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本文へジャンプ 2009年 2月 26日 

 



  【魂入れ


       
     新しく購入した仏壇やお位牌、あるいは墓地などに、
     文字通り
「魂(たましい)」を入れることで、
     他に、
「お性根(おしょうね)入れ」
     
「開眼(かいげん)供養」とも称されます。

     (※ただし、厳密に言うと、仏壇は『容れもの』ですので、
       精神的なお清めの作法として
       「洒浄(しゃじょう)の儀」を行います。
       開眼とは、仏壇の中におられる
御本尊様と両租大師
       に対して
行われるものですよ。)

     
(※御本尊様=阿弥陀如来〈中央〉
       両租大師=善導大師〈向かって右〉
              法然上人〈向かって左〉)


     また、本来、仏壇や墓地といったものは、
     現在のように、近親者が亡くなった時ではなく、
     家を分けて分家した場合などに準備するものであり、
     そういった意味でも、家を新築するのと同様
     
『お祝い事』と考えられていました。

     そのため、開眼供養の場合の
金封は『紅白』
     用いるのが作法で、
     四十九日法要や一周忌法要などにあわせて
     仏壇を購入されたり墓地を建立された場合などは、

      
法要に対する『お供え』=黄白の金封
      開眼に対する『お祝い』=紅白の金封


     ・・・と、別々に用意されることが多いようです。

     また、その際『開眼』であることを記すために、
     『お祝い』の文字の
右肩に『開眼供養』等の
     
“ただし書き”を添えられることもあります。

     ただ、作法には宗派や地域によっても
様々な違い
     ありますので、そのあたりはご遠慮なく
     ご相談いただければと思います。




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