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本文へジャンプ 2008年 1月 26日 

 



  【煤払い(すすはらい)


       
     現在では「大掃除」と混同されがちのこの
【煤払い】ですが、
     本来は、・・・

     新年を迎えるにあたって、家の内外を掃除し
     神棚や仏壇、家の調度品などを清めると同時に
     一年間積もった
『厄(災難)』を祓い、
     年神様を祀る準備をする、という
【宗教的行事】で、

     鎌倉から室町時代にかけては12月の吉日に行われて
     いたものが、江戸初期頃には12月20日に、
     4代将軍家綱の時に13日と改められて以降、
     
12月13日が“煤払いの日”として定着したそうです。

     また、この日(12月13日)は、
     
『正月迎え』『事始め』とも呼ばれ、
     門松の松を取りに行く『松迎え』が行われるなど、
     
正月の準備を開始する日でもありました。

     煤払いには長い竹竿を使い、使用後は小正月(1月15日)の
     
左義長の時に正月飾りなどと一緒に燃やしたといわれます。
     (いわゆる
“どんと焼き”ですね。)

     また、掃除の時に何も用事がないのに外出し、
     掃除から逃れることを
“煤逃げ”と言ったりもするとか。

     昨今は“掃除代行業”という業者も重宝されているようですが、
     
“汚れ”は落とせても、『厄』というものは
     
【自分の手】で祓ってこそ“落ちて”くれるもののはずです。

     さあ、今年も(!)頑張りますか・・・!
     


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