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身辺雑記(2005年12月)

2005年12月31日(土)
ありがとうございました

  伊坂幸太郎さんの「砂漠」読了しました。ミステリではなかったけど、やはり伊坂さんはおもしろいです。奥田英朗さんの「サウスバウンド」は今年中に読み終わりそうもありませんので、とりあえず「砂漠」までで今年のマイ・ベスト10を選びたいと思います(今年発行されたものに限っています)。今年1月から読了した本は新作、旧作あわせて117冊でした。残念ながら月10冊には届きませんでした。再読したい本もあるのですが、読みたい新作が続々と刊行されるので、なかなかその暇がありません。来年も新作中心の感想になりそうです。では、今年の本と映画のベスト10は、こちらから→   映画

 今日で2005年も終了です。若いころと違って、時間がたつのが早く感じられます。今年、このサイトを訪れていただいた皆さん、本当にありがとうございました。来年もできるだけ更新をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは、よいお年を! 

2005年12月30日(金)
慌ただしい年末

  昨日から会社は休みに入りました。三連休に掃除をしたのですが、まだまだやり残しているところがあって昨日も朝から掃除です。まずはガソリンスタンドに行ってガソリンを入れたついでに貯まったポイントで洗車をしてきました。これで車はOK。戻ってからは壊れていたトイレの暖房洗浄便座を交換しました。こう寒いと便座に暖房が入らないと、お尻を置いても寒くてたまりません。これで暖かいトイレ生活(?)が送れそうです。
 そして、今日はついに我が家の初代パソコンを始末することにしました。10年ほど前に購入した今では懐かしいNECの98シリーズです。初めてのインターネットもこのパソコンでしたし、よく働いてくれました。4年前にハードディスクの調子が悪くなり、新しいパソコンを買ってから、大きなゴミとなって家の片隅を占めていましたが、ついに思い切って捨てることにしました。しかし、リサイクル法によって、パソコンはゴミとして出すことができませんので、NECに引き取りを依頼したのですが、リサイクル料としてかかった費用が税込みで7350円という大きな金額でした。年末に来て余計な出費になってしまいましたが、いつ出すにしろ金はかかるし、やむを得ないかな。あとはそのパソコンに付けていた外付けのハードディスクとCD−ROMドライブ、そしてこの際プリンターも一気に燃えないゴミの日に出してしまえばきれいさっぱりになります。

 掃除の合間に昨夜は友人のお父さんのお通夜、今日は告別式に行ってきました。お母さんを亡くしたときは号泣していた友人でしたが、今回は喪主を務めていたとあって、気丈に弔問客に応対していました。弱音を決して吐かない友人ですが、見ているこちらの方が辛くなってしまいます。「君の周りの友人たちはみんな心配しています。いつでも助力を求めてきなさい!」と言ってあげたいのですが。

 恩田陸さんの「エンド・ゲーム」が本屋さんに並び始めました。読みたいところですが、まだ伊坂さんの「砂漠」が途中です。そのあとは奥田英朗さんの「サウスバウンド」が控えているので、年明けになりそうです。さて、「砂漠」を読み終えないと、「サウスバウンド」が年内に読み終わりそうもありません。

2005年12月28日(水)
悲しい知らせが届きました

 本日で仕事納めです。本当なら喜ぶところですが、悲しい知らせが入ってきました。大切な友人のお父さんが亡くなったというのです。今年春にはお母さんを亡くしたばかりというのに、なんていうことでしょうか。夏に家に伺ったときには、畑で孫と二人で取ったばかりというりっぱなジャガイモをいただいたというのに・・・。親を立て続けになくした友人の悲しみは如何ばかりか、慰めようもありません。秋にバーベキューをしたときも、お父さんの入院を、せっかくの雰囲気が壊れるからみんなには言わないでくれと言って、無理やり笑顔を作っていた友人でした。友人の悲しみを癒すにはどうしたらいいのでしょうか。

 NHKテレビでプロジェクトXの最終回を特集で放映していました。主人公たちのなんと生き生きとしていることでしょう。みんな仕事に生き甲斐をもって生きています。すごいと思ってしまいます。あんな主人公たちとはいかないまでも、生きている理由というのを自信を持って言いたいですね。

 伊坂幸太郎さんの「砂漠」、半分まで読み進みました。頑張って今年中に読まなくては!

