【男雛と女雛】
もうすぐ“ひなまつり”ですが、
男雛と女雛の(雄雛と雌雛)の飾り場所って、
右側か左側か、少し悩ましいですよね。
ま、そこで、簡単な蘊蓄(うんちく)ですが、・・・
◇ 本来、『天子(君子)は南面す』といって、
“やんごとなき方々”は
【南を向いて座す】ものであった。
そして、南を向いて座る(=北を背にする)と、
当然、左手が東、右手に西が来る。
東と西では、日の昇る【東】が、
その没する【西】よりも上位である。
そのため、男雛は左側(こちらから向かって
右側)に置く、
・・・とされていたものが、
◇ 明治維新後に西洋の文化が入ってきて、
左手に婦人を抱え、右手で剣を使う、
・・・というナイトの習慣などから、
男雛が右・女雛が左という、
本来とは逆の飾り方が、最近では主流に
なってきたのだ、
・・・そんな解説が、書物に載っていました。
ただ、まあ、諸説いろいろあることですし、
どちらで飾るかは、その家のしきたりや作法に
沿えば良いとのこと。
結局、仏事(仏壇の飾り方等)と同様、
丁寧に気持ちを込めてお飾りすることさえ
間違えなければ、ご先祖さまもお雛様も、
きっと喜んでくださいますよ、ね!
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