★【お経編】その2
【啓白文(けいびゃくもん)】
《開経偈》に続いて、
お経編の第2回目に登場いただくのは
《摂益文(しょうやくもん)》とも称される《啓白文》です。
阿弥陀仏の“光明の功徳”を端的に顕す経文で、
法要などでは必ず読誦(どくじゅ)されています。
《啓白文》
光明遍照 “こうみょう・へんじょう”
十方世界 “じっぽう・せかい”
念仏衆生 “ねんぶつ・しゅじょう”
摂取不捨 “せっしゅ・ふしゃ”
※(弥陀の)光明は、
遍(あまね)く十方の世界の、
念仏の衆生を照らし、
摂取して捨てたまわず
◇阿弥陀仏の身体より発せられる光明は
宇宙のすべての念仏する人々を、摂取し、
決して見捨てることはない功徳がある。
(※他訳多説ありますのでご注意ください。)
出典は、観無量寿経・第九観“真身観”の一文。
《光明》が“世界”を照らすのか、“衆生”を照らすのか、
・・・で解釈は多少異なるのですが、
法事や月参りなどでは、お経の最後の部分、
回向の前に必ず読み上げられる最も大切な経文です。
(お盆でも、この経文だけは欠かしません。)
短いお経ですし、何度も耳にしておられるこ
とでもあり、簡単に覚えられると思います。
今度、ご一緒にご発声、いかがですか・・・?
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