「ニャック・ポアン」は、12世紀末に創建された、治水の信仰や技術を象徴する仏教の寺院です。
中央祠堂の基壇が二匹の大蛇に取り巻かれていて、その前には、観世音菩薩の化身といわれる神馬が配置されています。
中央祠堂を取り囲むように、大きな池とその四方に小池が配置され、大池の四つの樋口(石造りの象、人、ライオン、馬の頭部の口)から小池に水が流れ出す仕組みになっています。
四つの小池には、それぞれ効能の異なる薬草が入っていて、病気の治療を施していたとの説明を現地のガイドから受けました。
「中央祠堂」と「神馬」です。 |
||
---|---|---|
二匹の大蛇が取り囲む「基壇」です。 |
||
観世音菩薩の化身といわれる「神馬」で、下の方に人がしがみ付いています。 |
||
大池の四つの「樋口(象)」のひとつです。 |
||
上記写真の「樋口(象)」を小池側から写したものです。 |
||
「象の樋口」で、口から水が流れ出す仕組みとなっています。 |