ツァールスコエ・セロー


 サンクト・ペテルブルグから南に27km離れたところに、ロシア語で「皇帝の村」を意味する「ツァールスコエ・セロー」があります。
 ソ連時代には、有名なロシアの詩人の名をとってプーシキン市と名が付けられていたが、近年、帝政時代の旧名にに戻ったとのことです。
 ここでの見どころは何と言っても「エカテリーナ宮殿」です。
 1708年ピュートル大帝が、この地を妻エカテリーナT世に贈り、1717年から1723年にかけて小さな石造りの宮殿を建てさせたのがはじまりで、現在の「エカテリーナ宮殿」は、300mの長さの豪華絢爛たる正面、式典用階段、金箔の彫り物や鏡、琥珀など贅を尽くして装飾されたホールが一直線に並んでいるなど、その全てがため息を誘う素晴らしい大宮殿です。


プーシキンの彫像  街の郊外にに建つ、ソ連時代の市名の元となった、有名なロシアの詩人「プーシキンの彫像」です。
エジプト門  ツァールスコエ・セローの街の出入口にある「エジプト門」です。
エカテリーナ宮殿  「エカテリーナ宮殿」です。.
 宮殿の外観は、白とスカイブルーの壁と金色の窓飾りや屋根のコントラストがとても美しい優雅な宮殿です。
エカテリーナ宮殿  建築様式と庭園が見事な調和を見せている「エカテリーナ宮殿」です。
教会のドーム  エカテリーナ宮殿内にある教会の金色に輝くドームもとても綺麗で思わず見とれてしまいます。
階段  見事な装飾を施した階段です。
階段の壁面  美しい階段の壁面をご覧ください。
玉座の間  「玉座の間」です。
 金箔で、装飾されていて、中にいると、まるで黄金の中に埋もれてしまったようです。
 このほか、修復作業により再現した、内装が全て琥珀が用いられていている有名な「琥珀の間」も見学しましたが、写真撮影は禁止となっていて、ご紹介できないのが残念です。 
玉座の間の壁面  玉座の間の眩い壁面です。
デルフト焼の暖炉  この部屋の大きな暖炉は、オランダのデルフト焼だそうです。
 この焼物のため、わざわざオランダから職人を連れてきたそうです。
豪華な廊下  宮殿内の贅をつくした廊下です。
 一直線上にドアがあり、各部屋が連なっています。
華麗な食器類  女帝エリザヴェータが使用していたという華麗な食器類です。
女帝エリザヴェータの肖像画  宮殿内に掲げられた「女帝エリザヴェータの肖像画」です。
 この女帝により、、1751年から6年をかけ、それまで宮殿の別々に分かれていた棟を一つに統合し、まさしくこの大宮殿が作り上げられたとのことです。
ニコライU世の肖像画  宮殿内の、ロシア最後の皇帝「ニコライU世の肖像画」です。

2005年6月5日

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