【お節料理】
※もともとは正月だけと限ったわけではなく、
お節供(おせちく=季節の変わり目の節句)に
年神様へとお供えしたもの
・・・が起源だと書物には載っていました。
ただ、まあ、“うんちく”はさておき
それぞれの料理の由来、ご存じでしょうか?
(※諸説あるうちの一説ですが・・・)
◆黒豆(くろまめ)
「まめ=丈夫に」、という意味合いから
健康を祈願すると共に、
マメによく働ける、ことも念じているようです。
◆数の子(かずのこ)
数の子の親・ニシンは、一腹で5〜10万個の
タマゴを持っていることから、
子宝に恵まれる、また子孫繁栄を念じています。
その他、ニシンと二親の語呂合わせ、などという
説明書きも見つけました。
◆ごまめ(田作り=たづくり)
ごまめは「五万米」とも記され、
五穀豊穣・豊年満作を祈願される縁起物とか。
その昔、田んぼの肥料にごまめを使ったところ
その田んぼが大豊作になったことから「田作り」と
称されるようになった由来もあるようです。
◆たたきゴボウ
お重の「一の重」である【三つ肴】は、
関東では【黒豆・数の子・ごまめ】だが、
関西では【黒豆・数の子・たたきゴボウ】だと
載っていました。
ゴボウを叩いて平たくした様子を【開く】と称したため
“運や道が開けるように”との願いを込め
【三つ肴】に加えられていたようです。
◆金団(きんとん)
これは文字通りですね。
財産や富を祈願します。
◆金団(きんとん)
これも金団と同じ意味合い。
腰が曲がるまで元気に、また海老の【老】の字から
長寿を願います。
◆昆布巻(こぶまき)
【よろこぶ】に通じる縁起物です。
◆紅白かまぼこ・紅白なます
【紅白】という色合いは、“平和・安寧”を意味します。
また、なますのダイコンの【白】色は、
“聖なる色”を表現すると考えられていることから
清らかな生活を祈願しています。
それと、かまぼこの形が【日の出】に似ているので、
“初日の出”あるいは“日の目を見る”という意味合いでも
用いられるようですね。
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