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本文へジャンプ 2008年 1月 26日 

 



  【放生会(ほうじょうえ)


       
     普段の殺生・肉食を戒め、慈悲を実践するために、
     捕らえられている
虫・魚・獣などの生き物を
     池や野に
解き放つ行事で、
     中国から経典とともに伝えられたもの。

     ・・・と、書物に載っていました。

     仏教の戒律
《不殺生戒》から生まれた行事ともいえますが、
     日本では神仏習合によって神道にも取り入れられ、
     
『収穫祭・感謝祭』の意味合いも含め、
     全国の寺院や八幡社で「春」または「秋」に
     行われています。

     京都の石清水八幡宮では、
     
9月15日に行われる『石清水祭』の中の儀式として
     この放生会が執り行われ、『葵祭』・『春日祭』とともに
     
日本三大勅祭のひとつに数えられています。
     (福岡県筥崎宮=はこざきぐう、の放生会=ほうじょうや、
      も、博多三大祭のひとつ。)

     江戸時代の放生会は、
     どちらかといえば
民衆の娯楽としての意味合いが強かった、
     とも載っていましたが、

     “私たち人間は、一人で生きているのではなく、
      いろんな《いのち》に生かされているのだ”


     ・・・という、大切な意識が希薄になりつつある現代、
     この放生会という行事を通して、

     
“命の大切さ・ともに生きることの有り難さ”

     ・・・も、再確認したいものですね。




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