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本文へジャンプ 2006年 1月24日 

 




 【縁日(えんにち)】


    寺社の境内に露天が並び、人々で賑わう風情の縁日ですが
    本来は
『有縁日(うえんにち)』
    あるいは
『因縁(いんねん)日』という言葉が略されたもので、

    
【(特定の)神仏が、人々と縁を結ぶ日】
    ・・・と、されるものでした。

    思想的には中国から入ってきたもののようですが、
    日本でも
鎌倉時代頃から【縁日】という言葉が
    盛んに使われるようになったようです。

    仏や神の
『生誕の日』あるいは『誓願の日』
    また
『入滅の日』といった特定の日に
    その由来の神仏にお参りして
『縁を結ぶ』ことによって
    その神仏にちなんだ
【御利益(ごりやく)】をいただく、

    ・・・そんな意味合いから、
    世間に根付いていったものでしょう。

    代表的な縁日を紹介しておくと、

    薬師如来・・・8日と12日
    地蔵菩薩・・・24日
    不動明王・・・28日
    観音菩薩・・・18日
    弘法さん・・・21日
    天神さま・・・25日


    他にも、
閻魔さま(7日と13日)、金比羅さん(10日)、
    阿弥陀如来(15日)、虚空蔵菩薩(13日)
、などがありますが、
    それぞれの【由来】、【いわれ】、【効果】につきましては
    ここでは省略します。
    (仏教質問箱の別項で少し触れているものもありますが、
     まとめることが出来れば、また掲載します。) 




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