2005年12月26日(月)
あと少しで年末年始休みです

 クリスマスも過ぎ、これで水曜日まで出勤すれば年末年始の休みです。昨夜からようやく伊坂幸太郎さんの「砂漠」を読み始めました。まだ3分の1ほど読んだところですが、これってミステリではないみたいです。ただ、超能力を持った女性も出てきて、やはり伊坂さんの作品ですから普通の小説ではないようです。この「砂漠」と奥田英朗さんの「サウスバウンド」を今年中に読んでから、今年のマイベスト10を選びたいと思います。

2005年12月24日(土)
今日はクリスマス・イブ

 今日はクリスマス・イブ。連休の真ん中ですので、今夜は家でクリスマスを祝う人が多いのでしょうね。我が家もキリスト教徒ではありませんが、世間並みにクリスマス・イブということで妻が作ったケーキを食べてとりあえず雰囲気だけイブの夜を過ごしました。
 朝からは昨日片付けた本棚の本をどうするか思案していましたが、置くところもないので物置に仕舞うこととしました。とはいっても、物置はすでにいっぱい。結局前に物置に片付けていた本を捨てることにしました。段ボール箱の中の本を一つ一つ出しながら、「あ〜こんな本も読んでいたんだ」などと思いながら泣く泣く200冊ほどを選び出しました。活字中毒の身としては、本を捨てるのは本当に辛いことです。それでも、まだ段ボール箱が3つ収納するところがなく、部屋の片隅においてあります。また捨てなくては駄目かなあ・・・。
 
 こんな日に気になるのは、ある大切な友人が楽しいクリスマス・イブを過ごしているかどうかです。家族を亡くしたりと大変な1年を過ごしながら、弱音を吐くこともなく頑張っている友人です。負けず嫌いの友人なので、手助けを求めることもなかなかしません。せめて僕としては、ぜひ楽しいイブを迎えていられたらいいと祈るだけです。 

2005年12月23日(金)
本棚崩壊

 三連休の初日です。ついに崩壊寸前だった本棚を壊しました。安い合板製のため側板が本の重みでしなってしまい、棚が外れてしまうという騒ぎがあってから今日までどうにか保たせてきましたが、今日思い切って分解しました。文庫用だったのに、普通の本を入れたのがいけなかったですね。本棚が1つ部屋からなくなっただけで、部屋が広々としました。問題は本棚から出した本です。とりあえず段ボール箱に詰めましたが、さて、この箱をどこへ仕舞ったらいいのだろう・・・。古い本はいよいよ捨てるしかないのかなあと思案中です。
 そんなわけで1日中片付けをしていたので、本はまったく読むことができませんでした。この3連休に少しずつ掃除をしておけば休みになってからのんびりできるだろうと、妻は窓ふきやカーテンの洗濯、子どもたちは自分の部屋の掃除と、なんとなく年末の雰囲気になってきました。   

2005年12月22日(木)
週刊文春「2005 ミステリーベスト10」発表

 毎日毎日、寒い!寒い!と言っていますが、今日は本当に寒かったですねえ。先ほど今年最後の忘年会から帰ってきました。駅から会場までは歩いていったのですが、風が強く、骨の髄まで凍えました。酔いも一気に醒めてしまいました。
 駅で買った週刊文春に毎年恒例の「ミステリーベスト10」が発表されていました。それによると国内部門の第1位は、やはり東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」でした。「このミス」「本格ミステリベスト10」での1位と合わせて3冠を達成です。ダントツの第1位でしたが、異議はありません。今年のミステリは「容疑者Xの献身」を抜きにしては語れません。10位以内に伊坂幸太郎さんの作品が2作ランクインです。第4位に「死神の精度」、第8位に「魔王」ですが、「死神の精度」は広い意味でのミステリと言えなくもありませんが、「魔王」はミステリなんでしょうか。まあファンとしてはランクイン入りには文句はありませんが。10以内の本で読んだのは7冊。意外に読んでいます。6位に入った加藤廣さんの「信長の館」は本はもちろん、加藤さんという作家の存在さえも知りませんでした。

