阿部家の墓地です。
阿部内膳?煕?墓
阿部内膳の墓石です。
独特の字体で完読できません
(;つД`)
阿部内膳
 阿部正脩(秋風)の子。棚倉藩家老で戊辰の役に白河桜町口を守る。十六人組の隊長で甲冑に身を固め槍や弓矢の古来の武器で戦う「仙台鳥に十六ささげなけりゃ官軍高枕」と唄われ仙台藩の細谷十太夫と共に西軍に怖がられたが不幸にして金勝寺にて敵弾のため戦死す十六さゝげは豆の一種で十六人組をさす。
白河商工会議所青年部
白河観光協会
年代無しの案内板です。
商工会議所の名も。
嗚呼君常憤激干洋習或浴矢欲塞其流然而遂戦死乎白川役哀哉與後嗣正元相
側面から。マイ訳は下段にて。
明治戊辰
戦死墓
阿部家の墓地入り口に立つ戦死墓です。

阿部内膳 
住所 福島県白河市向新蔵136
施設 浄土宗 常宣寺
戊辰白河口戦争記

棚倉藩阿部内膳の墓です。
棚倉藩は戊辰直前までの小峰城主阿部氏が移封された藩です。
側面の自己流訳
あぁ、君、常に西洋を習うを激しく憤る哉。矢を浴び其れを塞がんと欲し然流而(シカルニテ)遂に戦死する乎。白川役哀し哉。後に嗣正元相與す
恐らくこんな感じ。センター漢文時代の知識を総動員しました。嗣正元相は人の名前かな?
参考までに原文
嗚呼君常憤激干洋習或浴矢欲塞其流然而遂戦死乎白川役哀哉與後嗣正元相
裏面には建立者の名前が反対側面には戒名が彫られています。
反対側面原文
慶應四戊辰年五月朔日
良安院殿仁譽義勇都外居士

阿部氏墓地の入り口にある戦死墓の表記は明治戊辰となっています。大抵は慶應戊辰という表記の中、明治というのは恐らくこれが初めてだったと思われます。

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