仏教質問箱 【鏡開き】
本文へジャンプ 2015年  3月 7日 

 



  【鏡開き】


      ご存じの通り、
      お正月に御供えした
鏡餅
      
木槌で割り、いただくという伝統行事
      (年神様の霊力を宿したお餅を食べることで
       
無病息災長寿を願います)

      元々は、武家社会の風習が一般化されたもので、
      切腹を連想させるため
「刃物」は使わず
      また、
「割る」という表現も忌み言葉として
      避けられるため
「開く」と称します。

      基本的には、
      
1月11日「鏡開きの日」とされますが、
      
松の内が終わってから
      (=年神様が帰られてから)
      お下げするもののため、

      ◇関東(松の内7日まで)は、1月11日
      ◇関西(〃15日まで)は、1月20日
      ◇京都並びに近隣の一部では、1月4日


      ……などと、解説されることが多いようです。

      また、鏡餅の割れ方で
“占い”をする地域もあり
      
「割れが多ければ豊作」なのだとか。

      あと、大切なことは、……

      神様の霊力をいただくわけですから、
      神前から下げるだけではダメですよ。
      
食べてこそ「鏡開き」なのです。

      ……と、書物が。

      しっかり噛みしめて、ゆっくり、美味しく、
      
お召し上がりください!


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