仏教質問箱 【葬儀編そのS・初七日@】
本文へジャンプ 2015年  3月 7日 

 



  【初七日】その@ 数え方について
          =葬儀編・そのS=

      少しややこしいので
      
何度かに分けて解説しますが…

      故人がなくなってから、数えての7日目を
      
『初七日』《しょなぬ(の)か・しょしちにち》
      ……と称します。

      ただ、この
「数えての7日目」という表現が問題で、
      いわば、生まれた日を「0歳」ではなく
      「1歳」と数える
『数え年』と同様に、

      
◇亡くなったご命日を「1」と数え、
       以降は、2・3・…7と数えていく


      ……わけなのです。

      つまり、……

      
3月1日に亡くなった場合で考えてみると、
      3月2日が「数えての2」
      3月3日が「数えての3」で、
      結局、
初七日に当たるのは、
      3月1日に7を足しての
3月8日ではなく
      
3月7日が初七日となるのです。
      (簡単に曜日でたとえてみると、
       
月曜日が命日の場合は、初七日は日曜日です)

      そして、
もう一つの問題として、……

      
◇初七日法要は、初七日を迎える『前日』に
       厳修するものである(※これが「逮夜法要」)


      ……という、
“ならわし”があるため、

      3月1日に亡くなった方の
初七日は3月7日ですが、
      
初七日法要は、前日の3月6日に厳修されるのです。

      まあ、昨今では、
      葬儀後の
還骨法要のときに、この初七日を一緒に
      つとめられることが
ほとんどですから、
      そこまでややこしくは感じられないでしょうが、

      とりあえず、
知識として、覚えておいていただければ…


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