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【初七日】その@ 数え方について
=葬儀編・そのS=
少しややこしいので
何度かに分けて解説しますが…
故人がなくなってから、数えての7日目を
『初七日』《しょなぬ(の)か・しょしちにち》
……と称します。
ただ、この「数えての7日目」という表現が問題で、
いわば、生まれた日を「0歳」ではなく
「1歳」と数える『数え年』と同様に、
◇亡くなったご命日を「1」と数え、
以降は、2・3・…7と数えていく
……わけなのです。
つまり、……
3月1日に亡くなった場合で考えてみると、
3月2日が「数えての2」
3月3日が「数えての3」で、
結局、初七日に当たるのは、
3月1日に7を足しての3月8日ではなく、
3月7日が初七日となるのです。
(簡単に曜日でたとえてみると、
月曜日が命日の場合は、初七日は日曜日です)
そして、もう一つの問題として、……
◇初七日法要は、初七日を迎える『前日』に
厳修するものである(※これが「逮夜法要」)
……という、“ならわし”があるため、
3月1日に亡くなった方の初七日は3月7日ですが、
初七日法要は、前日の3月6日に厳修されるのです。
まあ、昨今では、
葬儀後の還骨法要のときに、この初七日を一緒に
つとめられることがほとんどですから、
そこまでややこしくは感じられないでしょうが、
とりあえず、知識として、覚えておいていただければ…
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