.「事故の当事者(いちおう加害側)」になったら 「黙秘」が必要? | 返信 |
管理人S-1 02/08水06:21 #r344 2月3日に東京地裁で昨年の東武線での踏切事故にたいする判決が出ました。そのとき踏切を担当していた保安係りに実刑という厳しいものです。 「現場にいた誰かを犯人にして一件落着」という日本の事故調査の典型だと 本当に腹が立ちます。「地裁レベル」でもこうですから。 この事故から現場にいる私達の教訓としては(僕はひねくれ者ですから) 「当事者になったらとりあえず黙秘」ではないかと思いました。 とにかく信頼できる弁護士がくるまで警察や検察には黙秘を貫いた方がよい ということかもしれません。この保安係の方は被害者の方に申し訳ないという 気持ちのあまり、(多分気持ちが動揺しているうちに)最初から「(警察のか いた筋書きの)全て」を認めてしまったようです。 事故の被害者に対する人間的謝罪の気持ちはもちろん必要ですが、警察や検 察、裁判官、マスコミに対してそんな気持ちで対応する必要はありませんね。 警察や裁判所に必要なのは、やはり事故の原因や真実ではありません。「誰 か」を犯人に挙げて溜飲を下げるだけなのです。 僕は現場に立たされてしまうことになったこの保安係のかたが気の毒でなり ません。 私達の現場も同じだと思います。危ないと思いながらも急がされ、せかされ て、自信がなくても、疲れていてもやっていることがたくさんあります。何事 も無いときはそれであたり前だと・・・・・いったん何かおきると内部からで さえ「ちょっとあいつが気をつけてさえいれば」という声が聞こえてくるので はないでしょうか? で、タイトルに書いた事、「かなり本気」でそう思っているのですが・・ (名古屋の加藤先生が提案されているような医療事故調査に関する第三者機 関でもできれば別ですが) |