 ちなみに国内部門の結果は次のとおりです。


  1 容疑者Xの献身   東野圭吾
  2 天使のナイフ    薬丸岳
  3 震度0       横山秀夫
  4 死神の精度     伊坂幸太郎
  5 扉は閉ざされたまま 石持浅海
  6 信長の館      加藤廣
  7 シリウスの道    藤原伊織
  8 魔王        伊坂幸太郎
  9 ニッポン硬貨の謎  北村薫
  10 摩天楼の怪人    島田荘司

2005年12月21日(水)
明日は最後の忘年会

  昨日は忘年会でしたが、明日も忘年会です。これで、今年の忘年会はすべて終了。明後日から3連休でクリスマスと、キリスト教徒ではありませんが、とりあえず家族でクリスマスの団欒です。とはいっても、子供ももう大きくなっているので、クリスマスプレゼントということもなく、いつもよりちょっとおかずの多い夕食と妻の作ったケーキを食べるくらいですけど。
 さて、今夜からは伊坂さんの「砂漠」を読もうか、それとも何度も言っている奥田英朗さんの「サウスバウンド」にしようか、はたまた重松清さんの「きみの友だち」にしようか、あ〜積読本がいっぱいです!   

2005年12月19日(月)
厳しい寒さです

  厳しい寒さが続きます。プレハブの事務所ではエアコンをつけ、ファンヒーターをガンガンかけてもなかなか温度が上がりません。朝など、事務所を開けると室温は3度という、まさに冷蔵庫に入った感じですね。今週は、雪が降る予報の日もあります。車はスタッドレスタイヤを履いているといっても、すでに何年も前に購入したタイヤで、ゴムは劣化していることは間違いなく、履いているのも気休めにしか過ぎません。雪が降らないでいてくれるといいのですが。
 明日は前の職場の気の合う仲間との忘年会です。ボーリング大好きおじさんの集まりなので、飲んだ後はまたボーリングに行くのだろうなあと予想がついてしまいます。明後日は朝から重要な会議なので、明晩はあまり遅くなりたくないのですが・・・
 樋口有介さんの「月への梯子」(文藝春秋)読了。不思議な話でした。

2005年12月17日(土)
「2006年版 この恋愛小説がすごい!」発売

  「2006年版 この恋愛小説がすごい」(宝島社)が発売されました。「このミス」の影響からか、最近「この○○がすごい!」という題名の本が多いですね。これはその恋愛小説版です。記念すべき第1回の第1位は、島本理生さんの「ナラタージュ」でした。僕自身は読んでいないのですが、そこかしこの書評でも評判がよかったので、予想がつきましたね。このミス第1位の「容疑者Xの献身」がこちらでもランクインして第6位です。石神の靖子への愛が共感を呼んだのでしょうか。
 ベスト20の中で読了済の本は8冊です。ミステリ中心の割には、まあ良く読んだと言えるかな。

 今日は車のタイヤをスタッドレスに交換しました。こちらではまだ雪は1回舞った程度ですが、この寒さでは天気が悪くなると必ず雪です。日本海側は記録的な大雪ということですが、こちらも回りの山は雪化粧です。富士山がきれいです。

2005年12月16日(金)
閲覧者3万人突破!ありがとうございます

 いつの間にかサイトの閲覧者が30000人を超えていました。みなさん、ありがとうございます。30000人目の人はどなただったでしょうか。来年はまた仕事が忙しくなりそうで、思ったようには本も読めそうもありませんが、暇を見つけてせっせと更新していきますので、今後ともよろしくお願いします。 

 今夜は子供を連れて「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を見に行ってきました。みんな大きくなりましたねえ。特に、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは女性らしくなりました。早くしないと、みんな大人になってしまいます。現在入場者第1位の「ハリーポッター」ですが、さすがに平日の夜ということもあり、それほど混雑していなくて、ゆったりと座れました。それよりも混んでいたのは本日先行ロードショーだった「キングコング」です。字幕版・吹き替え版ともそれなりに人が入っていたようです。「キングコング」については、後日見に行く予定です。

