.ベテランは「目に見える(あたりまえの)危険に」気が付かない? | 返信 |
管理人S-1 04/01金21:15 #r136 ほんらいたいした事のない「改定」なのですが・・・「この際・・・」などと思っていると「ちょっとした注釈を入れるよな事」でも 時間がかかってしまいますね。勉強会を始めた頃の知識や見方とやはり今は(進 歩しているかどうかは別としても)かわっているでしょうから、昔の文章が恥ず かしくなることもありますしね。でも「記録」でもあるわけですのでできるだけ そのまま・・と思っています。 さて「危険予知訓練」をプロを招いてされるということ面白そうですね。 そのことですが、2月末に集中治療学会がありました。そこで、JR総研の研究員 のかたの講演があり、「認知心理学から云々」というタイトルにひかれ、看護部 門の講演だったのですが参加してみました。 危険予知シ―トを示し危険ポイントを指摘してもらう実験をしたそうです。 実験結果をベテランと新人とにわけて見てみると、タイトルのようにベテランは、 裏を読みシートにかかれていないことはよく指摘するのですが、明らかに目に見 えている、あたりまえの危険ポイントには指摘が少ないというのです。 これは、ベテランといわれる人たちは明らかな危険を「いつものこと」「あた りまえのこと」「これくらい当然」と受け入れてしまっている。つまり危険に関 する感受性が鈍くなっている可能性がある、ということでした。医療界への提案 としては「あたりまえの危険に目を向ける」ことも安全教育のヒントになるので はないかとのべておられました。 講義後の実際のトレーニングは神無月さんが中心でされるのでしょうが、こん な「眼」でみてみるのも面白い(失礼?)かもしれません。 危険予知ばかりでなく、日常的な仕事でも同じかもしれませんね。4月ですか ら移動やら、転入、新入で「新しい目」が入ってきますね。「どうしてここでは ○○なのですか?」などと聞かれたときに「習慣」をこたえるのでなく、きちん と理論的にこたえたいですね。「know how でなくknow why」ですから。 |