【お逮夜(たいや)】
ちょっと難しい言葉ですが、
◇葬儀後の四十九日間にお参りする七日七日の法要◇
・・・を、「お逮夜参り」と称したりするので
耳にされた方もおられるかもしれませんね。
ただ、厳密に言うと、・・・
『逮』という文字には『およぶ(及ぶ)』という意味があって、
(そういえば、逮捕の「逮」でもあります。)
本来、「逮夜」とは、・・・
◇法要やお参りの日(当日)に「およぶ=つながる夜」◇
(この場合の夜とは、午後〜夕刻)
・・・を意味しているのです。
つまり、簡単に言うと、
『前日の夜』・・・ってわけですね。
そして、この「逮夜」という考え方を大切にしていたため、
お参りなどでも、月命日ではなく、
その前日にお参りすることが、昔は多かったようですし、
まれに『お通夜』のことを『逮夜』と称することも
あったのだとか。
ま、遠足だって「当日」よりも「前日」の方が
ワクワクするもの。
そういった意味では、「前日を大切にする」という
昔の「習わし」、わからないでもありません。
でも、ま、もちろん、・・・
『両方大切』ってことは、お忘れなきように、ね!
トップページへ
|