【修正会】
※【仏教歳時記】の『修正会』とほぼ同じ内容ですが。
お正月、元旦(※1月1日の朝)にお勤めする法要を
『修正会(しゅしょうえ)』といいます。
いわゆる“初詣=厄よけ”とは少し異なり、
どちらかといえば、
“年の始めにあたって、世界の平和・安寧を祈願するとともに、
この一年の仏法興隆や、壇信徒の安全・繁栄を願う”
・・・そんな意味合いを持った法要です。
まあ、難しく考えるよりも、
“前年の無事の喜びをご先祖さまに感謝し、
新年の決意を仏前に誓う”
・・・と、お考えいただければよいでしょう。
最後に、お唱えする代表的な経文『祝聖文』
(仏説無量寿経より)を記しておきます。
《天下和順 日月清明 風雨以時 災歯s起
国豊民安 兵戈無用 崇徳興仁 務修礼譲》
〈てんげわじゅん にちがつしょうみょう
ふうういじ さいれいふき
こくぶみんなん ひょうがむゆう
すとくこうにん むしゅらいじょう〉
※和語訳
天下は和(おだ)やかで順(やわらか)であり
日月は清明にて、風雨は時を以て吹き降りし、
災いや疾病も起こらず、
国豊かにして、民は安らかに、
兵戈(へいか)は用いることもなく、
徳を崇(あが)め、仁を興(おこ)し、
努めて礼譲(礼儀と謙譲)を修められん。
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