【四修(ししゅ)】
今回は、前回の《三心=さんじん》に続いて
《四修=ししゅ》のお話。
念仏信仰の基礎が《三心》にあるのに対して、
その“称え方・保ち方”を示すのが《四修》で、
◇《恭敬修=くぎょうしゅ》
常に恭(うやうや)しく敬(うやま)った心持ちで
阿弥陀仏を拝し、仏に接すること。
◇《無余修=むよしゅ》
念仏を称えるときには、余を無く修すこと。
つまり、あれこれといった雑念を無く修すこと。
◇《無間修=むけんしゅ》
いつでも、どこでも、念仏を修すこと。
◇《長時修=ぢょうじしゅ》
長い間=生涯かけて、念仏を修すこと。
・・・の、以上四つを表しています。
“ただし、三心四修と申すことの候は
皆決定(けつぢょう)して南無阿弥陀仏にて
往生するぞと思う内に籠もり候なり”
・・・という“一枚起請文”の一節は、
法然上人が、念仏往生への信仰の基礎とその保ち方を
私たちに示されたものといえます。
ただし、・・・
《できない人》に対しては、
“その身・そのままでお念仏しても良いのですよ”
・・・とも説かれております。ご安心を・・・
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