と呼んだそうで、
寺院の中に置いては、どちらかといえば
“雑用係”的な立場だったようですね。
それがやがて、禅宗寺院の急速な発展により事務職が
複雑化され、それぞれの事務職を分割して
【6知事】と称するようになり、
・・・その後、宋の時代に入ってから
中国各地の地方長官の名称として【知事】という
役職名が転用され、日本に伝わってきた、とか。
ただ、ま、どんな仕事であれ、
“世のため・人のため”が大原則!・・・のはずです。
同じ仏教語でもある【利他】の精神も忘れずに、
新知事さん、ガンバレ!
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