2005年12月14日(水)
厳しい寒さです2

 昨夜は職場の忘年会でした。とはいえ、仕事で出席できない者もいて、いささか盛り上がりに欠けました。僕自身も最近の体重増加を気にして、あまり飲まずに1次会で帰ってきました。忘年会も来週にあと2回です。それが終わるとクリスマスにお正月と、あっという間ですね。
 寒さが一向に和らぎません。今日もまたこの冬最低気温を記録したようですが、明日はそれ以上の寒さのようです。インフルエンザで学級閉鎖という記事も新聞にちらほら出るようになってきました。この寒さだと大流行しそうです。毎年インフルエンザに罹っているし、せめて予防注射をした方がいいのかなあと思うこの頃です。
 奥田英朗さんらによるアンソロジー「クリスマスストーリーズ」読了。クリスマス前に読み終えることができてまずは良かったです。帰りに寄った書店で石田衣良さんの「愛がいない部屋」が平台に積まれているのを見ました。今回は「スローグッバイ」「1ポンドの悲しみ」の系統の恋愛短編集だそうです。それにしても石田さんの執筆量はすごいですね。
 娘が梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説」を読み終えました。昨晩はおもしろくて読むのを止めることができずに、12時過ぎまで布団の中で読んでいたそうです。今夜もわからないところがあったので、もう1度読むと言って部屋に籠もっています。本好きの父親としてはうれしいのですが、反面勉強そっちのけで一生懸命なのがちょっと気がかりです。

2005年12月12日(月)
厳しい寒さです

  昨夜は東京でも初雪が舞ったようです。僕らが東京を後にしてからのことだったのでしょうか。どおりで寒かったはずです。今日も強烈な寒さで、ここは一日晴れていたのですが、友人からのメールによると山沿いでは雪が降ったようです。天気予報によると、今週はこんな寒さが続くようです。あまりの寒さで夜寝るときには布団の中に湯たんぽを入れています。
 あと半月あまりで今年も終わりです。明日は、職場の忘年会です。みんな忙しくて、忘年会どころではないというのが本音ですが、とりあえず、一年の区切りをということで実施することになりました。健康のため、飲み過ぎ注意です。どうにか、その日のうちには帰ってきたいですね。あ〜そうだ!早く年賀状書かなくては!
 東京に行く電車の中で読んでいた芦原すなおさんの「雪のマズルカ」(創元推理文庫)読了しました。男性作家の描くハードボイルド女探偵の事件簿です。

2005年12月11日(日)
「クロノス」見てきました

  キャラメルボックスの「クロノス」見てきました。初めてのキャラメルボックスです。いや〜感動してしまいました。
  池袋サンシャイン劇場で行われた昼の部を見てきたのですが、昼食を食べて、30分ほど前に入場したところ、会場内はパラパラとした人の入り。あれ〜大丈夫かなあ。日曜日だというのにこんな入りではキャラメルボックスも心配だなあと思ったのですが、開演時間が近づくにしたがって入場者が続々と。余計な心配でしたね。開演時間には、何と満席、それでも足りずに座席ではない階段に座って見る人も出ました。そのため、外の寒さと違って会場内は人いきれで暑いくらいになりました。
 話はまったく新しい話といっていい映画とは異なって、梶尾さんの原作「クロノス・ジョウンターの伝説」の中の「吹原和彦の軌跡」をほぼ忠実に舞台化したものです(来美子が後輩の姉で、和彦が中学生の頃から恋していたという設定など、いろいろな脚色はあります。特に原作にはいない来美子の弟と、吹原の妹を登場させたことが、最後にああなるとはねえ)。原作をこの夏に読み終えたときに、物語の中で一番好きだったのが「吹原和彦の軌跡」でした。今日、それを舞台で見て、不覚にも涙を浮かべてしまいました。僕だけではなかったですよ。僕らの席の右隣の女性も左隣のカップルも鼻水すすっていました(^^)
 主人公の吹原役の菅野良一さんが良かったですねえ 。娘がびっくりしていました。「2時間出ずっぱりで、あんなに動き回れるなんてすごいよねえ。役者も大変だよね。」ですって。こんなこと言っては失礼ですが、吹原役の菅野さんがそんなに見た目かっこよくないところが、原作の純情な吹原役にピッタリ合っていたのではないでしょうか(菅野さん、ごめんなさい m(_ _)m ) このあと、夜の部でまたあんなに動き、台詞をしゃべるのですからホント大変ですね。終わったあとのあいさつで、明日は久しぶりの休みなので寝たいと言った気持ちがよくわかります。
 ときに観客席から笑いも起こるコミカルな演技もあって、2時間があっという間でした。原作を読んでいない娘にはちょっと難しいところがあったようですが、劇団四季以外で初めて見たキャラメルボックスの舞台、十分堪能したようです。
 パンフレットを見ると、来春「クロノス」に続く第2弾、第3弾を一挙上演とあります。仕事の都合さえつけば、また見に行きたいです。
 それにしても、久しぶりの東京は疲れました。日曜日なので、どこに行っても人の波。思ったようには歩けないし、ご飯食べるのにも並ばなくてはならないし、疲れますね。やっぱり若い頃と違って東京に住むことはできないなあ。

