(以下「 」内はNewtonからの引用です)
1 問 題
一般相対性理論の予言−重力によって光が曲げられ,時間の流れが遅くなる(雑誌Newton05年7月号P37)
の図2cに「太陽の近くの時計は地球とくらべて1年で約1分遅れる。」
と書かれてあります。このことが正しいかどうかを現実に照らして見ます。
2 思考実験
(1)太陽の現在の時刻を考える
1年で1分の遅れだから、2年で2分3年で3分遅れます。地球ができたのを40億年前と考えます。すると、そのときから、太陽と地球の時間は1年に1分ずつ違っていることになります。したがって、現在、太陽は地球より40億分遅れています。これは、66,666,666時間です。2,777,777日です。7,610年です。
したがって現在太陽は西暦紀元前5,605年です。
(2)考察
紀元前5605年に太陽を出た光が、8分後、紀元2005年の地球に降り注いでいます。紀元前5605年の8分後が紀元20005年になります。
この仕組みは相対性理論ではどうなっているのでしょう。ニュートン力学では、地球も太陽も同じ時間だから、紀元2005年に太陽を出た光は8分後紀元2005年の地球に降り注いでいるとなってそれほど矛盾なく考えられます。
また、地球に来た太陽の光は、反射して、いくらかは太陽に戻ります。すると、紀元2005年の地球で反射した光が8分後紀元前5605年の太陽に戻ることになります。2005年の8分後が紀元前5605年になっています。これは非ユークリット代数(?)の計算ですか。太陽と地球の間のどこかに時空の大きな穴ぼこが開いていて、そこに落ち込んだ光は変身して、時空を飛び越えるのでしょうか。
また、この光は一部反射して、月にも届きます。これは実際に観測されています。月は地球より質量が、少ないので未来にあるはずです。すると、紀元前5605年の太陽を出た光は8分後、現在の地球で反射して、1秒後、西暦2008年とか2080年とかの(どれくらい月が地球より未来にあるかは私にはわかりませんが、重力で時間が変わるなら、必ず月は未来にあるはずです)未来の月に到達するということになります。この間の所要時間はたったの8分1秒弱です。
また、月へ行ったアームストロング氏は、未来へ行って、また現在に帰ってきたみたいです。アポロはタイムマシーンだったのでしょうか。
このことからいえることは、一般相対性理論の、「重力は時間を遅らせる」という考え方は現実の事象とは相容れないということです。
と思うのですが。いかがでしょう。
そうでないならば、相対時間というものの性質を説明しなければなりません。過去と現在と未来が同時に存在するという時間の性質の定義が必要な気がします。
05年7月9日 並刻記
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おまけ 重力で時間は狂わない