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がんばれ小保方晴子さん31
2015年11月19日
高田敞
週刊文春11月19日号
記事{博士じゃなくなった小保方晴子の再起写真集!?}
について
(以下{ }内は上記、週刊文春からの引用)
問題
{美女とオタクのお騒がせ科学者コンビで}
{一方でその美貌を活かしたオファーにも注目が「美人で、隠れ巨乳との評判ですから、写真集を出せば話題になること必至です。」→「小保方晴子の再起写真集」
考察
ま、この記事を書いた記者はせいぜいこんなくらいのレベルなのでしょう。女性と見れば美女か否か、スタイルはどうか、胸の大きさは、とか。女性イコールセックスとしか考えられないのでしょう。ま、それくらいのレベルの脳みそなのでしょう。
完全な、女性蔑視、セクハラの記事ですね。恥ずかしげもなくこんなことを公の記事として書けること。ものすごい数の人が見るのですよ。良く恥ずかしくないこと。
これを通した、編集責任者はどう考えたのだろう。なにを書いても、小保方氏から反撃されないから平気で記事にしたのだろうか。まるっきり、集団いじめのボスの後ろからちょこちょこ棒でつついている尻馬おべっか使いと同じじゃないですか。天下の週刊文春がね、セクハラとは。
2015年11月18日の朝日新聞の記事に世界経済フォーラムの発表した男女格差の記事があった。それによると、日本は145カ国中101位とか。
だから何、と気にもしないでしょう。しかし、数えてみるとそのひどさが分かる。まず思い出せる国を言ってみよう。30から40は思い出せるかな。その中には、ヨーロッパやアメリカなど、先進諸国のほとんどが含まれているでしょう。中国や、ロシアや、ミャンマーはどうでしょう。それらの国は何位か書いてなかったので、この際除外しますか。次に、地図を見ながら国名をみます。すると、ああそうだ、と思い出す国が、30はあるでしょうか。ほとんどが発展途上国でしょう。でもまだ、70カ国ほどです。残り30は、地図を見ても、知らない国ばかりでしょう。発展途上国にも入らない後進国も多数あります。それでやっと100カ国です。日本の男女同権はその次なのです。ひどいことです。
なぜ、101位と聞いても何とも思わないのか。それがこの記事を書いた人や、これをOKした編集責任者の、心底に染み込んでいる女性蔑視ではないのでしょうか。女性は性の対象であるけれど、なにか成果を出す仕事をする人の対象ではないと心底思いこんでいるからなのでしょう。だから、周りを見回して、女性蔑視があるとは気もつかないのでしょう。それくらい女性蔑視が普遍化しているということなのでしょう。
この記事がその典型だ。セクハラだと気づきもしない。
ところで、記者さん、なぜES細胞から胎盤ができないか知っていますか?TS細胞は何か知っていますか?理研はSTAP細胞はES細胞だと言ったそうですが、その根拠を知っていますか。そんな根拠はどこにもないのだということを知っていますか。
小保方氏が提供した、STAP細胞から若山氏が作った、キメラマウスと、胎盤を調べて、丹羽氏が、STAP細胞だと、確認したのを知っていますか。問題後、理研は肝心の、キメラマウスと、胎盤を検査させないのを知っていますか。
もちろんそんな初歩の初歩くらいご存じだと思います。
理研という、日本の科学会の権威の言うことをうのみにして、何の疑問も抱かずにそれに尾ひれをつけて報道している。権威の尻馬に乗ってやっつけられてグウの音も出ない人を、権威に変わって揶揄している。ジャーナリストなら、少しは権威に対抗して、とまでは言わないけれど、少しは、力ずくで、抵抗できない人をやっつけている権威のやり方を疑問に思ったらどうなのですかね。まあ、週刊誌ですからね。
ついでに
小保方氏はアメリカの研究室で、英語の論文を読み、英語の論文を書き、英語で、議論し、英語でプレゼンをし、それで、研究室から、高く評価されていたのを知ってますか。その研究室から日本に派遣されて、若山研究室で研究をしていたのを知ってますか。費用は全部アメリカの研究室が出していたのですよ。ホテル代も。それくらい科学者として評価されていたのを知ってますよね。ゆくゆくは、教授のポストも、有望視されていたということです。もちろん、記事を書くのだからそれくらい知ってますよね。日本では女性が出る杭になるとひっぱたかれるけど、アメリカでは、若い女性だから、巨乳だから、美人だからといって誰もひっぱたかないのですよ、なしえた仕事を客観的に評価するのです。若い巨乳のチャラチャラした女に何ができる、なんていう、セクハラはないのです。日本では、どんなに業績を上げてもチャラチャラした女といううわさが流れたら、それでおしまいです。
もちろん、あなたは英語の論文読めますか、なんて訊きません。専門が違いますからね。週刊誌の記者なのだから、女性の胸の大きさを見極めるのが仕事なのでしょうから。小保方氏に、女性の胸について記事をかけと言っても、書けないのと同じですから。餅は餅屋、というのでしたっけ。それぞれ専門がありますから。(もちろん、私も頭よくないから英語の論文など読めません)
ま、せいぜい胸の大きさで世の中を計っていてください。いじめられている人がいたら、後ろから行って足でもすくっていてください。それが週刊文春の記者の務めというものなのでしょうから。
問題
{でも、小保方さんの場合は、騒動のなか笹井芳樹さんの自殺という痛ましい事件も起きている}
考察
普通の家庭や会社で不倫疑惑が報道されたらどうなるでしょう。家庭はめちゃめちゃ、会社では居場所がなくなり下手したら職場替えになる可能性があります。日本中にそんな噂を流されたらどこで生きていけばいいというのですか。普通のまじめな人には耐えられないことです。マスコミはそんな報道をしていました。事実かどうか調べもしないで。面白おかしく。売らんかな、だけとは思いたくないですけど、人の暮らしを根こそぎ、ひっくり返して、当然の顔をしている。
集団いじめの後、当事者がよく、冗談だった、遊びだったと言っているのを聞きます。いじめ側は冗談で面白いかもしれません。しかし、言われた方は、それで、崖っぷちに追い詰められていくのです。
週刊誌は面白おかしく、性的報道をして、それで仕事になるのかもしれません。しかし、やられた方はたまったもんじゃありません。「そうだと言ったわけじゃない、噂話だと断っている」というのかもしれません。いじめ自殺のあとの言い訳が、あれは冗談だった、というのと同じです。
この巨乳記事はほんとですか。言われた人の気持ちを考えましたか。彼女はあなたになにか悪いことをしましたか。なぜ卑猥なことを報道していじめるのですか。週刊文春は大きな力を持っているのですよ。鉄棒でぶんなぐるよりはるかにひどい痛みを与えるのですよ。知っていますよね。あなたはそうしたのですよ。あなたはとっても楽しいかも知れせんが。