スペインとの国境を接するエヴォラは、ローマ時代の城壁に囲まれた街で、あたかも博物館のように、古代ローマ時代から17世紀まで、それぞれの時代を物語る貴重な遺跡が数多く城壁内に同居する街です。
エヴォラに到着したのが、夕刻の5時頃でありましたので、残念ながら、素晴らしい遺跡の数々を殆ど見て回ることができませんでした。
12〜13世紀に建てられた大聖堂で、左右非対称の塔が聳える正面は、要塞のような重々しい感じを受けます。 | |
大聖堂の重厚な入り口です。この大聖堂で必見なのが、ヨーロッパに2台のみというイベリアパイプオルガンです。このパイプオルガンを日本からの天正遣欧少年使節が見事演奏したと伝えられています。 | |
大聖堂内のドームの左右のバラ窓 | 左が「明けの明星」、右が「神秘のバラ」です。 |
「ディアナ神殿」です。 2世紀末にローマ人によって造られたこの神殿は、月の女神に捧げられたものと伝えられています。 円柱の土台と柱頭部分は大理石、柱は花崗岩が用いられおり、現在は、コリント式の円柱が14本のみ残っています。 |
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町の中心にある「ジラルド広場」です。 12世紀、イスラム支配下のエヴォラ攻略戦の英雄ジラルド・センパボルの名をとったモザイクの敷石が美しい広場です。 |
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エヴォラの街並みです。 中央に写っているのは、「サン・フランシスコ教会」です。 16世紀初期に建てられたこの教会には、天井から壁まで、5000体といわれる人骨で覆われている「人骨の礼拝堂」があります。 |
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サン・フランシスコ教会の美しいアズレージョの壁面です。 | |
公園内の「ヴァスコ・ダ・ガマ」の像です。 | |
2002年10月9日