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本文へジャンプ 2007年 9月 1日 

 



    ★【お経編】その4

   【香偈(こうげ)



      文字通り、お焼香をするときに心掛ける偈文で、
      法要の一番最初にとなえられます。

     
《香偈》
       
願我身浄如香炉  “がんがしんじょうにょこうろ”
       願我心如智慧火  
“がんがしんにょちえか”
       念念梵焼戒定香  
“ねんねんぼんじょうかいじょうこう”
       供養十方三世仏
  “くようじっぽうさんぜぶつ”

       ※願わくは、我が身浄きこと香炉の如く、
        願わくは、我が心智慧の火の如くあらん。
        念念に、戒定の香を梵焼し、
        十方・三世の仏を供養したてまつる。


       ◇願わくは、私の身体は
            焚かれる香のように清らかでありたい。
        願わくは、私の求める智慧の心は
            激しく燃える炎のようにありたい。
        修行に必要な戒と安らぎの心を
            絶え間なく持ち続けられるために香を焚き、
        過去・現在・未来(三世)のすべての仏に
            供養いたします。


  

      
《香》は、道場を清らかにし、法要に臨むものの
      身心をも清らかにします。
      この
《香偈》と、次回以降で紹介する予定の《三宝礼》
      
《四奉請》をあわせて、法要の最初に読誦します。
      (省略する場合もありますが)

      法事の際、一番最初に耳に届く読経が《香偈》です。
      心静かに、清らかな境地で、
仏前に向かわれますことを・・・


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