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本文へジャンプ 2007年 3月 4日 

 



  【編集後記】


             平成19年 2月発行「ひかり」第64号より


     《紅白》は見ていなかったのですが、
     
“千の風になって”という歌が話題になっていますね。

     
  (じゃあ、大晦日は格闘技でも見てたの・・・?
        ・・・などという野暮な話はナシですよ!
        モチロン、ず〜っと、鐘撞いてました!!)

      
“私のお墓の前で泣かないでください。
     そこに私はいません”


      ・・・というような歌詞も、ネットで見ました。

     確か、原作は外国の方だったと記憶していますが、
     お墓参りを
奨励する立場のお坊さんとしては、
     ちょっと困ったりして・・・

     でも、まあ、厳密に言えば、・・・

     ご先祖さまや、亡くなった大切な人たちは
     お墓ではなく
《極楽》におられるわけですよね。

     で、・・・

     しっかりと“理解”していただきたいのが、
     この《極楽》という世界は、
     ちょうど《千の風》が
     あらゆる場所に吹き渡ることが出来るのと同じように、
     
あらゆる場所に登場することが出来る
     ステキな“存在”
なのだということです。

     つまり、・・・

     “お墓”にしろ、“お仏壇”にしろ、
     その前であなたが
《手を合わせた瞬間》
     そこに
《極楽》が出現し、
     
“大切な人たちの姿”も見えてくるのだ、
     ・・・というわけなのですよ。

     さあ、もうすぐ
《お彼岸》ですね。

     お線香とお花を持って、
     それから、目の前の《極楽》におられる
     あなたの大切な人たちに喜んでもらえるように、
     
しっかりと生きているあなたの“姿”
     その
ステキな“笑顔”も忘れずに・・・

     皆様、良き
お墓参りにお出掛けください!


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