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本文へジャンプ 2008年 1月 26日 

 



  【宝印塔篋(ほうきょういんとう)


       
     過日、光松寺の境内墓地に建立した
永代合祀墓
     
【宝篋印塔】という仏塔です。

     起源は中国・北宋時代ともいわれますが、
     本来は『宝篋印陀羅尼経』という経文を写して塔の内部に納め、
        
       
【障罪を消し去る】
       【災害からまぬがれる】
       【極楽往生を願う】


     ・・・などの祈願をした、と載っていました。

     また、日本で造立が盛んになったのは、
     鎌倉時代の中期以降という話ですが、
     宝篋印塔本来の持つ『経文を納めて祈願する』といった
     役割ではなく、
『慰霊』のための【供養塔・墓塔】として
     世に広がっていったようですね。

     象の鼻先のような上部の棒状の部分を
【相輪】
     てっぺんに乗っかった玉を
【宝珠】と呼び、
     五輪塔ほど多くは現存していないそうですが、
     それでも各地に
重文として数多くの宝篋印塔が見られる、
     ということです。



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