平成２０年　７月発行「ひかり」第７６号より


　　　　　光松寺の“The！地蔵盆”は、おかげさまをもちまして
　　　　　今年で１１年目を迎えることが出来ました。
　　　　　また、言い換えれば、１０年という一区切りを経て、
　　　　　次の区切りへと向かうスタートの年を迎えたという
　　　　　ことでもあります。

　　　　　で、そんな中、・・・
　　　　　先日、明石の叔母からいただいた句集で、

　　　　　【一直線　生きる答えが　まだ出ない】
　　　　　・・・という川柳と出会いました。

　　　　　真っ直ぐに歩く（生きる）こともさることながら、
　　　　　答えを見出すことの難しさって、いくつになっても
　　　　　おなじなのかもしれませんね。

　　　　　一直線に１０年歩いてきた地蔵盆。
　　　　　同じことの“繰り返し”を長く続けていると、
　　　　　いったい僕は何をしているんだろう・・・？とか
　　　　　ホントにお役に立てたり・喜んでもらえているのかな・・・？とか
　　　　　ふと疑問が浮かんできては、自己嫌悪に陥ることもしばしばです。

　　　　　ただ、４頁の「提灯」を書きながら気付いたのですが、
　　　　　最初の頃に献灯いただいた方の中には、すでにお母さんとなられ、
　　　　　そのお子さんの名前を最近献灯いただいた方が
　　　　　何人もおられるのですよ。

　　　　　ま、どうせ歩く道。
　　　　　とりあえず、“真っ直ぐ”一直線に進んでいきたいと思っております。

　　　　　今年もよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００８年夏　合掌


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