【檀家と仏壇】
『檀家』の『檀』は「木」偏(へん)で、
『仏壇』の『壇』は「土」偏。
・・・ご存じでしたか?
ま、とりあえず、簡単に解説すると、
◆檀家とは◆
「布施」を意味する梵語の“ダーナ”を漢字に音訳した
“檀那・旦那”という言葉から生まれたのが『檀家』で、
菩提寺に布施をする家という意味を持つようです。
なお、我が西山浄土宗では、他に、
檀中・檀徒・檀信徒、と称されることもあります。
(※ちなみに、菩提寺〈ぼだいじ=自家の帰依している
寺〉のことを檀那寺とも呼びますね。)
◆仏壇とは◆
その起源については諸説あるようですが、
もともと古代インドでは、土を積み上げて『壇』を作り、
そこに神を祀っていました。
そして、その祭壇を風雨から守るために屋根を付けた
ことが、現在の寺院の原型と言われています。
仏壇とは、仏さまの世界を表現した
いわば家庭における『小さな寺院』でもあることから、
その由来を受け継いで“土偏”の『壇』が用いられて
いるのです。
ご理解いただけましたでしょうか?
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