2005年12月10日(土)
いよいよ明日は「クロノス」です

  いよいよ明日は池袋サンシャイン劇場にキャラメルボックスの「クロノス」を見に行ってきます。原作は梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説」で、つい最近まで「この胸いっぱいの愛を」という題で映画化もされていました。明日は娘と二人で行ってきますが、映画はおもしろかったと感想を述べた娘が今度はどう言うのか楽しみです。「クロノス・ジョウンターの伝説」もキャラメルボックスの「クロノス」もHPも見ていただいている“ななよさん”から教えていただきました。感謝ですm(_ _)m
 というわけで、明日は東京に行くから着て行くものを考えなくてはと、そこはやっぱり女の子ですね。おばあちゃんに電話してちょっと早いクリスマスプレゼントをねだったらしく二人で買い物に出かけました。まったく調子のいいこと。

2005年12月9日(金)
「このミス」から

  「このミス」が昨日発売になりましたが、ベスト10の発表を見て「あれっ?」と思ったのは、奥田英朗さんの「サウスバウンド」が入っていないことです。僕自身はまだ読んでいないのですが、割といろいろなサイトでは評判がよくて、きっとベスト10には入るだろうなと思っていたのですが。内容は確かにミステリとではありませんが、最近の「このミス」は昔のようなミステリ作品だけを対象としていたときと異なって、いわゆるエンターテインメント作品も対象としているので、それからすると「サウスバウンド」も対象作品になりうると単純に思っていました。ところが、巻末の作品リストの中には「サウスバウンド」はありません。いったい、対象作品の基準はどうなっているのでしょう。
 「このミス」の海外作品では第2位にマイクル・コナリーの「暗く聖なる夜(上・下)」が入っていました。最近、海外作品をほとんど読んでいないのですが、これは大好きなハリーボッシュシリーズ作品だということで、発売時に購入だけはしていました。第2位と相当評価が高いので、久しぶりに読んでみたくなりました。でも、どこに置いたかなあ・・・

2005年12月8日(木)
「このミステリーがすごい!」発売

  仕事帰りに書店に寄ったら、「このミステリーがすごい!」がうずたかく積まれていました。予定より1日早い発売です。第1位は本格ミステリベスト10でも第1位だった東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」でした。予想どおりといっていいでしょうか。第2位も同じく石持浅海さんの「扉は閉ざされたまま」でした。20位までの21冊のうち、読了本が10冊です。本屋さんの書棚にはすでにベスト10の本が並び始めていましたが、当分話題はこのミスでしょうね。ベスト10の結果はこちら
 「このミス」が発売になっていて喜んでいたら、なんと近くに伊坂幸太郎さんの「砂漠」が積んでありました。こちらも予定より1日早い発売です。オンライン書店に注文してあったので購入しませんでしたが、帰ってメールを見ると、発送のメールが届いていました。明日には到着するでしょうが、また楽しみが増えました。

