★【お経編】その4
【香偈(こうげ)】
文字通り、お焼香をするときに心掛ける偈文で、
法要の一番最初にとなえられます。
《香偈》
願我身浄如香炉 “がんがしんじょうにょこうろ”
願我心如智慧火 “がんがしんにょちえか”
念念梵焼戒定香 “ねんねんぼんじょうかいじょうこう”
供養十方三世仏 “くようじっぽうさんぜぶつ”
※願わくは、我が身浄きこと香炉の如く、
願わくは、我が心智慧の火の如くあらん。
念念に、戒定の香を梵焼し、
十方・三世の仏を供養したてまつる。
◇願わくは、私の身体は
焚かれる香のように清らかでありたい。
願わくは、私の求める智慧の心は
激しく燃える炎のようにありたい。
修行に必要な戒と安らぎの心を
絶え間なく持ち続けられるために香を焚き、
過去・現在・未来(三世)のすべての仏に
供養いたします。
《香》は、道場を清らかにし、法要に臨むものの
身心をも清らかにします。
この《香偈》と、次回以降で紹介する予定の《三宝礼》・
《四奉請》をあわせて、法要の最初に読誦します。
(省略する場合もありますが)
法事の際、一番最初に耳に届く読経が《香偈》です。
心静かに、清らかな境地で、仏前に向かわれますことを・・・
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