.勉強になりました | 返信 |
匿名さん 06/12日23:42 #r208 さすがに管理人さんですね。まさに「打てば響く」・・・こちらの言わんとすることを120%理解していただきました。米国は1980年代からクリニカルパスを採用 していますが、その副作用で年間98,000人の医療事故死亡者(1998年、ワシント ンポスト紙)を出しています。わが国でもPDA(Personal Digital Assistance) の盲信による薬剤の取り違えなどが報告され始めていますね。それよりも深刻 なのは、大病院では医師が患者の顔を見たり触診をせずに、後ろ向きでパソコン のキーボードやマウスをいじって、アンケートのように患者に質問して答えを打ち込ん でいることです。米国でも同じで、その結果、医師の診断能力は著しく低下し ています。横浜市大病院の患者取り違え事故も、本当は看護師さんがベルトコンベ ヤーの流れ作業の作業者になっていて、患者を人間としてではなく製品として 扱ってしまったことが原因ですが、専門家の先生方はそれに気づかずに全く 逆の対策を考案してしまいました。患者にバーコードつきのリストバンドを取り付け るというものですが、ますます患者を品物扱いしています。リストバンドを取り 付けるのも人間であり、取り付け間違いをすれば最終工程まで発見されません。 米国ではこのバーコードで多くの患者が亡くなっていることを知るべきでしょう。 このようなクリニカルパスを、誰が、何の目的でわが国に導入しようとしているので しょう。想像がつきますね。米国と日本の医療を標準化すればきっとよいことが あるのです。そのかげで多くの患者が死んでもよいのでしょうか。医療関係者 個人も訴訟などで泣くでしょう。CRMのThreat&Error Managementでも米国の 片棒をかついでいる人達がいますが、これもISO9000の派生であり、エラーを防止 するには規則をつくって守らせればよいという概念です。仕方のないことかも 知れませんが、押し付けられたディジタル化の中では一人ひとりが感性を磨く しかないようですね。怖くて鬱病になる余裕すらありません。因みに、ベルトコン ベヤー方式は米国のフレデリック テイラーが考案したものですが、チャップリンが映画「モダン タイムズ」の中で痛烈に批判しています。管理人さんの奮闘を期待します。 |