「ブラン」は、ブラショフから南西約30kmはなれたところの山麓の村で, ここには、吸血鬼ドラキュラの居城のモデルとなった「ブラン城」があります。
「ブラン城」は、1377年にドイツの商人によって築かれたもので、その後14世紀末にはワラキア公ヴラド1世の居城となったものです。
ドラキュラのモデルとなったヴラド3世は、このヴラド1世の孫で、「串刺し公」(ヴラド・ツェペシュ)と呼ばれるほど異常な残忍な人物であったようです。
ちなみに、ドラキュラとは、ルーマニア語で悪魔を意味するとのことですが、この「ブラン城」を訪れましたのでご紹介いたします。
吸血鬼ドラキュラの居城のモデルとなった、山上に聳え立つ、中世の城砦「ブラン城」です。 | |
同上で、入口に付近の駐車場から写したものです。 | |
中世の城砦らしく堅牢な造りのブラン城の入口です。 | |
城の中庭です。 | |
城内の部屋の机と椅子で、椅子には紋章が彫られています。 | |
木製の椅子に彫られた紋章。 ワラキア公ヴラド家の紋章なのでしょうか?。 |
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壁裏に造られた秘密の石造りの階段です。 なお、この階段は、後世において、城の補修の際に発見されたそうです。 この階段を上ると、下の写真の部屋にでます。 |
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執務室のようです。 城内には小さな部屋が沢山ありましたが、この部屋が一番大きな部屋のようでした。 下の写真はこの部屋の右側の部分です。 |
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同上。 休憩所なのでしょうか。執務室の中に小部屋もあります。 |
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城内の一室。 | |
洒落た暖炉です。 | |
木製の天蓋つきのベッドです。 幅は兎も角、長さがあまり大きくなかったです。 |
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暖炉です。 | |
結構凝った部屋です。 | |
天井の梁にも草花などが描かれています。 | |
華麗な家具で、妃か王女の使用したものでしょうか。 | |
外敵を弓や銃で撃つために、壁に備えられている小さな窓です。 | |
城内の中庭です。 | |
中庭の彫刻が施された井戸です。 | |
城の入り口脇にある「野外村落博物館」で、この地方の古い民家などが建っています。 |
2006.7.18