2005年12月7日(水)
厳しい寒さです

 今年の冬は寒さが厳しいのでしょうか。今日も1月中旬の寒さで、プレハブの事務所では足元から寒さが這い登ってくるという感じです。帰りに寄ったガソリンスタンドでは、例年より早く初雪があったためか、いつもはこの時期には考えられないスタッドレスタイヤへのタイヤ交換の車が列をなしていました。大雪が降らなければいいのですが。

 昭和33年の今日、東京タワーが完成したそうです。昭和33年に333メートルの高さの東京タワーとは、いかにも語呂合わせみたいですが、実際は違うそうです。その高さが一番電波を発するのに適していたそうですが、本当かなあ?
 そういえば、昭和33年が舞台となった映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の中では、次第に建設されていくタワーの様子が描かれていましたね。  

2005年12月6日(火)
本格ミステリベスト10

  昨日買えなかった「本格ミステリベスト10」(原書房)を買ってきました。ベスト10は次のとおり。
 
   1 容疑者Xの献身     東野圭吾
   2 扉は閉ざされたまま   石持浅海
   3 弥勒の掌         我孫子武丸
   4 ニッポン硬貨の謎    北村薫
   5 神様ゲーム        麻耶雄嵩
   6 摩天楼の怪人      島田荘司
   6 交換殺人には向かない夜 東川篤哉
   8 三百年の謎匣      芦辺拓
   9 ゴーレムの檻       柄刀一
  10 模像殺人事件      佐々木俊介

 4位まではすでに読了。6位と10位は積読状態です。この中では1位の“容疑者Xの献身”は順当なところです。2位の“扉は閉ざされたまま”は、正直のところ僕の好みではありませんでした。ところで、伊坂幸太郎さんの“死神の精度”が23位に入っていましたが、あれって本格ミステリですか?
 伊坂さんといえば、パラパラと立ち読みした今月号の「ダ・ヴィンチ」に作家の来年の刊行予定本が掲載されていたのですが、伊坂さんの作品も何点かありました。今日は時間がなかったのでよく見なかったのですが、今度よく確認してこなくては。

2005年12月5日(月)
初雪です

 昨夜は知らないうちに雪が舞ったようです。昨年より20日も早い初雪となりました。昨日会った友人のところは、あれから雪が積もって5センチの積雪となりました。友人の車のタイヤはツルツルでしたが大丈夫だったでしょうか。勢いのいい運転をする友人なので、凍った雪道を慎重に運転するのか、これまた心配なのですが。
 12月に入って、そろそろ年賀状の準備に取りかからなければいけない時期になってきました。毎年早く書こうと思うのですが、結局いつも今日出さないと元旦に届かないという日になってしまいます。今年こそは早く書くぞ!と、思いながら今日も今年来た年賀状に見入ってしまい時間ばかりたってしまって何もできず。はぁ〜・・・
 「本格ミステリベスト10」(原書房)が発売されたので、仕事帰りに行きつけの書店に寄ったのですが、何と社員研修のために休みでした。この忙しい時期に社員研修とは。また明日です。

2005年12月4日(日)
山田太一「終わりに見た街」見ました

  昨夜はテレビ朝日で放映した「山田太一ドラマスペシャル・終戦60年特別スペシャル企画“終わりに見た街”」に見入ってしまいました。山田太一さんの原作を読んだのは遙か昔ですので、はっきりとは覚えていないのですが、ほぼ原作どおりだったと思います。設定はSF的ですが、話の内容はSFではないので、どうして主人公の家族と、その幼馴染みの父子だけが昭和19年の日本にタイムスリップしたのかの説明は最後までありません。物語は、昨日も書いたように、戦争を知らない家族たちが戦中の日本に放り出され、そこで何を感じ、どう行動していくのかに焦点が当てられています。東京大空襲を前にして、知っている限りは何かしなければと主人公は空襲の噂を流そうとします。僕だったらとても、自分の安全を考えて、そんなこと躊躇してしまいますね。一方、子どもたちは、親たちがこんな無駄な戦争と言うことに対し、「みんな国のためを思って戦っているんだ」と反発します。う〜ん、どうなんでしょう。今の物の溢れる時代に生きる子どもたちが、戦中に生きて、ある意味純粋な気持ちを持つことになるのでしょうか。ちょっと疑問です。
 原作が山田太一、主人公を演じたのが中井貴一、その幼馴染みを演じたのが柳沢慎吾となると、僕の年代ではやっぱり“ふぞろいの林檎たち”を思い起こしてしまいますね。

