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本文へジャンプ 2006年 1月26日 

 



 【十夜法要】あれこれ


          ※【仏教歳時記】の項と重複する箇所もあるのですが、
          ま・・・、その辺はご容赦くださいね!



    ◆なぜ【お十夜】と呼ぶのですか?

      十夜法要は日本独自のもので、その起源は室町時代。
      京都の真如堂において平貞国が合計
十日十夜の間
      阿弥陀仏に願いをたて
不断念仏したことに由来します。

    
◆本来は、いつ行う法要ですか?

      旧暦10月5日〜15日まで、とされるようです。
      ただし、現在では十日十夜に続けて法要を営む寺院は
      ほとんどなく、
三日三夜とか、一日一夜(一日一座)などに
      
短縮して行う寺院が多いようです。

    
◆どういった意味合いの法要ですか?

      
阿弥陀仏への報恩感謝のための念仏会であり、
      同時に
先祖供養も兼ねる、といった法要です。

      また、この時期(10月)は、農耕文化でいう
収穫の時期
      おそらく、十夜法要も念仏会と
豊作への感謝という
      農事との出会いに於いて、
      
独自の仏教行事として定着したとも考えられています。

    
◆どんなお経をあげれば良いのですか?

      出典は

      
「此に於て善を修すること十日十夜すれば、
       他方諸仏の国土に於て善を為すこと千歳なるに勝る」

        
(この時期に十日十夜の善を行えば
          仏の国では千倍以上の善を為したことになる)


      ・・・で有名な
「無量寿経」ですが、
      十夜法要の中心は
「念仏」にあります。
      しっかりと
【念仏】されるだけで大丈夫!
      
千倍の功徳になってあなたに返ってきます。

      ま、せっかくの【功徳】です。
      自分だけのために使うのではなく、
世のため人のため
      上手にお使いくださいますように、
ねっ!
    



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