 今日はこの冬一番の寒さだったでしょうか。朝から曇り空で、友人と会う用事があって山沿いの町に行ったのですが、昼にも拘わらず道路にある温度表示板に出ていた温度はわずか3度でした。家に戻ってきてから雨が降り始めたのですが、たぶん友人のところは雪に変わったかもしれません。

 道尾秀介さんの「向日葵の咲かない夏」読了しました。なんて言ったらいいのでしょう。最初の1ページからおかしいとわかっていましたが、こういうラストとは・・・。感想を書くのも難しいです。

2005年12月3日(土)
山田太一「終わりに見た街」

  今夜テレビ朝日で「山田太一ドラマスペシャル・終戦60年特別スペシャル企画“終わりに見た街”」が放映されます。現代にすむ家族が第二次世界大戦中の日本にタイムスリップしてしまう話です。戦争を知らない家族たちが戦中の日本に放り出され、そこで何を感じ、どう行動していくのか。僕は山田太一さんの原作をもう遙か昔、まだ青年の頃に読んだのですが、ものすごく考えさせられたという記憶があります。確か、以前一度テレビ化もされました。今回家族の父親役を演じるのは中井貴一です。ちょうど僕と同じ年代です。時を経て今回はこの作品を見てどんな印象を抱くことができるのか、楽しみです。

 今週の読売新聞の書評欄に掲載された道尾秀介さんの「向日葵の咲かない夏」(新潮社)の書評が、あまりに思わせぶりだったので、つい欲しくなってしまいました、書店になかったためにオンライン書店にまで注文して購入し、現在読書中ですが、なかなか引き込まれます。最後までこの調子で突っ走って欲しいです。というわけで奥田英朗さんの「サウスバウンド」は後回しです。

2005年12月2日(金)
また痛ましい事件が・・・

 先日、広島県の女児殺害の容疑者が逮捕されたばかりだというのに、今度は栃木県で女児が行方不明となり、茨城県で遺体となって発見されました。まったく世の中どうなってしまったのでしょう。女児殺害犯が逮捕されて大騒ぎとなっている最中に、同じような事件が起きたのですから、犯人は異常としか言いようがありません。広島の女児殺害犯は「悪魔が自分の中に入ってきて自分を動かした」と言っているそうですが、何の言い訳にもなりません。こんな事件が続発するようでは、親は安心して学校に通わすこともできません。早く栃木の犯人も逮捕して厳罰に処すべきです。

2005年12月1日(木)
「大停電の夜に」観てきました

  今日は映画館がファンサービスデーで、入場料金が1000円だったので、仕事帰りに映画を観てきました。観たのは、またまた邦画の「大停電の夜に」です。こんなに邦画を映画館で観た年はなかったくらい、今年は僕にとっては邦画が豊作でした。入場したときには誰もいなかったので、これは久しぶりに一人だけのための上映になるかと期待したのですが、上映時間が近づくと続々と入場者が増え、期待は泡と消えました。
 上映が始まると、聞こえてきたのは、ビル・エヴァンスが演奏する“マイ・フーリッシュ・ハート”です。登場人物の一人、豊川悦司演じるジャズバーのマスターが開店したときに最初にかけるレコード(CDではありません!)が、ビル・エヴァンスのアルバム“ワルツ・フォー・デビー”で、その最初の曲が“マイ・フーリッシュ・ハート”なんです。ジャズピアノをビル・エヴァンスから聴き始めた僕としては思わずうれしくなってしまいました。映画は、クリスマス・イブに起こった停電の中での12人の男女の織りなす物語が描かれます。

 クリスマスといえば、奥田英朗さんを始めとする6人の作家が、クリスマスをテーマに書いたアンソロジー「クリスマス・ストーリーズ」(角川書店)を購入しました。カバーが赤と緑のクリスマスカラーの本です。クリスマスまでには読み終えたいですね(^^)